40.3 統計情報を書き出すファイル名のプレフィックスの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


統計情報を書き出すファイル名のプレフィックス ( 接頭語 ) を設定する。
実際のファイル名は、このプレフィックスをもとにして自動的に決まる。
例えば、プレフィックスを「yamaha」と設定した場合、LAN2 インタフェースのトラフィック量を書き出すファイル名は、yamaha_traffic_lan2_20071231.csv のようになる。暗号化をしないときには、cryptopassword パラメータを指定してはならない。

[ノート]


term として daily を設定したときには 1 日ごとに新しいファイルが生成されるが、統計情報のファイル数は 100 個に制限されているため、統計情報の種類を絞るか、頻繁にファイルを削除しないと、すぐにファイルが最大数に達してしまうので注意が必要である。
実際のファイル名は、prefix の後に種別や日付を表す文字列が加わる。

ファイル名の書式は以下に従う。 prefix_type[_id]_yyyymm[dd].ext
  • prefix
    • 本コマンドにより設定される任意の文字列
  • type
    • 統計情報の種類
      cpu CPU 使用率
      memory メモリ使用率
      flow ファストパスのフロー数
      route 経路数
      nat NAT テーブルのエントリー数
      filter ポリシーフィルターのセッション数
      traffic インタフェース別のトラフィック量
      qos QoS のクラス別のトラフィック量
  • id
    • id の意味は統計情報の種類によって異なる
      • インタフェース別のトラフィック量...........インタフェースを表す
      • QoS のクラス別のトラフィック量.............インタフェースとクラスを表す
      • これ以外の統計情報では id は省略される
  • yyyy
    • 西暦 (4 桁 )
  • mm
    • 月 (2 桁 )
  • dd
    • 日 (2 桁 )
      • ファイルを月ごとに分割するときには、 dd は省略される
  • ext
    • 拡張子
      csv CSV
      rtfg 暗号化されたファイル

外部メモリに暗号化して保存したファイルは、PC上で RT-FileGuard を使用して復号することができる。


Rev.10.00.60 以降では、prefix に指定可能な文字数は"usb1:"などのプレフィックスを含めずに半角 15 文字以内。
上記以外では、prefix に指定可能な文字数は"usb1:"などのプレフィックスを含めて半角 15 文字以内。

[適用モデル]

SRT100