[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
on | NAT トラバーサルの動作を有効にする |
off | NAT トラバーサルの動作を無効にする |
[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
off | 送信しない |
30-100000 | 時間[秒] |
[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
on | 通信経路上に NAT がなくても NAT トラバーサルを使用する |
off | 通信経路上に NAT がなければ NAT トラバーサルを使用しない |
[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
1 | ヤマハルーターの従来の動作との互換性を保持する |
2 | NAT トラバーサル使用時に交換するペイロードを一部の実装に合わせる |
NAT トラバーサルの動作を設定する。この設定があるときには、IKE で NAT トラバーサルの交渉を行う。
相手が NAT トラバーサルに対応していないときや、通信経路上に NAT の処理がないときには、NAT トラバーサルを使用せず、ESP パケットを使って通信する。
対向のルーターや端末でも NAT トラバーサルの設定が必要である。いずれか一方にしか設定がないときには、NAT トラバーサルを使用せず、ESP パケットを使って通信する
type に対応した機種同士で接続する場合、typeを同じ設定にして接続する必要がある。また、type に 2 を指定した場合、type に対応していない機種との接続はできない。
IKEv2 では、イニシエータとして動作する場合のみ switch パラメータが影響する。このオプションは、通信経路上に NAT 処理がなくても NATトラバーサル動作が必要な対向機器と接続する場合に使用する。なお、通常は 'off'にしておくことが望ましい。
ipsec ike esp-encapsulation コマンドとの併用はできない。
また、IPComp が設定されているトンネルインタフェースでは利用できない。
IKEv1 では、メインモードおよび、アグレッシブモードの ESP トンネルでのみ利用できる。AH では利用できず、トランスポートモードでも利用できない。
ただし、L2TP/IPsec と L2TPv3 を用いた L2VPN で使用される IKEv1 では、メインモードかつトランスポートモードの ESP トンネルでも利用できる。
IKEv2 では、ESP トンネルを確立する場合のみ利用できる。 AH では利用できず、トランスポートモードでも利用できない。
Rev.8.03.43 以降で使用可能。
IKEv1メインモードでのNATトラバーサルは、RTX810 Rev.11.01.31 以降、RTX5000、RTX3500 Rev.14.00.22 以降、RTX1210 Rev.14.01.20 以降のファームウェア、および、Rev.15.02 系以降のすべてのファームウェアで利用できる。
force オプションは、RTX3000 Rev.9.00.50 以降、RTX1200 Rev.10.01.22 以降のファームウェア、および、Rev.11.01 系以降のすべてのファームウェアで使用できる。
type オプションは、RTX810 Rev.11.01.31 以降、RTX5000、RTX3500 Rev.14.00.22 以降、RTX1210 Rev.14.01.20 以降のファームウェア、および、Rev.15.02 系以降のすべてのファームウェアで使用できる。