[コマンドリファレンスと製品版のコマンドの差異] RT60w 付属の CD-ROM の中におさめられているコマンドリファレンスは Rev.5.00.04 を元に書かれていますが、実際の製品にはそれよりも新しいリビ ジョンである Rev.5.00.10 が入っています。 以下に Rev.5.00.04 と Rev.5.00.10 の間で追加/削除されたコマンドについ て記述します。 [1] DHCPクライアントの状態を表示するコマンドを追加した。 ○コマンド仕様 ・DHCPクライアントの状態を表示 [入力形式]     show dhcpc status [パラメータ]     なし [説明]     各DHCPクライアントの状態を表示する。     ip lan address dhcp、ip lan secondary address dhcpで     DNSサーバアドレスやゲートウェイアドレスを取得したときは、     それらも表示する。     ● 各クライアントの状態         ○インタフェース         ○IPアドレス(取得できていないときはその状態)         ○DHCPサーバ         ○リース残時間         ○クライアントID     ● 共通情報         ○DNSサーバ         ○ゲートウェイ [2] rdate / ntpdateコマンドの第2引数として'syslog'を新設した。 ○リモートホストによる時計の設定 [コマンド書式] rdate HOST [syslog] [パラメータ] HOST ip_address ... リモートホストのIPアドレス ホストの名称 syslog ... 出力結果をSYSLOGへ出力することを表すキーワード [説明] ルータの時計を、パラメータで指定したホストの時間に合わせる [ノート] YAMAHAリモートルータ、および、ほとんどのUNIXコンピュータを リモートホストに指定できる。 syslogキーワードを指定した場合には、コマンドの出力結果を INFOレベルのSYSLOGへ出力する。 ○NTPによる時計の設定 [入力形式] ntpdate NTP_SERVER [syslog] [パラメータ] NTP_SERVER ip_address ... NTPサーバのIPアドレス ホストの名称 syslog ... 出力結果をSYSLOGへ出力することを表すキーワード [説明]  NTPを利用してルータの時計を設定する。 [ノート] インターネットに接続している時には、rdateコマンドを使用 した場合よりも精密な時計合わせが必要となる。 NTPサーバとしてはできるだけ近くのものを指定した方が良い。 利用可能なNTPサーバについてはプロバイダに問い合わせること。 YAMAHAリモートルータ自身はNTPサーバとはなれない。 syslogキーワードを指定した場合には、コマンドの出力結果を INFOレベルのSYSLOGへ出力する。 [3] 機器間アナログ通話機能を削除した。これにより、以下の命令が削除され た。 analog extension mode analog extension master analog extension machine-id analog extension machine-id delete show analog extension machine-id ※機器間アナログ通話機能は2001年1月提供予定のファームウェアにより 対応します。