13.2.12 サイズエラーで切り詰められたフレームに対して、ICMP エラー(Packet Too Big) を送信するか否かの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

LAN インタフェースで受信したが、そのインタフェースの MTU を越える長さだったために切り詰められたフレームに対して ICMP Packet Too Big を送信するか否かを設定する。

[ノート]

ジャンボフレームを使用する LAN では、ホストやスイッチングハブによってジャンボフレームの最大値が異なる。そのため、LAN 上に存在するすべての機器のジャンボフレームサイズをそろえておかないと通信できなくなってしまう。

設定ミスにより、ルーターのフレームサイズより大きなフレームを送信するよう設定されたホストがあった時に、ルーターは通常、自身のインタフェースの MTU を越える長さのフレームを受信した場合には単にそれを破棄するが、このコマンドを on と設定しておくとそのようなフレームにも ICMP エラーを返すようになる。このことにより経路 MTU 探索が有効に働き、ホストが早めにフレームサイズを小さく切り詰めることが期待できる。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300