[書式]
- ipv6 route network gateway gateway [parameter] [gateway gateway [parameter]]
- no ipv6 route network [gateway...]
[設定値及び初期値]
- network
[設定値] :
設定値 |
説明 |
IPv6 アドレス/プレフィックス長 |
送り先のホスト |
default |
デフォルト経路 |
- [初期値] : -
- gateway : ゲートウェイ
- [設定値] :
- IP アドレス % スコープ識別子
- pp peer_num : PP インターフェースへの経路
- pp anonymous name=name
設定値 |
説明 |
name |
PAP/CHAP による名前 |
- ra interface
設定値 |
説明 |
interface |
RA にて決定されるデフォルトゲートウェイを使う場合の、RAクライアントとして動作する LAN インタフェース名、ブリッジインタフェース名(送り先がDefaultの時のみ有効) |
- dhcp interface
設定値 |
説明 |
interface |
DHCP にて与えられるデフォルトゲートウェイを使う場合の、DHCP クライアントとして動作する LAN インターフェース名、ブリッジインターフェース名 (送り先が Default の時のみ有効) |
- tunnel tunnel_num : トンネルインターフェースへの経路
- LOOPBACK インターフェース名、NULL インターフェース名
- [初期値] : -
- parameter : 以下のパラメーターを空白で区切り複数設定可能
- [設定値] :
設定値 |
説明 |
filter number [number..] |
フィルター型経路の指定
- number
- フィルターの番号 (1..21474836) ( 空白で区切り複数設定可能 )
|
metric metric |
メトリックの指定
|
hide |
出力インターフェースが LAN インターフェース、または PP インターフェース、TUNNEL インターフェースの場合のみ有効なオプションで、回線が接続されている場合だけ経路が有効になることを意味する |
- [初期値] : -
[説明]
IPv6 の経路情報を追加する。スコープ識別子でインターフェースを指定する必要がある。インターフェースに対応するスコープ識別子は show ipv6 address コマンドで表示される。
gateway のパラメーターとしてフィルター型経路を指定した場合には、記述されている順にフィルターを適用していき、適合したゲートウェイが選択される。
適合するゲートウェイが存在しない場合や、フィルター型経路が指定されているゲートウェイが一つも記述されていない場合には、フィルター型経路が指定されていないゲートウェイが選択される。
フィルター型経路が指定されていないゲートウェイも存在しない場合には、その経路は存在しないものとして処理が継続される。
フィルター型経路が指定されていないゲートウェイが複数記述された場合の経路の選択は、それらの経路を使用する時点でラウンドロビンにより決定される。
なお LOOPBACK インターフェース、NULL インターフェースは常にアップ状態なので、hide オプションは指定はできるものの意味はない。
[ノート]
ra interface は NVR700W Rev.15.00.24 以降、NVR510 Rev.15.01.25 以降のファームウェアで指定可能。
ブリッジインターフェースは NVR700W で指定可能。
filter オプションは NVR510 Rev.15.01.25 以降のファームウェアで指定可能。
[適用モデル]
NVR700W, NVR510