34.6 外部メモリに保存する SYSLOG ファイル名の指定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


外部メモリに保存する SYSLOG ファイル名を設定する。ファイル名はストレージインタフェースを示す storage_if とファイル名を示す name をコロン 「 : 」 で結んだ形式で指定する。name には "/" ( ルート ) からの絶対パスを指定することもできる。

name に.bak 拡張子を含むファイル名は指定できない。また、暗号化しない場合、name に .rtfg 拡張子を含むファイル名は指定できない。

crypto および、password を指定した場合、SYSLOG は暗号化してから外部メモリに書き込まれる。暗号化する場合、name に .rtfg 拡張子を含めるか、拡張子を省略した名前を指定する必要がある。拡張子を省略した場合、自動的にファイル名に .rtfg 拡張子が追加される。

SYSLOG ファイルが上限サイズに達すると、SYSLOG ファイルのバックアップが行われる。バックアップファイル名は、name で指定されたファイル名の後にバックアップを行った日時を表す _yyyymmdd_hhmmss 形式の文字列を付加したものとなる。


バックアップファイル数が num で指定される上限数に達した場合、もしくは外部メモリに空き容量がなくなった場合は、最も古いバックアップファイルを削除してから新しいバックアップファイルが作成される。

storage_if に指定した外部ストレージインタフェースが ONFS で使用されている (onfs bind コマンドで選択されている) 、かつ、name にパスの指定がなくファイル名のみが指定されている場合、SYSLOG ファイルは ONFS 機能により作成された system フォルダー配下に保存される。

本コマンドが設定されていないときは SYSLOG は外部メモリに書き込まれない。

[ノート]

以下の変更を行う場合、name を変更しなければならない。
  • SYSLOG を暗号化しないで保存するから、暗号化して保存するに変更する場合
  • SYSLOG を暗号化して保存するから、暗号化しないで保存するに変更する場合
  • 暗号アルゴリズムまたは、パスワードを変更する場合

外部メモリに暗号化して保存したファイルは、PC上で RT-FileGuard を使用して復号することができる。

Rev.11.00.07 以前では、name は半角 64 文字以内。オプションの sizenum の指定はできない。各パラメータは固定となっており、それぞれ、size は、1,024(MB)、 numは、1 として動作する。また、バックアップファイル名は以下の規則に従って決定される。

name に拡張子が含まれている場合
  • 暗号化しないで保存する ... 拡張子を .bak に置き換える
  • 暗号化して保存する ... 拡張子の前に _bak を追加する
name に拡張子が含まれていない場合 ... .bak という拡張子を追加する