2.5.3 外部メモリへのリダイレクト機能

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


show コマンドの実行結果を外部メモリに保存させることができるリダイレクト ( '>') により指定されたファイルは、常に新規ファイルとして生成される。このため、同名のファイルが外部メモリ中に存在している場合、ファイルは置き換えられる。
保存ファイルの暗号化には対応していない。

パイプ ( '|') と併用することで必要な行のみをファイルとして保存させることができる。
# show log | grep IKE > usb1:log.txt
外部メモリの既存ファイルに対してリダイレクト記号 '>>' を使用することで、コマンドの実行結果を既存ファイルに追加できる。
# show log > usb1:log.txt          ... 新規ファイル
# show log >> usb1:( 既存 )log.txt ... ファイルの末尾に追加
また、リダイレクト記号‘>’を使用し、出力先ファイルに既存ファイル名を指定すると、ファイルを上書きしてよいかの確認メッセージが表示される。
# show log > usb1:( 既存 )log.txt
# 指定したファイルは既に存在しています。上書きしますか? (Y/N)

[ノート]

リダイレクトの後にパイプ ( '|') は指定できない。

リダイレクトを複数回指定できない。

show 以外から始まるコマンド、less から始まるコマンドは適用外となる。

外部メモリについて、以下の状態では本機能は実行できない。
  • 接続されていない状態
  • ボタンを押された状態
  • 使用を禁止されている状態

メモリの容量が不足している場合、書き込みに成功したサイズ分のファイルが生成される。

Rev.11.00.07 以前では、filename は半角 64 文字以内。

[設定例]

show log の内容を USB メモリに保存
# show log > usb1:log.txt
show techinfo の内容を microSD カードに保存
# show techinfo > sd1:techinfo.txt