[書式]
- ipv6 dpi filter filter_num pass_reject src_addr[/prefix_len] [dest_addr[/prefix_len][application]]
- ipv6 dpi filter filter_num pass_reject src_addr[/prefix_len] [dest_addr[/prefix_len][group]]
- no ipv6 dpi filter filter_num [pass_reject ...]
[設定値及び初期値]
- filter_num
- [設定値] : DPI のフィルタ番号 (1..2147483647)
- [初期値] : -
- pass_reject
[設定値] :
設定値 |
説明 |
pass |
一致すれば通す(ログに記録しない) |
pass-log |
一致すれば通す(ログに記録する) |
pass-nolog |
一致すれば通す(ログに記録しない) |
reject |
一致すれば破棄する(ログに記録しない) |
reject-log |
一致すれば破棄する(ログに記録する) |
reject-nolog |
一致すれば破棄する(ログに記録しない) |
- [初期値] : -
- src_addr : IPv6 パケットの始点アドレス
- [設定値] :
- IPv6 アドレス
- 間に - を挟む、- を前につける、または - を後ろにつける範囲の指定ができる
- カンマ区切りで複数設定することができる
- *(すべてのアドレスに対応)
- [初期値] : -
- dest_addr : IPv6 パケットの終点アドレス
- [設定値] :
- src_addr と同じ形式
- 省略した場合は 1 個の * と同じ
- [初期値] : -
- prefix_len
- [設定値] : プレフィックス長
- [初期値] : -
- application : フィルタリング対象とするアプリケーション、またはカテゴリー
- [設定値] :
- アプリケーションを表すニーモニック
- "@" で始まるカテゴリーをあらわすニーモニック
- 上記文字列をカンマで区切った並び (10 個以内、アプリケーションとカテゴリーの混在が可能)
- 省略時は1つの * と同じ
- [初期値] : -
- group_num : グループ ID
- [設定値] : dpi group set コマンドでグループ化したアプリケーションのグループ ID
- [初期値] : -
[説明]
DPI で使用する IPv6 フィルタを設定する。本コマンドで設定されたフィルタは ipv6 interface dpi filter コマンドと組み合わせて利用することで、特定アプリケーションのパケットのフィルタリングをすることができる。
アプリケーションを表すニーモニックには、show dpi application コマンドで表示されるものを使用する。またカテゴリーを表すニーモニックには、show dpi categoryコマンドで表示されるものを使用する。
[ノート]
アプリケーションの識別が完了していないパケットは、フィルタの設定によらず必ず通過する。また、DPI のアクティベーション中でアプリケーションの識別結果が得られない場合には、すべてのパケットは dpi use コマンドの reject の設定に従う。
NVR700W は Rev.15.00.17 以降で使用可能。
[設定例]
IPv6 による FTP サーバーへのアクセスは禁止する
# ipv6 dpi filter 1 reject * * ftp,ftp_data
# ipv6 dpi filter 100 pass * *
# ipv6 lan2 dpi filter out 1 100
[適用モデル]
NVR700W