[書式]
- pp backup none
- pp backup pp peer_num [ipsec-fast-recovery=action]
- pp backup interface ip_address
- pp backup tunnel tunnel_num
- no pp backup
[設定値及び初期値]
- none : バックアップ動作しない
- peer_num
- [設定値] : バックアップ先として PP を使用する場合の相手先情報番号
- [初期値] : -
- action : バックアップから復帰した直後に SA の再構築を実施するか否か
[設定値] :
設定値 |
説明 |
on |
再構築する |
off |
再構築しない |
- [初期値] : off
- interface
- [設定値] : バックアップ先として使用する LAN インタフェース
- [初期値] : -
- ip_address
- [設定値] : ゲートウェイの IP アドレス
- [初期値] : -
- tunnel_num
- [設定値] : トンネルインタフェース番号
- [初期値] : -
[説明]
PP インタフェースが切断されたときにバックアップするインタフェースを指定する。
バックアップ先のインタフェースが PP インタフェースの場合には、ipsec-fast-recovery オプションを設定できる。このオプションで on を設定したときには、バックアップから復帰した直後に IPsec の SA をすぐに再構築するため、IPsec の通信が可能になるまでの時間を短縮できる。
[ノート]
このコマンドは PP インタフェースごとに設定できる。
PP インタフェースの切断を検知するためにpp always-on コマンドで on を設定する必要がある。専用線の場合にはpp always-on コマンドの代わりに、pp keepalive use lcp-echo コマンドを使用する。
RT107e は R ev.8.03.42 以降で使用可能。
[拡張ライセンス対応]
拡張ライセンスをインポートすると、以下のパラメーターに入力できる上限値が拡張される。
tunnel_num
ライセンス名 |
拡張後の上限値 |
YSL-VPN-EX1 |
100 |
peer_num
ライセンス名 |
拡張後の上限値 |
YSL-VPN-EX1 |
100 |
[適用モデル]
RTX5000, RTX3500, RTX3000, RTX1500, RTX1220, RTX1210, RTX1200, RTX1100, RTX830, RTX810, RT250i, RT107e