7.2.4 PP 経由のキープアライブを使用するか否かの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[初期設定]

pp keepalive use off

[説明]


選択した相手先に対する接続のキープアライブ動作を設定する。
lcp-echo 指定で、LCP Echo Request/Reply を用い、icmp-echo も指定すれば ICMP Echo/Reply も同時に用いる。 icmp-echo を使用する場合には、IP アドレスの設定が必要である。

[ノート]

このコマンドを設定していない場合でも、pp always-on コマンドで on と設定していれば、LCP Echo によるキープアライブが実行される。

icmp-echo で確認する IP アドレスに対する経路は、設定される PP インタフェースが送出先となるよう設定される必要がある。

downwait パラメータで応答時間を制限する場合でも、pp keepalive interval コマンドの設定値の方が小さい場合には、pp keepalive interval コマンドの設定値が優先される。downwait、upwait パラメータのうち一方しか設定していない場合には、他方も同じ値が設定されたものとして動作する。

disconnect パラメータは、PPPoE で使用する場合に PPPoE レベルでの再接続が必要な場合に使用する。disconnect パラメータが設定されている場合に、設定時間内に icmp-echo の応答がない場合、PPPoE レベルで一度切断操作を行うため、pp always-on コマンドとの併用により再接続を行うことができる。

他のパラメータがデフォルト値の場合、disconnect パラメータは 70 秒程度に設定しておくと、ダウン検出後の切断動作が確実に行われる。

length パラメータで指定するのは ICMP データ部分の長さであり、IP パケット全体の長さではない。