[設定値] :
設定値 | 説明 |
---|---|
on | IPCP により付与された IP アドレスを PP インターフェースのアドレスとして必ず表示する |
off | IPCP により付与された IP アドレスは PP インターフェースのアドレスとして必ずしも表示されない |
NAT を使用しない場合や、NAT の外側アドレスとして固定の IP アドレスが指定されている場合には、IPCP で得られた IP アドレスはそのまま PP インターフェースのアドレスとして使われる。この場合、SNMP では通常のインターフェースの IP アドレスを調べる手順で IPCP としてどのようなアドレスが得られたのか調べることができる。
しかし、NAT の外側アドレスとして 'ipcp' と指定している場合には、IPCP で得られた IP アドレスは NAT の外側アドレスとして使用され、インターフェースには付与されない。そのため、SNMP でインターフェースの IP アドレスを調べても、IPCP でどのようなアドレスが得られたのかを知ることができない。
本コマンドを on に設定しておくと、IPCP で得られた IP アドレスが NAT の外側アドレスとして使用される場合でも、SNMP ではそのアドレスをインターフェースのアドレスとして表示する。アドレスが実際にインターフェースに付与されるわけではないので、始点 IP アドレスとして、その IP アドレスが利用されることはない。