ルーターの動作状況を記録したログを表示する。
ログの最大保持件数を下表に示す。
機種 | ファームウェア | 件数 |
---|---|---|
RTX5000 | すべてのリビジョン | 20000 |
RTX3500 | すべてのリビジョン | 20000 |
RTX3000 | Rev.9.00.56 以降 | 3000 |
RTX1220 | すべてのリビジョン | 10000 |
RTX1210 | すべてのリビジョン | 10000 |
RTX1200 | すべてのリビジョン | 10000 |
RTX830 | すべてのリビジョン | 10000 |
RTX810 | すべてのリビジョン | 3000 |
上記以外の機種 | 500 |
最大数を越えた場合には、発生時刻の古いものから消去されていく。最大数以上のログを保存する場合には、syslog host コマンドでログを SYSLOG サーバーに転送して、そちらで保存する必要がある。
意図しないリブートが発生したときは、'saved' を指定することでリブート直前のログを表示することができる。
このコマンドでは、通常は発生時刻の古いものからログを順に表示するが、'reverse' を指定することで新しいものから表示させることができる。
パワーオフ・ログ保存機能に対応していない機種では、ルーターの電源を切るとログは消去される。
external-memory を指定した場合は、外部メモリ内の SYSLOG ファイルを表示する。
external-memory backup を指定した場合は、RTX1200 では、SYSLOG バックアップファイルの中身を表示する。Rev.11.01 系以降のファームウェアでは、バックアップファイルの一覧を古いものから順に表示する。バックアップファイルの中身を表示するには、表示されたファイル名の日時データ (yyyymmdd_hhmmss 形式で表される文字列の15桁) を fileid に指定すると表示させることができる。
restart コマンドや TFTP によるファームウェアのバージョンアップなどで電源を入れたままルーターが再起動した場合でも、電源を切らない限りはログは保存される。
saved オプションは、RTX3000 Rev.9.00.56 以降、RTX1200 Rev.10.01.36 以降、SRT100 Rev.10.00.61 以降のファームウェア、および、Rev.11.01 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。 RTX5000、RTX3500、RTX1210、RTX830、RTX1220 以外の機種では saved オプションを指定することで表示されるログは電源を切ると消去される。
external-memory を指定して、external-memory syslog filename コマンドが設定されていない場合は実行エラーとなる。
external-memory、backup パラメータは RTX1200 Rev.10.01.11 以降のファームウェア、および、Rev.11.01 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。
fileid パラメータは Rev.11.01 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。