$Date: 2023/07/06 20:30:27 $
SNTPは、ネットワークを利用してコンピュータやネットワーク機器の時刻を同期させるためのプロトコルです。SNTPサーバー機能ではクライアントからの時刻の問い合わせに対してルータの内蔵クロックの値を返します。
SNTPサーバー機能はSNTPバージョン4を実装しています。また、下位互換としてSNTPバージョン1〜3のリクエストにも対応しています。
SNTPサーバー機能を利用して正確な時刻を得るために、定期的にntpdateコマンドを実行して、他のNTPサーバにルータの時刻を合わせておくことを推奨します。
ヤマハRTシリーズでは以下の機種およびファームウェアで、SNTPサーバー機能をサポートしています。
機種 | ファームウェア |
---|---|
vRX VMware ESXi版 | すべてのリビジョン |
vRX Amazon EC2版 | |
RTX3510 | |
RTX1300 | |
RTX1220 | |
RTX830 | |
NVR510 | |
NVR700W | |
RTX1210 | |
RTX5000 | |
RTX3500 | |
FWX120 | |
RTX810 | |
NVR500 | |
RTX1200 | |
SRT100 | Rev.10.00.27以降 |
RT58i | Rev.9.01.29以降 |
RTX3000 | Rev.9.00.31以降 |
RTX1500 | Rev.8.03.68以降 |
RTX1100 | |
RT107e |
◯SNTPサーバー機能を有効にするか否かの設定 [書式] sntpd service SWITCH no sntpd service [設定値] ○SWITCH ●on..... SNTPサーバー機能を有効にする ●off.... SNTPサーバー機能を無効にする [説明] SNTPサーバー機能を有効にするか否かを設定します。 [初期値] on ◯SNTPサーバーへのアクセスを許可するホストの設定 [書式] sntpd host HOST no sntpd host [設定値] ○HOST ●any.... すべてのホストからのアクセスを許可する ●lan.... LAN1側ネットワーク内、あるいはLAN2側ネットワーク 内ならば許可する ●lan1... LAN1側ネットワーク内ならば許可する ●lan2... LAN2側ネットワーク内ならば許可する ●none... すべてのホストからのアクセスを禁止する ●SNTPサーバーへのアクセスを許可するホストのIPアドレス ●SNTPサーバーへのアクセスを許可するホストのIPアドレス範囲 (IP_ADDRESS-IP_ADDRESS) [説明] SNTPサーバーへのアクセスを許可するホストを設定します。 [ノート] このコマンドでLANインタフェースを指定した場合には、ネットワーク アドレスとディレクテッドブロードキャストアドレスを除くIPv4アドレス、及び グローバルユニキャストアドレスであるIPv6アドレスからのアクセスを許可する。 指定したLANインタフェースにプライマリアドレスもセカンダリアドレスも 設定していなければアクセスを許可しない。 [初期値] lan