24.2 DNS サーバーの IP アドレスの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


DNS サーバーの IP アドレスを指定する。
この IP アドレスはルーターが DHCP サーバーとして機能する場合に DHCP クライアントに通知するためや、IPCP の MS 拡張オプションで相手に通知するためにも使用される。
他のコマンドでも DNS サーバーが設定されている場合は、最も優先順位の高いコマンドの設定が使用される。DNS サーバー を設定する各種コマンドの優先順位は、本章冒頭の説明を参照。

edns オプションを省略、または edns=off を指定すると、対象の DNS サーバーへの名前解決は DNS で通信を行う。
edns=on を指定すると、対象の DNS サーバーへの名前解決は EDNS で通信を行う。
edns=on で名前解決ができない場合、edns=off に変更すると名前解決できる場合がある。
EDNSはバージョン 0 に対応。

nat46 オプションを指定すると DNS46 機能が有効になり、この DNS サーバー宛ての A レコードの問い合わせを AAAA レコードの問い合わせに変換する。
また、DNS サーバーからの応答に含まれる AAAA レコードを、nat46 ip address pool コマンドの設定値を使用して A レコードに変換する。変換した A レコードは、DNS キャッシュに登録する。
tunnel_num には、tunnel translation nat46 コマンドを設定したトンネルインターフェースの番号を指定する。

[ノート]


edns オプションは以下の機種およびリビジョンで使用可能。
RTX5000、RTX3500 は Rev.14.00.29 以降。
RTX830 は Rev.15.02.14 以降。
RTX1210 は Rev.14.01.35 以降。
RTX1300、RTX1220、RTX3510 はすべてのリビジョン。

nat46 オプションは以下の機種およびリビジョンで使用可能。
RTX830 Rev.15.02.20 以降で使用可能。
RTX1220 Rev.15.04.04 以降で使用可能。
Rev.23 系以降のすべてのファームウェアで使用可能。

[拡張ライセンス対応]

拡張ライセンスをインポートすると、以下のパラメーターに入力できる上限値が拡張される。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830