http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.02.04/relnote_02_04_02.html Revision : 2.04.02 Release : Jun. 2020, ヤマハ株式会社 Rev.2.04.02 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SWX2310 Rev.2.04.01 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] L2MSで、以下の機器に対応した。 - SWX2210P-10G/18G/28G - WLX313 - WLX212 [2] RADIUSサーバーに対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2310/Rev_2_04_02/ap/ap_radius_server.html?rev=2.04.02&category=ap 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [3] メール通知機能でSMTPSとSMTP認証に対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2310/Rev_2_04_02/oam/oam_mail.html?rev=2.04.02&category=oam 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [4] メール通知機能の設定コマンドを追加した。 - mail smtp-server - mail template - send server - send from - send to - send subject - send notify wait-time - mail notify - show mail information http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/swx2310/cmdref_2_04_02/maintenance/mail/mail_concept.html [5] スタックポートで使用するネットワークセグメントを指定できるようにした。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2310/Rev_2_04_02/oam/oam_stack.html?rev=2.04.02&category=oam 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [6] IGMP/MLDスヌーピング機能で、スパニングツリーのトポロジー変更検出時にクエリー を送信する機能を追加した。 - l2-mcast snooping tcn-query http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/manual/swx2310/cmdref_2_04_02/ip-multicast/general/l2-mcast_snooping_tcn-query.html ■仕様変更 [1] L2MSで、スレーブの管理台数を64台から128台へ拡張した。 [2] 以下のコマンドでコンフィグタイプを表示するようにした。 - show running-config - show startup-config [3] 起動時に以下の情報をシスログに出力するようにした。 - 起動要因 - 起動リビジョン [4] 特殊パスワードを使ってコマンドラインにログインした場合に限りcold startコマン ドにて特殊パスワードを使用して初期化できるようにした。 [5] スタック機能が有効なとき、非稼働面のCONFIGのインポートとエクスポートをできな いようにした。 [6] スタック機能が有効なとき、TFTPで非稼働面のCONFIGのGET/PUTをできないよう制限し た。 [7] show stackコマンドに以下の情報を追加した - 仮想スイッチのMACアドレス - メンバースイッチのシリアル番号 - メンバースイッチのMACアドレス - スタックポートのリンク状態 [8] ACL機能で、VLANのOUT方向にアクセスリストを適用できるようにした。 [9] TFTPによるコンフィグファイル制御で以下に対応した。 - startup-configを更新したあとに自動で再起動できるようにした - startup-configの全設定の読み出し/書き出しをできるようにした (アクセス時のリ モートパスは以下) - startup-config #0 全設定 : config0-all - startup-config #1 全設定 : config1-all - SDカード内のstartup-configに対応した (アクセス時のリモートパスは以下) - startup-config #SD config.txt : configsd - startup-config #SD 全設定 : configsd-all http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2310/Rev_2_04_02/oam/oam_config.html?rev=2.04.02&category=oam 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [10] SNMP機能で、以下の対応行った。 - ifXTableのMIBに対応した - 64ビットカウンターの一部のMIBに対応した - ifDescrを取得したとき、常にインタフェース名を取得できるようにした - インターフェースにdescriptionコマンドが設定されているとき、ifAliasの取得時 に、descriptionコマンドの設定値を取得できるようにした [11] SNMPで、トラップに使用する以下の文字列が""で囲まれていたとき、""内の文字列を 使用するようにした。 - コミュニティ名 - v3で使用される、ユーザー名、パスワード [12] RMONのMIB変数のalarmValueで、以下の変更を行った。 - ログで表示するとき、負数で表示しないようにした - show rmon alarmコマンドで表示するとき、負数で表示しないようにした - RMONのalarmのしきい値と比較するとき、負数で比較しないようにした [13] LLDPで以下の変更を行った - LLDP MED MIBに対応した - IEEE802.3 Link Aggregation TLVに対応した - LLDP-V1 MIBに対応した - LLDP-V2 MIBに対応した - LLDP-MED Location TLVを送信しないようにした [14] Web GUIのダッシュボードで、トラフィック情報ガジェットのグラフ縦軸が10Kbpsから 10Gbpsの間で自動調整されるようにした。 [15] Web GUIでのLANマップで、スナップショットをエクスポートするとき、ポップアップ の許可をうながすメッセージを表示するようにした。 [16] Web GUIの詳細設定の[アクセスリスト]で、VLANインターフェースのOUT方向にアクセ スリストを適用できるようにした。 [17] Web GUIの詳細設定で、論理インターフェースのタグVLANを設定できるようにした。 [18] Web GUIにfaviconを設置した。 ■バグ修正 [1] L2MSマスターとして動作しているとき、LANマップの警告を検出した状態でL2MS機能を 無効にするとメモリーリークするバグを修正した。 [2] 大量のSNMPのパケットを受信したときに、リブートすることがあるバグを修正した。 [3] 稀にリブートすることがあるバグを修正した。 以下のLinuxカーネルの脆弱性対応をキャンセルした。 - CVE-2019-11477(JVNVU#93800789) - CVE-2019-11478(JVNVU#93800789) - CVE-2019-11479(JVNVU#93800789) [4] マスタースイッチと異なるIPアドレスが設定されたスレーブスイッチを接続したとき、 通信できなくなることがあるバグを修正した。 [5] スパニングツリーで、トポロジー変更発生時にARPテーブルが更新されず、構成によっ ては通信が一時的にできなくなることがあるバグを修正した。 [6] HTTPプロキシー経由のL2MSスレーブのWeb GUIにアクセスしているとき、TCPコネクショ ンが不用意に切断することを繰り返すと、GUIがだんだん遅くなり最終的にはGUIにア クセスできなくなることが稀にあるバグを修正した。 [7] スタックIDが2に設定されているスイッチをスタンドアローン状態で起動し、ループ状 態でスタックを構成したあと、再度スタンドアローン状態にするとループ検出ができ なくなるバグを修正した。 [8] ループが検出されている状態で、スタックポートを接続してスタックを構成したとき、 以下の現象が発生するバグを修正した。 - スレーブスイッチのループ検出(shutdown)状態が解除される - ループ検出(blocking)状態にも関わらず輻輳が発生する [9] スタック構成時にL2MSマスターとして動作しているとき、スナップショット機能が有 効な場合に、スレーブスイッチ側に不正なスナップショット警告のシスログが出力さ れるバグを修正した。 [10] スタック構成時に、論理インターフェースで802.1X認証が有効なとき、メンバースイッ チを再起動させると以下の現象が発生することがあるバグを修正した。 - 当該インターフェースでWeb認証を併用していたときWeb認証を実行できない - 当該インターフェースにstatic/forwardで登録された端末と通信できない [11] スタック構成時に、一部のMACアドレス宛のフレームがフラッディングしてしまうこと があるバグを修正した。 [12] スタック構成時に、大量のSNMPのパケットを受信したときに、MIBを取得できなくな ることがあるバグを修正した。 [13] スタック対応機種で、スタックが無効でもIPv4リンクローカルアドレスを設定できない バグを修正した。 [14] 論理インターフェースでWeb認証が有効なとき、サプリカントがスイッチや無線APを経 由して接続されていると、認証画面が表示されないことがあるバグを修正した。 [15] スパニングツリーのエラー検出機能で、BPDUガードの自動復旧設定が再起動後に効か ないバグを修正した。 [16] VLANを削除してもIGMP/MLDスヌーピングの設定がrunning-configに残ってしまうバグ を修正した。 [17] 1つのVLAN上で複数の静的ARPまたは静的IPv6 Neighborが登録されているとき、以下の 操作によってARPテーブルまたはIPv6 Neighborテーブルのエントリが不正に上書きさ れることがあるバグを修正した。 - VLANインターフェースがアップする - ip/ipv6 forwardingコマンドを実行する [18] TFTPでrunning-configを設定するとき、CONFIGが正しく適用されないことがあるバグ を修正した。 [19] DHCPクライアント機能で、複数のDHCPサーバーからDHCP-Offerを受信したとき、不要な エラーログが出力されるバグを修正した。 [20] access-listコマンドで以下が設定されているとき、show running-configやshow access-listで、同じ内容のアクセスリストを表示するバグを修正した。 - access-list 1 permit any any any - access-list 1 permit any x.x.x.x/0 any [21] SNMPで、以下の場合にトラップが送信されないバグを修正した。 - トラップで使用する文字列にスペースが使用されているとき - 以下の文字列にスペースが含まれているとき - コミュニティ名 - v3で使用される、ユーザー名、パスワード - 端末監視のトラップで使用される機器名 [22] QoSで、トラストモードが「ポート優先」のインターフェースに、空のポリシーマップ を適用できないことがあるバグを修正した。 [23] QoSで、ポート番号指定を含むポリシーマップをインターフェースに適用しても、ポー ト番号が指定と異なるパケットも条件に合致してしまうバグを修正した。 [24] show clockコマンドを実行したとき、タイムゾーンが正しく表示されないバグを修正し た。 [25] ipv6 routeコマンドでリンクローカルアドレスをゲートウェイに指定した場合に発生す る以下のバグを修正した。 - CONFIGに正しく表示されず、再起動によって設定が消える - ハードウェアに経路情報が登録されず、ルーティングが低速になる [26] L2MSスレーブとして動作しているとき、L2MSマスターとして動作しているHTTPプロ キシが無効なルーターのLANマップから自スイッチのWeb GUIを開くと、自スイッチの LANマップが表示されるバグを修正した。 [27] 以下設定を行おうとするとコマンドの実行がエラーになるバグを修正した。 - HTTPサーバーが無効な時に、HTTPSサーバーで 80 ポートを設定する - HTTPSサーバーが無効な時に、HTTPサーバーで 443 ポートを設定する [28] Web GUIのLANマップで、以下のバグを修正した。 - 端末管理機能を使用しないに変更すると、以下の問題が発生する - スタック構成のL2MSスレーブのスタックID2が見れなくなる - L2MSスレーブの検出時刻が更新される - 通知と履歴がクリアされる - 選択した機器の機器名が長い場合、機器詳細の表示が崩れる - マルチプルVLAN画面の表示を非表示にした状態で別の機器を選択すると、表示が崩 れることがある - スナップショット機能によって表示された未発見の機器をツリービューで選択した とき、機器詳細と設定ビューに不要なボタンが表示される - タグVLANページで、設定後にプログレスバーが回り続ける − 端末マスターをエクスポートするとき、一般ユーザーでログインしていると、"403 : Forbidden"が表示される - 一覧マップで、SSIDの"&","<",">"が正しく表示されない - 一般ユーザーでログインしたとき、LANマップの一覧マップのヘルプを表示できない [29] Web GUIの詳細設定で以下のバグを修正した。 - [ルーティング]で静的経路の登録数が上限に達していなくても、新規登録ボタンが グレーアウトする - [アクセスリスト]で、ACLの制御条件の数を表示する箇所が2桁までしか1行で表示 されない [30] Web GUIの管理で以下のバグを修正した。 - [保守]-[コマンドの実行ページ]で、文字数が多いコマンドを実行したときに実行結 果の表示が崩れる - 特定のコマンドを実行するとそれ以降、再起動するまでWeb GUIからコマンドが実行 できなくなる [31] Web GUIのヘルプページで、メニューを隠すボタンが動作しないことがあるバグを修正 した。 [32] Web GUIの誤記を修正した。 ■更新履歴 Jun. 2020, Rev.2.04.02 リリース 以上