12.1.4 DHCP スコープの定義

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


DHCP サーバーとして割り当てる IP アドレスのスコープを設定する。
除外 IP アドレスは複数指定できる。リース期間としては無期限を指定できるほか、DHCP クライアントから要求があった場合の許容最大リース期間を指定できる。

[ノート]


RTX5000 / RTX3500 Rev.14.00.26 以降、RTX1210 Rev.14.01.28以降、RTX830 Rev.15.02.03以降、Rev.15.04 系以降のファームウェアでは、同一ネットワークのDHCPスコープを複数設定できる。
複数の DHCP スコープで同一の IP アドレスを含めることはできない。IP アドレス範囲にネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスを含む場合、割り当て可能アドレスから除外される。
DHCP リレーエージェントを経由しない DHCP クライアントに対して gateway キーワードによる設定パラメータが省略されている場合にはルーター自身の IP アドレスを通知する。
expire の設定値は maxexpire の設定値以下でなければならない。
工場出荷状態およびcold start コマンド実行後の本コマンドの設定値については「1.7 工場出荷設定値について」を参照してください。

RTX5000 / RTX3500 の Rev.14.00.21 以前、および、 RTX1210 の Rev.14.01.20 以前では、dhcp scope コマンドを実行した場合に、同一のスコープ ID を持つ以下のコマンドの設定が消去される。
  • dhcp scope bind
  • dhcp scope option

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830