26.10 IP マスカレードテーブルの TTL 処理方式の設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

制御チャネルとデータチャネルからなるアプリケーションにおいて、データチャネル上でのデータ転送中に、対応する制御チャネルが消滅することによるデータ通信不良が発生しないようにするために、制御チャネルとデータチャネルの両 IP マスカレードテーブルの TTL を同期させる方法を設定する。


auto と設定した場合には、ルーターが自動認識可能なアプリケーションのコネクションに対応するテーブルの TTL を同期させる。
all と設定した場合には、同じホストによるすべてのコネクションに対応するテーブルの TTL を同期させる。ftp と設定した場合には、FTP コネクションに対応するテーブルの TTL のみを同期させる。

[ノート]


all と設定した場合には、多くのテーブルの TTL が同期して、多くのテーブルが残留するために、内部リソースが枯渇することがある。
auto と設定した場合に正常動作しないアプリケーションがあるときは all と設定しなければならない。

[適用モデル]

RTX1500, RTX1100, RT250i, RT107e