41.6 外部メモリに保存する統計情報のファイル名のプレフィックスの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


統計情報を書き出すファイル名のプレフィックス ( 接頭語 ) を設定する。
実際のファイル名は、このプレフィックスをもとにして自動的に決まる。
例えば、prefixを「yamaha」と設定した場合、LAN2 インターフェースのトラフィック量を書き出すファイル名は、「yamaha_traffic_lan2_20080708.csv」 のようになる。

crypt、および、password を指定した場合、統計情報は暗号化してから外部ストレージに書き込まれる。暗号化する場合、自動的にファイル名に .rtfg 拡張子が追加される。

[ノート]


上限を超えた場合、各種別・インターフェースの統計情報のファイルで最も古いファイルを削除して新しいファイルを作成する。
アプリケーションのトラフィック情報に関しては、crypto パラメータの有無にかかわらず、暗号化されない
実際のファイル名は、prefix の後に種別や日付を表す文字列が加わる。

ファイル名の書式は以下に従う。 prefix_type[_id]_yyyymm[dd].ext
  • prefix
    • 本コマンドにより設定される任意の文字列
  • type
    • 統計情報の種類
      cpu CPU 使用率
      memory メモリ使用率
      flow ファストパスのフロー数
      route 経路数
      nat NAT テーブルのエントリー数
      filter 動的フィルターのセッション数
      traffic インターフェース別のトラフィック量
      application アプリケーションのトラフィック情報
  • id
    • id の意味は統計情報の種類によって異なる
      • インターフェース別のトラフィック量...........インターフェースを表す
      • これ以外の統計情報では id は省略される
  • yyyy
    • 西暦 (4 桁 )
  • mm
    • 月 (2 桁 )
  • dd
    • 日 (2 桁 )
  • ext
    • 拡張子
      csv CSV
      rtfg 暗号化されたファイル

外部メモリに暗号化して保存したファイルは、PC上で RT-FileGuard を使用して復号することができる。

アプリケーションのトラフィック情報は、暗号化して保存することはできない。


prefix に指定可能な文字数は"usb1:"などのプレフィックスを含めずに半角 15 文字以内。

max-filenum オプションで制限するファイル数は、すべての種別・インターフェースの統計情報を書き出したファイルの合計数となる。

アプリケーションのトラフィック情報に関しては、interval の設定によらず 1 分ごとに統計情報が書き出される。


NVR700W は Rev.15.00.16 以降で使用可能。
NVR510 は Rev.15.01.15 以降で使用可能。

[適用モデル]

NVR700W, NVR510