30.4.1 IPv6 の経路情報の追加

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


IPv6 の経路情報を追加する。LAN インタフェースが複数ある機種ではスコープ識別子でインタフェースを指定する必要がある。インタフェースに対応するスコープ識別子はshow ipv6 address コマンドで表示される。
LAN インタフェースがひとつである機種に関しては、スコープ識別子が省略されると LAN1 が指定されたものとして扱う。
gateway のパラメーターとしてフィルタ型経路を指定した場合には、記述されている順にフィルタを適用していき、適合したゲートウェイが選択される。
適合するゲートウェイが存在しない場合や、フィルタ型経路が指定されているゲートウェイが一つも記述されていない場合には、フィルタ型経路が指定されていないゲートウェイが選択される。
フィルタ型経路が指定されていないゲートウェイも存在しない場合には、その経路は存在しないものとして処理が継続される。
フィルタ型経路が指定されていないゲートウェイが複数記述された場合の経路の選択は、それらの経路を使用する時点でラウンドロビンにより決定される。

なお LOOPBACK インタフェース、NULL インタフェースは常にアップ状態なので、hide オプションは指定はできるものの意味はない。

[ノート]

RTX3510、RTX1300、RTX1220、RTX1210、RTX830 では、PP インタフェースの dlci= オプションは指定できない。
ra interface は RTX830 Rev.15.02.27 以降、RTX1220 Rev.15.04.05 以降、RTX1300 Rev.23.00.05 以降、および、Rev.23.01 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。
ブリッジインタフェースは RTX5000 / RTX3500 Rev.14.00.12 以降のファームウェア、および、Rev.14.01 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。
filter オプションは RTX3510 Rev.23.01.02 以降、RTX1300 Rev.23.00.12 以降、RTX830 Rev.15.02.30 以降で指定可能。
dpi オプションは RTX1300 Rev.23.00.12 以降、RTX830 Rev.15.02.30 以降で指定可能。

[拡張ライセンス対応]

拡張ライセンスをインポートすると、以下のパラメーターに入力できる上限値が拡張される。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830