4.44 ポートミラーリング機能の設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

スイッチングハブインタフェースにおいて、特定ポートでの通信を他のポートで観測できる機能を設定する。

LAN インタフェース名にはスイッチングハブを持つインタフェースだけが指定可能である。

[ノート]

LAN 分割機能との併用はできない。

スニファーポートから送出されるパケットの送出レートが回線速度を超えないようにする必要がある。ミラーリングパケットがスニファーポートから送出しきれない場合、他のポート間での通信に影響を与えることがある。

第2書式、および第4書式はフレキシブル LAN/WAN ポートに対応した機種のみで有効である。フレキシブル LAN/WAN ポートに対応した機種では、複数の LAN インタフェースにまたがるミラーリングを行うことができる。ミラーリングパケット以外の通信パケットを除外したい場合、IP アドレスを設定していないLAN インタフェースに所属するポートをスニファーポートとするとよい。

RTX5000、RTX3500 は、このコマンドを実行すると、対象の LAN インタフェースのみがリセットされる。

RTX1220、RTX1210 は、このコマンドを実行すると、lan1 インタフェースのみがリセットされる。

RTX830 は、このコマンドを実行すると、lan1 および lan2 インタフェースが同時にリセットされる。

RTX3510、RTX1300 は、このコマンドを実行すると、全ての LAN インタフェースが同時にリセットされる。

[設定例]

例 1) ポート 4 でポート 1 受信パケットを観測
# lan port-mirroring lan1 4 in 1
例 2) ポート 4 でポート 1 送受信パケットとポート 2 送信パケットを観測
# lan port-mirroring lan1 4 in 1 out 1 2
例 3) RTX1300 で、LAN2(ポート9) で送受信されるパケットをLAN8(ポート8) で観測
# lan flexible-port lan1=1-7 lan2=9 lan3=10 lan8=8
# lan port-mirroring 8 in 9 out 9

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830