パソコンなどのTELNETクライアントを使用して、SWX2210のTELNET サーバーに接続し、操作を行います。TELNETを使用した設定を行うためには、まず、接続環境(IPネットワーク)の構築を行い、次に、TELNETサーバーの設定を行います。
SWX2210のIPアドレスの設定については、以下のとおりです。
- IPv4アドレスの初期設定は、VLAN #1に対して、192.168.100.240/24を設定しています。
- IPv4アドレスの変更は、ip addressコマンドで行います。
SWX2210のTELNETサーバー機能については、以下のとおりです。
- TELNETサーバー機能の初期設定は、デフォルトポート(TCPポート 23番)で起動していて、すべてのホストからのアクセスを許可しています。
- 受信ポート番号の変更は、telnet-serverコマンドで行います。
- TELNETサーバーへのアクセスは、ホスト単位で制御でき、telnet-server accessコマンドで設定できます。アクセスを許可するホストを、IPv4/IPv6アドレスで指定してください。
- IPv4/IPv6アドレスを変更したとき、telnet-server accessコマンドはデフォルト設定に戻ります。
また、TELNETクライアントが接続する仮想的な通信ポートのことを"仮想端末(VTY: Virual TYpewriter)ポート"といいます。TELNETクライアントの最大同時接続数は、SWX2210のVTYポート数に依存します。SWX2210のVTYポートについては、以下のとおりです。
- VTYポートの初期設定は、4個のVTYポート(ID:0~3)が使用可能となっています。
- VTYポート数の変更は、line vtyコマンドで行います。(最大4個(ID:0~3))
なお、VTYポートの設定は、line vtyコマンドで対象VTYポートを指定した後、ラインモードに移行して行います。VTYポートの設定はすべてのVTYポートで共通となります。