設定値 | 説明 |
---|---|
1..100 (RTX5000、RTX3500、RTX3000) | クラス |
1..16 ( 上記以外 ) |
[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
0-7 | CoS 値 |
precedence | 転送するパケットの TOS の precedence(0-7) を ToS-CoS 変換として COS 値に格納する |
icmp | 1 |
tcp | 6 |
udp | 17 |
ニーモニック | ポート番号 |
---|---|
ftp | 20,21 |
ftpdata | 20 |
telnet | 23 |
smtp | 25 |
domain | 53 |
gopher | 70 |
finger | 79 |
www | 80 |
pop3 | 110 |
sunrpc | 111 |
ident | 113 |
ntp | 123 |
nntp | 119 |
snmp | 161 |
syslog | 514 |
printer | 515 |
talk | 517 |
route | 520 |
uucp | 540 |
submission | 587 |
クラス分けのためのフィルターを設定する。
precedence 形式の場合、転送するパケットの TOS フィールドの precedence(0-7) に応じてクラス (1-8) を分けて優先制御もしくはシェーピング、Dynamic Traffic Control や CBQ による帯域制御を行う。 precedence 値からクラスへの変換は、 mapping オプションにより指定 できる。例えば、以下の例では precedence 値=1をクラス8に、 precedence 値=4をクラス3に変換する。
queue class filter 1 precedence mapping=1:8,4:3 ip *
mapping オプション全体を省略した場合、あるいは mapping オプションは指定しているものの、その中で記述しなかった precedence 値に ついては以下の表のような変換が行われる。
precedence値 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
precedence 形式は RTX5000、RTX3500、RTX3000、RTX1500、RTX1220、RTX1210、RTX1200、RTX1100、RTX830、RTX810、SRT100 で指定可能である。 mapping オプションは RTX5000、RTX3500、RTX3000、RTX1220、RTX1210、RTX1200、RTX1100、RTX830、RTX810、SRT100 で指定可能である。
dscp 形式の場合、転送するパケットの DS フィールドの DSCP 値により定義される PHB に応じてクラス (1-9) を分けて優先制御もしくはシェーピングや Dynamic Traffic Control による帯域制御を行う。RTX5000、RTX3500、RTX3000、RTX1500、RTX1220、RTX1210、RTX1200 で指定可能である。
cos=cos 指定を行うと、フィルターに合致したパケットに付加される IEEE802.1Q タグの user_priority フィールドには、指定した CoS 値が格納される。cos に precedence を指定した場合、そのパケットの IP ヘッダの precedence 値に対応する値が user_priority フィールドに格納される。cos パラメータは RTX5000、RTX3500、RTX3000、RTX1500、RTX1220、RTX1210、RTX1200、RTX1100、RTX830、RTX810、RT107e で指定可能である。
パケットフィルターに該当したパケットは、指定したクラスに分類される。このコマンドで設定したフィルターを使用するかどうか、あるいはどのような順番で適用するかは、各インターフェースにおけるqueue interface class filter list コマンドで設定する。
application、または、group_num を指定した場合、DPI のアプリケーション識別結果を利用したクラス分けが行われる。アプリケーションの識別が完了したパケットは、直ちに指定のクラスに分類されるようになる。識別処理中のパケットや DPI がアクティベーション中で識別されなかったパケットは、DPI のフィルターにはマッチせず、通常の設定に従ってクラスに分類される。
class1 とclass2 を「/」( スラッシュ ) で連結して指定することができる。class2 は RTX5000、RTX3500、RTX3000 で指定可能。
RTX1200 Rev.10.01.47 以降のファームウェア、および、Rev.11.01 系以降のすべてのファームウェアで src_port または dest_port に submission を指定可能。
RTX1500 は Rev.8.03 系で dscp パラメータを指定可能。
RTX1200 は Rev.10.01.29 以降で dscp パラメータを指定可能。
IPv6 アドレスは RTX1100 / RT107e Rev.8.03.92 以降、RTX3000 Rev.9.00.56 以降、SRT100 Rev.10.00.61 以降、RTX1200 Rev.10.01.42 以降、RTX810 Rev.11.01.09 以降のファームウェア、および、Rev.14.00 系以降のすべてのファームウェアで指定可能。
application パラメータ、および group_num パラメータは、RTX830 の Rev.15.02.13 以降で指定可能。
src_addr および dest_addr へのFQDNの指定は RTX5000 Rev.14.00.26以降、RTX3500 Rev.14.00.26以降、RTX1210 Rev.14.01.26 以降、RTX830 Rev.15.02.03 以降、RTX810 Rev.11.01.28 以降、RTX1220 で指定可能。
# queue class filter 1 4 ip * * udp 5004-5060 * # queue class filter 2 10/3 ip * 172.16.1.0/24 tcp telnet * # queue class filter 5 precedence ip 172.16.5.0/24 * tcp * * # queue class filter 6 precedence/4 ip * 172.16.6.0/24 tcp * * # queue class filter 10 dscp ip 172.16.10.0/24 * # queue class filter 11 dscp/4 ip * 172.16.11.0/24 # queue class filter 12 4 ip dpi * * @audio_video