優先制御/帯域制御

優先制御と帯域制御の機能は、インターフェースに入力されたパケットの順序を入れ換えて別のインターフェースに出力します。これらの機能を使用しない場合には、パケットは入力した順番に処理されます。


優先制御は、クラス分けしたキューに優先順位をつけ、まず高位のキューのパケットを出力し、そのキューが空になると次の順位のキューのパケットを出力する、という処理を行います。
帯域制御は、クラス分けしたキューをラウンドロビン方式で監視しますが、監視頻度に差を与えてキューごとに利用できる帯域に差をつけます。
帯域制御は NVR700W で使用可能です。


クラスは、queue class filter コマンドにより、パケットのフィルタリングと同様な定義でパケットを分類します。帯域制御では 1 から 16 までのクラスが使用できます。優先制御では 1 から 4 までのクラスが使用できます。クラスは番号が大きいほど優先順位が高くなります。
パケットの処理アルゴリズムは、queue interface type コマンドにより、NVR700W では優先制御、帯域制御、単純 FIFO 、NVR510 では優先制御、単純 FIFO の中から選択します。 これはインターフェースごとに選択することができます。