4.71 SSH サーバーの公開鍵認証に用いる公開鍵の設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


SSH クライアントの公開鍵を格納したファイル (authorized_keysファイル) に設定を追加する。
本コマンドを実行する場合、無名ユーザー以外は事前に login user コマンドでユーザーを登録しておく必要がある。登録されていないユーザーに対して本コマンドを設定するとエラーになる。
userを省略した場合は、無名ユーザーに対する設定となる。
sshd authorized-keys filename コマンドで指定した authorized_keys ファイルに対して設定を追加する。authorized_keys ファイルやディレクトリーが存在しない場合は、新規に作成する。
コマンド入力後にプロンプトに応じて公開鍵を1つ入力する。入力した公開鍵が、authorized_keys ファイルに追加書き込みされる。公開鍵は、"(公開鍵の種類) (base64 エンコードされた鍵本体) (鍵のコメント)"の順に記載する。4094文字まで入力できる。
公開鍵のフォーマットは、sshd authorized-keys filename コマンドと同様である。
authorized_keys ファイルを削除または初期化したいときは、delete コマンドを使用する。

[ノート]

Rev.23.00 系以降のファームウェアでは無名ユーザーは登録できないため、user は省略することはできない。


RTX5000 は Rev.14.00.32 以降で使用可能。
RTX3500 は Rev.14.00.32 以降で使用可能。
RTX1210 は Rev.14.01.35 以降で使用可能。
RTX830 は Rev.15.02.14 以降で使用可能。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830