58.1 ログの表示

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

ルーターの動作状況を記録したログを表示する。


ログの最大保持件数を下表に示す。

機種 ファームウェア 件数
RTX5000 すべてのリビジョン 20000
RTX3510 すべてのリビジョン 20000
RTX3500 すべてのリビジョン 20000
RTX1300 すべてのリビジョン 10000
RTX1220 すべてのリビジョン 10000
RTX1210 すべてのリビジョン 10000
RTX830 すべてのリビジョン 10000

最大数を越えた場合には、発生時刻の古いものから消去されていく。最大数以上のログを保存する場合には、syslog host コマンドでログを SYSLOG サーバーに転送して、そちらで保存する必要がある。

意図しないリブートが発生したときは、'saved' を指定することでリブート直前のログを表示することができる。

このコマンドでは、通常は発生時刻の古いものからログを順に表示するが、'reverse' を指定することで新しいものから表示させることができる。

パワーオフ・ログ保存機能に対応していない機種では、ルーターの電源を切るとログは消去される。

external-memory を指定した場合は、外部メモリ内の SYSLOG ファイルを表示する。

external-memory backup を指定した場合は、バックアップファイルの一覧を古いものから順に表示する。バックアップファイルの中身を表示するには、表示されたファイル名の日時データ (yyyymmdd_hhmmss 形式で表される文字列の15桁) を fileid に指定すると表示させることができる。

[ノート]


restart コマンドや TFTP によるファームウェアのバージョンアップなどで電源を入れたままルーターが再起動した場合でも、電源を切らない限りはログは保存される。

external-memory を指定した場合は以下の制限がある。
  • 外部メモリ内の暗号化したログファイルは表示できない
  • リダイレクトを指定できない


external-memory を指定して、external-memory syslog filename コマンドが設定されていない場合は実行エラーとなる。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830