13.1.14 切り詰められたパケットに対して、ICMP Destination Unreachable を送信するか否かの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

LAN インタフェースで受信したが、そのインタフェースの MTU を越える長さだったために切り詰められたパケットに対して ICMP Destination unreachable (Fragmentation needed) を送信するか否かを設定する。

[ノート]

ジャンボフレームを使用する LAN では、ホストやスイッチングハブによってジャンボフレームの最大値が異なる。そのため、LAN 上に存在するすべての機器のジャンボフレームサイズをそろえておかないと通信できなくなってしまう。

設定ミスにより、ルーターのフレームサイズより大きなパケットを送信するよう設定されたホストがあった時に、ルーターは通常、自身のインタフェースの MTU を越える長さのパケットを受信した場合には単にそれを破棄するが、このコマンドを on と設定しておくとそのようなパケットにも ICMP エラーを返すようになる。このことにより経路 MTU 探索が有効に働き、ホストが早めにフレームサイズを小さく切り詰めることが期待できる。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300