13.2.4 受信フレームに対するポリシーマップの生成

[書式]


[パラメーター]

name : ポリシーマップ名 (32文字以下、大文字小文字を区別する)
 

[入力モード]

グローバルコンフィグレーションモード

[説明]

ポリシーマップを生成する。ポリシーマップは、受信フレームに対する以下の処理をトラフィッククラス毎にまとめたものである。
  • トラフィック分類
  • プレマーキング
  • メータリング
  • ポリシング
  • リマーキング

本コマンドで生成したポリシーマップは、service-policy inputコマンドによってLAN/SFPポートに適用することができる。 これにより、 ポリシーマップ内の各クラスマップによって受信フレームがトラフィッククラスに分類されるようになり、各トラフィックに対してユーザーの指定したQoS処理が行われるようになる。

生成後、その内容を設定するポリシーマップモードに移動する。

no形式で実行した場合、指定したポリシーマップを削除する。

[ノート]

本コマンドを実行するには、QoSを有効にしておくこと。

指定したポリシーマップが生成済みの場合、前回の設定に対して変更が行なわれる。 ただし、ポリシーマップがLAN/SFPポートに適用済みの場合、編集・削除することはできない。

[設定例]

LANポート #1の受信フレームに対して以下の設定をする。
  • 10.1.0.0のネットワークからのトラフィックを許可
  • CIR:48kbps, CBS:12kbyte, EBS:12kbyteで、帯域クラスを分類
  • Green:転送、Yellow:DSCP値を10に書き換え、Red:破棄
[トラフィッククラスの定義]
SWX2300(config)#ip-access-list 1 permit 10.1.0.0 0.0.255.255
SWX2300(config)#class-map class1
SWX2300(config-cmap)#match access-group 1
SWX2300(config-cmap)#exit

[ポリシーの設定]
SWX2300(config)#policy-map policy1
SWX2300(config-pmap)#class class1
SWX2300(config-pmap-c)#police 48 12 12 yellow-action remark red-action drop
SWX2300(config-pmap-c)#remark-map yellow ip-dscp 10
SWX2300(config-pmap-c)#exit
SWX2300(config-pmap)#exit
SWX2300(config)#interface ge1
SWX2300(config-if)#service-policy input policy1