13.2.45 送信キューの指定(DSCP-Queue)

[書式]


[パラメーター]

value : <0 - 63>
送信キューIDに対応したDSCP値

[入力モード]

ポリシーマップ・クラスモード

[説明]

分類したトラフィッククラスに送信キューを割り当てる。

送信キューの指定にはDSCP値を使用し、「DSCP-送信キューID変換テーブル」に基づいた送信キューが割り当てられる。

no形式で実行した場合、トラフィッククラスに対する送信キューの指定を無効にする。

[ノート]

本コマンドを実行するには、QoSを有効にしておくこと。

送信キュー指定は、プレマーキングと併用することはできない。

DSCP による送信キューの指定は、DSCPトラストモード専用となる。ポリシーマップに、本コマンドを含むクラスマップが一つでも含まれる場合、そのポリシーマップは DSCPトラストモード以外のポートには適用できない。

[設定例]

LANポート #1の受信フレームに対して以下の設定をする
  • 10.1.0.0のネットワークからのトラフィックを許可
  • 分類したトラフィッククラスは送信キュー3(DSCP:24)に変更する
[トラフィッククラスの定義]
SWX2300(config)#ip-access-list 1 permit 10.1.0.0 0.0.255.255
SWX2300(config)#class-map class1
SWX2300(config-cmap)#match access-group 1
SWX2300(config-cmap)#exit

[ポリシーの設定]
SWX2300(config)#policy-map policy1
SWX2300(config-pmap)#class class1
SWX2300(config-pmap-c)#set ip-dscp-queue 24
SWX2300(config-pmap-c)#exit
SWX2300(config-pmap)#exit
SWX2300(config)#interface ge1
SWX2300(config-if)#service-policy input policy1