45.1 ブリッジインタフェースに収容するインタフェースを設定する

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


仮想インタフェースであるブリッジインタフェースに収容するインタフェースを指定する。
収容したインタフェース間でブリッジ動作が行われる。
トンネルインタフェースを収容した場合、L2TPv3 トンネルが確立しているトンネルインタフェースでのみブリッジ動作が行われる。

[ノート]


・収容する LAN インタフェースについて
収容した実インタフェースに IPv4,IPv6 アドレスを付与してはならない。
収容した実インタフェースの IPv6 リンクローカルアドレスは削除される。
収容する LAN インタフェースの MTU はすべて同一の値でなければならない。
いずれかのブリッジインタフェースに収容した実インタフェースは、他のブリッジインタフェースに収容することはできない。
収容するインタフェースがスイッチングハブを持つインタフェースである場合、スイッチングハブのポート間で完結する通信は本機能によるブリッジ動作ではなく、スイッチングハブ LSI 内部で処理される。
VLAN インタフェース名を指定できるのは LAN 分割機能の拡張機能に対応した機種のみである。


・収容するトンネルインタフェースについて
収容するトンネルインタフェースの MTU は無効となり、トンネルインタフェースでフラグメントは行われず、カプセル化されたパケットの送信インタフェースの MTU に従ってフラグメントが発生する。
いずれかのブリッジインタフェースに収容したインタフェースは、他のブリッジインタフェースに収容することはできない。
収容するインタフェースとしてトンネルインタフェースを設定できるのは L2TPv3 機能が実装されているモデルのみである。


・ブリッジインタフェースについて
ブリッジインタフェースのリンク状態は収容した LAN インタフェースまたはトンネルインタフェースのリンク状態に応じて変化する。
いずれかの収容したインタフェースがアップ状態だった場合、ブリッジインタフェースはアップ状態になる。
すべてのインタフェースがダウン状態だった場合、ブリッジインタフェースもダウン状態になる。
ブリッジインタフェースの MAC アドレスは、収容した LAN インタフェースのうち、インタフェース番号がもっとも小さいインタフェースのアドレスを使用する。


RTX830では、トンネルインタフェースの範囲指定に対応していない。


RTX5000 は Rev.14.00.12 以降で使用可能。
RTX3500 は Rev.14.00.12 以降で使用可能。

[拡張ライセンス対応]

拡張ライセンスをインポートすると、ブリッジインターフェースに収容できるインターフェース (interface) の最大個数が拡張される。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3510, RTX3500, RTX1300, RTX1220, RTX1210, RTX830