SSH クライアントの公開鍵を格納したファイル (authorized_keys ファイル) を設定する。ユーザーが公開鍵認証する際に使用する。
本コマンドを設定する場合、無名ユーザー以外は事前に login user コマンドでユーザーを登録しておく必要がある。登録されていないユーザーに対して本コマンドを設定するとエラーになる。
user を省略した場合は、無名ユーザーに対する設定となる。
公開鍵認証を使用する場合は、あらかじめ許可する SSH クライアントの公開鍵をファイルに格納しておく必要がある。対応しているファイルのフォーマットは以下のとおり。
[サンプル] 例:RSA 2048bit の公開鍵の場合 ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABIwAAAQEAp3eK3sk60fhHP9zsRgI39tqAoNfljbnCNiJ7horhwu6 1ZyaKDKf8BiiCsKnvFsLIfSgcOejllflBtrFX3bN8iu+me2Ggh52vuIWDS/SUEQNWcYCalY0Ign8u8O zVxldx1QABzuAKEKA654gkhQA40iaCKbKD5RGp4zujqDA6p8Y9o06pC/Ns7GzkgegrMxg40feB+0hjS +K2eY49uqqwqYUYCdNw6bTIJiH6nAgsXSUDjbo3N+b9CY/9/7txKBykt1zt04WCXepngxVRw2ss+JOV kPisDmtl0//Q7Xdi+MxiLKhjeZk3jpqrSHiLon6D30xU/5/FY0cwcRBwrj4Uuw== user1 例:ECDSA 256bit の公開鍵の場合 ecdsa-sha2-nistp256 AAAAE2VjZHNhLXNoYTItbmlzdHAyNTYAAAAIbmlzdHAyNTYAAABBBP211Vy IP8Bg+r8rZhNmRq+ber0+sOaYCsvm5TN1CGt5WpCNkpwkV3c3rxwA6GAgGxuJsSn4J6Bo1mABhHg+YH M= user2
login user コマンドで登録されていないユーザーから接続された場合は、無名ユーザーとして公開鍵認証を試みる。
Rev.23.00 系以降のファームウェアでは無名ユーザーは登録できないため、user は省略することはできない。
RTX5000 は Rev.14.00.32 以降で使用可能。
RTX3500 は Rev.14.00.32 以降で使用可能。
RTX1210 は Rev.14.01.35 以降で使用可能。
RTX830 は Rev.15.02.14 以降で使用可能。