外部ストレージに ONFS の初期設定を行って ONFS を作動させたり、ONFS の再起動を行う。本コマンドの実行前に onfs bind コマンドを設定し、指定した外部ストレージインタフェースにストレージを接続しておく必要がある。本コマンドを実行するとルート直下に system / local / sync の 3 つのフォルダーが生成される。
ONFS の設定が済んでいないストレージに対して初めて本コマンドが実行された場合、password パラメータはストレージの認証パスワードに設定され、system フォルダーのユーザー認証用パスワードに適用される。
既に ONFS の設定が済んでいるストレージに対して本コマンドが実行された場合、password パラメータがストレージに適用されているパスワードと一致したときだけ本コマンドの実行が成功する。このとき、必要なフォルダーが存在しなければ再生成されるが、既存のフォルダー内のファイルやアクセス権の設定が消去されることはない。
new_password パラメータは、ストレージに適用されているパスワードを変更する場合のみ指定する。
パラメータをすべて省略した場合は、対話形式で必要なパラメータの入力が求められる。
既に本コマンドを実行済みのストレージとルーターの組み合わせであれば、ストレージを取り外した後の再接続時やルーターの再起動時に本コマンドを再実行する必要はない。ストレージもしくはルーターを交換する場合など、ストレージとルーターの組み合わせが変わる場合は本コマンドを再実行しなければ ONFS は機能しない。ルーターを工場出荷状態に戻したり、ストレージを再フォーマットした場合も本コマンドを再実行する必要がある。
# onfs reset PASSWORD123 リセット処理を実行しました
# onfs reset パスワードを入力してください: PASSWORD123 (入力文字は実際には表示されない) パスワードを入力してください(確認): PASSWORD123 (再入力) リセット処理を実行しました
# onfs reset パスワードを入力してください: PASSWORD123 (入力文字は実際には表示されない) パスワードを入力してください(確認): PASSWORD123 (再入力) パスワードを変更しますか? (Y/N) : y 新しいパスワードを入力してください: PASSWORD456 (入力文字は実際には表示されない) 新しいパスワードを入力してください(確認): PASSWORD456 (再入力) リセット処理を実行しました