1.3 インタフェース名について


コマンドの入力形式において、ルーターの各インタフェースを指定するためにインタフェース名を利用します。
インタフェース名は、インタフェース種別とインタフェース番号を間に空白をおかずに続けて表記します。インタフェース種別には、"lan"、"bri"、"pri" があります。インタフェース番号は、インタフェースの種別ごとに起動時に検出された順番で振られていきます。
また、BRI 拡張モジュールのように、1 つのモジュールに複数のインタフェースがある場合には、インタフェース番号はモジュールに振られた番号とモジュール内の番号をピリオド (.) でつなげた形式となります。
lan インタフェースについては、LAN 分割機能を適用した場合に分割された LAN はピリオド (.) でつなげた形式となります。
RTX5000、RTX3500、RTX1220、RTX1210、RTX830 では LAN 分割機能の拡張機能として VLAN インタフェースが使用できます。
タグ VLAN はスラッシュ (/) でつなげた形式となります。

インタフェースの種類 インタフェース名
メインモジュール上の LAN lan1
タグ VLAN lan1/1, lan1/2, ...
LAN 分割機能の LAN lan1.1, lan1.2, ...
LAN 分割機能の拡張機能の LAN vlan1,vlan2, ...
メインモジュール上の BRI bri1
1 つ目の BRI モジュール bri1.1, bri1.2, ...
2 つ目の BRI モジュール bri2.1, bri2.2, ...
1 つ目の PRI モジュール pri1
また、仮想的なインタフェースである loopback インタフェースと null インタフェースを指定できます。
インタフェースの種類 インタフェース名
LOOPBACK loopback1, loopback2, ...loopback9
NULL null
RTX5000 / RTX3500 Rev.14.00.12 以降のファームウェア、および、Rev.14.01 系以降のすべてのファームウェアで仮想的なインタフェースであるブリッジインタフェースを指定できます。
インタフェースの種類 インタフェース名
BRIDGE bridge1