22.5 負荷監視サーバーとしての動作トリガの設定

[書式]

[設定値及び初期値]

[説明]


機器の負荷を検出して相手側にトラフィック抑制要請を送出する条件を設定する。監視対象ポイントの負荷を単位時間毎に監視し、high に設定された閾値を上回ることをcount 回数続けて検出すると抑制要請を送出する。この状態で閾値を上回る高負荷状態が続く限り、count の間隔で抑制要請を送出し続ける。
同様に、low に設定された閾値をcount 回数続けて下回って検出すると抑制解除を送出する。抑制解除は同じ相手に対して連続して送出されない。
class オプションは帯域制御機能が実装されている機種でのみ利用できる。

[ノート]

閾値を決定する際の参考値として、show environmentshow status lan で表示される情報のほか、syslog オプションによりログに表示される値も利用できる。

[設定例]

# cooperation load-watch trigger 1 cpu load high=80 low=30

一定間隔で CPU の負荷率を観測し、負荷率が 80% 以上であることが連続 3 回測定されたら抑制要請を送り、その後 30% 以下であることが 3 回続けて観測されたら抑制解除を送る。

# cooperation load-watch trigger 2 lan2 receive high=80m,5 low=50m,1

単位時間内での LAN2 からの受信バイト数から受信速度を求め、その値が 80[Mbit/s]以上であることが連続 5 回あれば抑制要請を送り、その後 50[Mbit/s]以下であることが 1 度でも観測されれば抑制解除を送る。

# cooperation load-watch trigger 3 lan2 overflow high=2,1 low=0,5

単位時間内での LAN2 での受信オーバーフロー数の増加を監視し、2 回検出されることが 1 度でもあれば抑制要請を送り、検出されないことが 5 回続けば抑制解除を送る。