39.4 外部メモリに保存する統計情報のファイル名のプレフィックスの設定

[書式]


[設定値及び初期値]


[説明]


統計情報を書き出すファイル名のプレフィックス ( 接頭語 ) を設定する。
実際のファイル名は、このプレフィックスをもとにして自動的に決まる。
例えば、プレフィックスを「yamaha」と設定した場合、LAN2 インターフェースのトラフィック量を書き出す
ファイル名は、yamaha_traffic_lan2_20080708.csv のようになる。
暗号化をしないときには、cryptopassword パラメータを指定してはならない。

[ノート]

term として daily を設定したときには 1 日ごとに新しいファイルが生成されるが、統計情報のファイル数は 100 個に制限されているため、統計情報の種類を絞るか、頻繁にファイルを削除しないと、すぐにファイルが最大数に達してしまうので注意が必要である。
実際のファイル名は、prefix の後に種別や日付を表す文字列が加わる。

ファイル名の書式は以下に従う。 prefix_type[_id]_yyyymm[dd].ext
  • prefix
    • 本コマンドにより設定される任意の文字列
  • type
    • 統計情報の種類
      cpu CPU 使用率
      memory メモリ使用率
      flow ファストパスのフロー数
      route 経路数
      nat NAT テーブルのエントリー数
      filter 動的フィルターのセッション数
      traffic インターフェース別のトラフィック量
      qos QoS のクラス別のトラフィック量
  • id
    • id の意味は統計情報の種類によって異なる
      • インターフェース別のトラフィック量...........インターフェースを表す
      • QoS のクラス別のトラフィック量.............インターフェースとクラスを表す
      • これ以外の統計情報では id は省略される
  • yyyy
    • 西暦 (4 桁 )
  • mm
    • 月 (2 桁 )
  • dd
    • 日 (2 桁 )
      • ファイルを月ごとに分割するときには、 dd は省略される
  • ext
    • 拡張子
      csv CSV
      rtfg 暗号化されたファイル

外部メモリに暗号化して保存したファイルは、PC上で RT-FileGuard を使用して復号することができる。

prefix に指定可能な文字数は"usb1:"などのプレフィックスを含めずに半角 15 文字以内。