12.1.2 RFC2131 対応動作の設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


DHCP サーバーの動作を指定する。on の場合には RFC2131 準拠となる。off の場合には、RFC1541 準拠の動作となる。
また RFC1541 をベースとして RFC2131 記述の個別機能のみを対応させる場合には以下のパラメータで指定する。これらのパラメータはスペースで区切り複数指定できる。except キーワードを指示すると、指定したパラメータ以外の機能が RFC2131 対応となる。

broadcast-nak 同じサブネット上のクライアントに対しては DHCPNAK はブロードキャストで送る。DHCPREQUEST をクライアントが INIT-REBOOT state で送られてきたものに対しては、giaddr 宛であれば Bbit を立てる。
none-domain-null 本ドメイン名の最後に NULL 文字を付加しない。RFC1541 ではドメイン名の最後に NULL 文字を付加するかどうかは明確ではなかったが、RFC2131 では禁止された。一方、Windows NT/2000 の DHCP サーバーは NULL 文字を付加している。そのため、Windows 系の OS での DHCP クライアントは NULL 文字があることを期待している節があり、NULL 文字がない場合には winipcfg.exe での表示が乱れるなどの問題が起きる可能性がある。
remain-silent クライアントから DHCPREQUEST を受信した場合に、そのクライアントのリース情報を持っていない場合には DHCPNAK を送らないようにする。
reply-ack クライアントから、リース期間などで許容できないオプション値 ( リクエスト IP アドレスは除く ) を要求された場合でも、DHCPNAK を返さずに許容値を格納した DHCPACK を返す。
use-clientid クライアントの識別に chaddr フィールドより Client-Identifier オプションを優先して使用する。

[ノート]

工場出荷状態およびcold start コマンド実行後の本コマンドの設定値については「1.7 工場出荷設定値について」を参照してください。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830