34.11 起動時、あるいは外部メモリボタンと DOWNLOAD ボタン同時押下により読み込まれる、設定ファイル名の指定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]

外部メモリを差して起動した時、あるいは外部メモリボタンと DOWNLOAD ボタンを同時に押下した時に読み込まれる、外部メモリ上の設定ファイル名を指定する。

また外部メモリボタンと DOWNLOAD ボタンを同時に押下した時は、設定ファイルは内蔵フラッシュ ROM にコピーされるが、その時のコピー先の内蔵フラッシュ ROM の設定ファイル番号も指定できる。


from に "usb*:" を指定した場合、指定するファイルの検索はまず USB ポート 1 に接続された USB メモリから行われ、指定したファイルがなければ USB ポート 2 に接続された USB メモリが検索される。
from に "*:" を指定した場合、指定するファイルの検索はまず microSD カードから行われ、指定したファイルがなければ USB ポート 1 に接続された USB メモリ、USB ポート 2 に接続された USB メモリの順に検索される。
ボタン操作の場合は該当するボタンの外部メモリだけがファイル検索の対象となる。

filename は絶対パスを使って指定するかファイル名のみを指定する。ファイル名のみを指定した場合は指定された外部メモリ内から検索される。

検索の結果複数のファイルが該当する場合、ディレクトリ階層上最もルートディレクトリに近く、アルファベット順に先のディレクトリにあるファイルが選ばれる。

パスワードを指定して暗号化されている設定ファイルを復号化して読み込む場合は、password に暗号化したときのパスワードを設定する。

off に指定した場合、設定ファイルの検索と読み込みを行わない。

[ノート]


外部メモリのディレクトリ構成やファイル数によっては、ファイルの検索に時間がかかることがある。
検索時間を短くするためには、階層の深いディレクトリの作成は避けてルートに近い位置にファイルを格納したり、ファイルを絶対パスで直接指定することが望ましい。
自動検索のタイムアウトの時間はexternal-memory auto-search time コマンドで設定できる。
外部メモリに暗号化して保存したファイルは、PC上で RT-FileGuard を使用して復号することができる。

Rev.11.00.07 以前では、filename は半角 64 文字以内。

[設定例]