34.7 仮想リンク設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

仮想リンクを設定する。仮想リンクはrouter_id で指定したルーターに対して、area で指定したエリアを経由して設定される。parameters では、仮想リンクのパラメータが設定できる。パラメータは NAME=VALUE の形で指定され、以下の種類がある。
NAME VALUE 説明
retransmit-interval 秒数 (1...65535) LSA を連続して送る場合の再送間隔を秒数で設定する。
transmit-delay 秒数 (1...65535) リンクの状態が変わってから LSA を送信するまでの時間を秒単位で設定する。
hello-interval 秒数 (1...65535) HELLO パケットの送信間隔を秒単位で設定する。
dead-interval 秒数 (1...65535) 相手から HELLO を受け取れない場合に、相手がダウンしたと判断するまでの時間を秒単位で設定する。

[ノート]


・hello-interval/dead-interval について
hello-interval と dead-interval の値は、そのインタフェースから直接通信できるすべての近隣ルーターとの間で同じ値でなくてはならない。これらのパラメータの値が設定値とは異なっている HELLO パケットを受信した場合には、それは無視される。


・インスタンス ID について
本機のインスタンス ID は常に 0 であり、OSPFv3 パケットを受信する場合には、同じ値を持つパケットのみを受信する。


・出力インタフェースについて
仮想リンクを設定した場合、経由するエリアへの出力インタフェースにグローバルアドレスが付与されていなければ、仮想リンクは使用できない。


RTX1200 は Rev.10.01.53 以降で使用可能。
RTX810 は Rev.11.01.21 以降で使用可能。

[適用モデル]

RTX5000, RTX3500, RTX3000, RTX1220, RTX1210, RTX1200, RTX830, RTX810