[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
1 以上の数値 | 非バックボーンエリア |
IP アドレス表記 (0.0.0.0 は不可 ) | 非バックボーンエリア |
NAME | VALUE | 説明 |
---|---|---|
retransmit-interval | 秒数 | LSA を連続して送る場合の再送間隔を秒単位で設定する。 (1..) |
transmit-delay | 秒数 | リンクの状態が変わってから LSA を送信するまでの時間を秒単位で設定する。 (1..) |
hello-interval | 秒数 | HELLO パケットの送信間隔を秒単位で設定する。 (1..) |
dead-interval | 秒数 | 相手から HELLO を受け取れない場合に、相手がダウンしたと判断するまでの時間を秒単位で設定する。 (1..) |
authkey | 文字列 | プレーンテキスト認証の認証鍵を表す文字列を設定する。(8 文字以内) |
md5key | "(ID),(KEY)" | MD5 認証の認証鍵を表す ID と鍵文字列 KEY を設定する。ID は十進数で 0~255、KEY は文字列で 16 文字以内。MD5 認証鍵は 2 つまで設定できる。複数の MD5 認証鍵が設定されている場合には、送信パケットは同じ内容のパケットを複数個、それぞれの鍵による認証データを付加して送信する。受信時には鍵 ID が一致する鍵が比較対象となる。 |
md5-sequence-mode | "second" | 送信時刻の秒数 |
"increment" | 単調増加 |
・hello-interval/dead-interval について
hello-interval と dead-interval の値は、そのインタフェースから直接通信できるすべての近隣ルーターとの間で同じ値でなくてはいけない。これらのパラメータの値が設定値とは異なっている OSPFHELLO パケットを受信した場合には、それは無視される。
・MD5 認証鍵について
MD5 認証鍵を複数設定できる機能は、MD5 認証鍵を円滑に変更するためである。
通常の運用では、MD5 認証鍵は 1 つだけ設定しておく。MD5 認証鍵を変更する場合は、まず 1 つのルーターで新旧の MD5 認証鍵を 2 つ設定し、その後、近隣ルーターで MD5 認証鍵を新しいものに変更していく。そして、最後に 2 つの鍵を設定したルーターで古い鍵を削除すれば良い。