30.7.3 IPv6 動的フィルターの定義

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


IPv6 の動的フィルターを定義する。第 1 書式では、あらかじめルーターに登録されているアプリケーション名を指定する。第 2 書式では、ユーザーがアクセス制御のルールを記述する。キーワードの filter、in、out の後には、ipv6 filter コマンドで定義されたフィルター番号を設定する。
filter キーワードの後に記述されたフィルターに該当するコネクション ( トリガー ) を検出したら、それ以降 in キーワードと out キーワードの後に記述されたフィルターに該当するコネクションを通過させる。in キーワードはトリガーの方向に対して逆方向のアクセスを制御し、out キーワードは動的フィルターと同じ方向のアクセスを制御する。なお、ipv6 filter コマンドの IP アドレスは無視される。 pass/reject の引数も同様に無視される。
ここに記載されていないアプリケーションについては、filter キーワードを使って定義することで扱える可能性がある。特に snmp のように動的にポート番号が変化しないプロトコルの扱いは容易である。

tcp か udp を設定することで扱える可能性がある。特に、telnet のように動的にポート番号が変化しないプロトコルは tcp を指定することで扱うことができる。

[ノート]


srcaddr および dstaddr は IPv6 アドレスと FQDN と map-e を混合することも可能。

srcaddr および dstaddr への FQDN の指定は RTX5000 Rev.14.00.32 以降、RTX3500 Rev.14.00.32 以降、RTX1210 Rev.14.01.41 以降、RTX830 Rev.15.02.24 以降、RTX1220 Rev.15.04.04 以降、および Rev.23.00 系以降で指定可能。

srcaddr および dstaddr への map-e の指定は RTX5000 Rev.14.00.32 以降、 RTX3500 Rev.14.00.32 以降、 RTX1210 Rev.14.01.40 以降、 RTX830 Rev.15.02.20 以降、および Rev.15.04 系以降で指定可能。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830