http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.01.05/relnote_01_05_03.html Revision : 1.05.03 Release : May. 2023, ヤマハ株式会社 Rev.1.05.03 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SWX2221P Rev.1.05.02 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] 本機にアクセスするときのセキュリティーを強化した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/SW/docs/swx2220/Rev_1_04_03/notice/notice_login_security.html?rev=1.04.03&category=notice 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [2] ループ検出機能で、Port Blockingの持続時間を設定するコマンドを追加した。 - loop-detect blocking interval [3] ループ検出機能で、ループ検出状態をリセットするコマンドを追加した。 - loop-detect reset [4] ポート認証機能で、EAPOLパケットの送信間隔を設定するコマンドを追加した。 - dot1x timeout tx-period [5] LLDP自動設定機能で、有効にする機能を選択するコマンドを追加した。 - lldp auto-setting function [6] SYSLOGの送信フォーマットを変更するコマンドを追加した。 - logging format legacy [7] SYSLOGのファシリティー値を変更するコマンドを追加した。 - syslog facility [8] SFP受光レベルの監視に対応し、有効/無効を切り替えるコマンドを追加した。 - sfp-monitor rx-power 初期設定では有効であるため、無効にする場合は sfp-monitor rx-power disableを設定する必要がある。 [9] buzzer triggerコマンドで、SFP受光レベル異常のトリガーを追加した。 [10] interfaceコマンドで、インターフェースの複数指定と範囲指定に対応した。 [11] switchport multiple-vlan groupコマンドで、グループの複数指定と範囲指定に対 応した。 [12] Web GUIのヘッダーに機器名を表示するようにした。 [13] Web GUIのヘッダーに言語切り替えアイコンを追加した。 それに伴い、[管理]-[Web GUIの言語]ページを削除した。 [14] Web GUIで、SYSLOGメニューを追加した。 [15] Web GUIの詳細設定の[Layer2機能]-[ループ検出]で以下を設定できるようにした。 - Port Blocking持続時間の設定 - ループ検出状態のリセット [16] Web GUIの詳細設定の[インターフェース設定]-[ポート認証の設定]で、EAPOLパケッ トの送信間隔を設定できるようにした。 [17] Web GUIの管理の[保守]-[SYSLOG の管理]で以下の対応を行った。 - SYSLOG送信時にタイムスタンプとホスト名を付加できるようにした - SYSLOG送信時に付与されるファシリティーを変更できるようにした - SYSLOGを削除できるようにした [18] システムバックアップ機能に対応した。 Web GUIの管理の[保守]-[バックアップ/リストア]から実行可能。 [19] Web GUIのヘルプの[全般]-[License]を追加した。 [20] 本機を管理しているL2MSマネージャー以外のL2MSマネージャーの存在を検出する機 能に対応した。 [21] SNMPで、ieee8021paeMIBグループに対応した。 ■仕様変更 [1] 本機の2.5GbEポートに1000BASE-Tのリンク速度で対向機が接続されているときの相互 接続性を改善した。 [2] ポート認証機能が有効のとき、EAPOLパケットを定期的に送信するようにした。 [3] ポート認証機能のゲストVLANが有効のとき、PC側でIEEE802.1Xが無効になっていても PCがゲストVLANで通信できるようにした。 [4] SYSLOGサーバーに送信するSYSLOGメッセージにRFC3164形式でホスト名とタイムスタ ンプを付加するようにした。本リビジョンより前の形式にするには logging format legacyコマンドを設定する必要がある。 [5] 本機がソフトウェアの例外処理により再起動したとき、SYSLOGに再起動理由を出力す るようにした。 [6] show buzzerコマンドでSFP受光レベル異常のトリガー情報を表示するようにした。 [7] show error port-ledコマンドでSFP受光レベル異常の情報を表示するようにした。 [8] Web GUIの管理の[保守]-[ファームウェアの更新]-[ネットワーク経由でファームウェ アを更新]で、ソフトウェアライセンス利用規約を外部のヤマハWebサイトで確認する 形式に変更した。 [9] Web GUIのヘルプメニューを、アイコン化してヘッダーに移動した。 [10] Web GUIの詳細設定と管理のアコーディオンメニューを整理した。 [11] Web GUIの以下のページで、システム全体の設定が無効の場合でも、インターフェー スの設定を変更できるようにした。 - 詳細設定の[Layer 2機能]-[ループ検出] - 詳細設定の[トラフィック制御]-[フロー制御] - 管理の[LLDP] [12] Web GUIのヘルプの管理の[アクセス管理]-[ユーザーの設定]で、ユーザー名に設定 できない禁止文字列を追記した。 [13] Web GUIの以下のページで、レイアウトを変更した。 - ダッシュボードのインターフェース情報ガジェット - 詳細設定の[インターフェース設定]-[物理インターフェース] - 詳細設定の[マルチキャスト]-[IGMPスヌーピング] - 詳細設定の[マルチキャスト]-[MLDスヌーピング] - 管理の[本体の設定]-[ブザーの設定] - 管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]-[SNMPを使用したアクセス] - 管理の[SNMP]-[SNMPv3 ユーザー] - 管理の[このスイッチを探す] [14] 以下の用語を変更した。 - L2MS: マスター(Master)/スレーブ(Slave)→ マネージャー(Manager)/エージェント(Agent) ヤマハネットワーク製品における今回の用語変更の詳細については、以下のURLをご 覧ください。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/notice/terms/terms-change.html ■バグ修正 [1] CPU処理を行う一部のフレームを一度に大量に受信したとき、それらのフレームを継 続的に受信できなくなることがあるバグを修正した。 一部のフレームは以下のとおり。 LLDP, EAP, ICMP, IGMP/MLD, ARP request, BPDU, YMPI [2] LLDP自動設定機能が有効な状態で不正なLLDPフレームを受信したとき、ハングアップ することがあるバグを修正した。 [3] Web GUIを操作するとメモリーリークが発生し、メモリーリークが蓄積することで CONFIGを表示できなかったり、設定を保存できなかったりすることがあるバグを修正 した。 [4] 不正なLLDPフレームを受信したとき、メモリーリークすることがあるバグを修正した。 [5] Web GUIのダッシュボードをブラウザーに表示させている状態で本機を再起動したあ と、ダッシュボードページを再読み込みせずにそのまま開き続けていると、メモリー リークするバグを修正した。 [6] スケジュール機能でコマンド実行をスケジューリングしているとき、稀に実行タイミ ングでコマンドが実行されなかったり、実行ログが重複して表示されたりすることが あるバグを修正した。 [7] port1.1にshutdownが設定されている状態で再起動すると、再起動後にport1.2〜 port1.4の通信ができなくなるバグを修正した。 [8] フロー制御機能が有効のとき、HOLブロッキング防止機能が動作しないバグを修正し た。 [9] 1時間おきにSYSLOGがROMに保存されるタイミングで、稀に最後に出力された1行分の ログが削除されることがあるバグを修正した。 [10] SNMPで、yamahaProductsMIBのオブジェクトIDが、不正な値になっているバグを修正 した。 [11] SNMPで、静的MACアドレスエントリーのdot1qTpFdbStatusを取得したとき、不正な値 が取得されるバグを修正した。 [12] SNMPで、転送設定がdiscardになっている静的MACアドレスエントリーの dot1dStaticAllowedToGoToを取得したとき、不正な値が取得されるバグを修正した。 [13] SNMPで、PoEポートの給電優先度の設定ができるバグを修正した。 [14] LLDPで、PoE受電機器から「PD resuested power value」を含まないLLDPフレームを 受信したとき、show lldp interfaceコマンドで表示される「PD requested power value」と「PSE allocated power value」に不正な値が表示されるバグを修正した。 [15] コンボポートのport1.9とport1.10をスタティックリングアグリゲーションの論理イ ンターフェースに所属させたあと、二つのポートがリンクアップしている状態で shutdownコマンドを実行し、続けてno shutdownコマンドを実行すると、リンクアッ プしないバグを修正した。 [16] リンクアグリゲーションの論理インターフェースに所属するポートのうち、最若番 のポートをリンクダウンさせると、YMPIフレームが転送されないバグを修正した。 [17] no dns-clientコマンドでDNSクライアント機能を無効にしたとき、CONFIGに dns-client disableコマンドが表示されるバグを修正した。 [18] pingコマンドを実行するとき、宛先IPv4アドレスのネットワーク部に255が含まれる と、実行エラーになるバグを修正した。 [19] IPアドレスをDHCPに設定している状態で起動したとき、IPアドレスをDHCPで取得す るか、AutoIPに切り替わるまでの間、IPアドレスが192.168.100.240/24で動作する バグを修正した。 [20] アクセスリストをポートに適用している状態で、別のアクセスリストの制御条件の 設定を変更したとき、CLIからそのポートに適用されたアクセスリストを削除でき ないバグを修正した。 [21] snmp-server accessコマンドで、IPアドレスとコミュニティーを指定して設定した あと、同じIPアドレスと別のコミュニティーで設定を追加できないバグを修正した。 [22] IGMPスヌーピング/MLDスヌーピングが無効のとき、不正なIGMPメッセージ/MLDメッ セージが破棄されるバグを修正した。 [23] IPv6リンクローカルアドレスのみが固定設定されているVLANで、MLDクエリー送信機 能を有効にしても、MLDクエリーが送信されないバグを修正した。 [24] firmware-update executeコマンドでファームウェアのダウンロード中に、ダウンロ ード先のWebサーバーとの接続が失われたとき、 firmware-update timeoutコマンド で設定したタイムアウト時間どおりにタイムアウトしないバグを修正した。 [25] firmware-update urlコマンドで、URLにIPv6リンクローカルアドレスを設定したと き、firmware-update executeコマンドを実行してもファームウェアを更新できない バグを修正した。 [26] firmware-update http-proxyコマンドで、プロキシーサーバーにIPv6リンクローカ ルアドレスを使用するとき、VLANインターフェース(%vlanN)に不正な値を設定で きるバグを修正した。 [27] clear loggingコマンドを実行したあと、reloadコマンドを実行して再起動すると、 clear loggingコマンド実行後に出力された最初のSYSLOGメッセージが保存されない バグを修正した。 [28] CLIでケーブル診断を実行し、ケーブルに異常が検出されたとき、推定ケーブル長が 表示されるバグを修正した。 [29] 10m以下の長さのケーブルが接続されたポートでケーブル診断を実行すると、推定ケ ーブル長が表示されないことがあるバグを修正した。 [30] TELNET/SSHでアクセスしたときの以下のバグを修正した。 - コマンドヒストリーの表示を「↓」キーで最後まで切り替えたときに空行になら ない - 複数行にわたる長さの文字列を入力したとき、「←」キーで前の行に戻れない - 不要な改行が入ることがある [31] SSHでアクセスしたときの以下のバグを修正した。 - show tech-supportコマンドを実行すると、SSHセッションが切れることがある - exec-timeoutコマンドを設定すると、一旦ログアウトしなくても設定が即時反映 される [32] WindowsのOpenSSHでアクセスし、Windowsのコマンドプロンプトの閉じるボタンでセ ッションを切断したとき、SSHセッションが削除されずに残るバグを修正した。 [33] ポート認証が無効に設定されているポートに、auth host-modeコマンドを設定する と、そのポートを介した認証ができないバグを修正した。 [34] ポート認証によって論理インターフェース上で認証されたMACアドレスが、MACアド レステーブルに静的エントリーとして登録されているとき、論理インターフェース を削除しても、当該エントリーが削除されないバグを修正した。 [35] CRCエラーのフレームを受信したとき、フレームカウンターのtotal-error-packets にカウントされないバグを修正した。 [36] TFTPで不正なファイルでファームウェア更新を行ったとき、ファームアップが失敗 しても、LANポートのLEDが点滅したままになるバグを修正した。 [37] 以下のコマンドの実行結果の誤記を修正した。 - show buzzer - show mirror [38] Web GUIにIPv6アドレスでアクセスし、詳細設定の[基本設定]-[IPv4 設定]で、IPv4 アドレスにDHCPクライアントを選択、かつデフォルトゲートウェイを入力して設定 を確定したとき、エラーメッセージが表示されることがあるバグを修正した。 [39] Web GUIの詳細設定の[インターフェース設定]-[物理インタフェース]-[インターフ ェースの設定]で、速度/通信モードをオートネゴシエーションから固定設定に変更 すると、「自動設定でサポートする通信タイプ」の設定が初期状態に戻るバグを修 正した。 [40] Web GUIの詳細設定の[インターフェース設定]-[ポート認証]-[ポート認証の設定]- [インタフェースの設定]で、「ダイナミックVLAN」と「802.1X認証の未認証ポート での転送制御」の選択情報が、確認画面で正しく表示されないバグを修正した。 [41] Web GUIの詳細設定の[マルチキャスト]-[IGMPスヌーピング]および[MLDスヌーピン グ]で、マルチキャストルーターポートを指定して、IGMP/MLDスヌーピングを無効 に指定すると、確認画面のマルチキャストルーターポートに「設定しない」と表示 されるバグを修正した。 [42] Web GUIの詳細設定の[トラフィック制御]-[アクセスリスト]-[アクセスリストの作 成]で、制御条件の設定ダイアログでIPv6アドレスを「::」の省略を使わずに入力し たとき、不正なIPv6アドレスに自動変換されることがあるバグを修正した。 [43] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]-[Web GUIへのアクセス]で、 HTTP/HTTPSサーバーの設定を変更したとき、稀にWeb GUIにアクセスできなくなるこ とがあるバグを修正した。 [44] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]で、各種サーバーのポート 番号を変更したあと、各種サーバーを無効化して再度設定ページを開くと、デフォ ルトのポート番号ではなく、無効化前のポート番号が表示されるバグを修正した。 [45] Web GUIの管理の[SNMP]-[SNMPv3 ユーザー]で、ユーザー設定を初期設定に戻したと き、設定変更内容が保存されないバグを修正した。 [46] Web GUIの以下のページで、設定の削除もしくは初期設定に戻す操作を実行したとき、 JavaScriptエラーが発生するバグを修正した。 - 詳細設定の[インターフェース設定]-[ポートミラーリング] - 詳細設定の[インターフェース設定]-[PoE制御]-[PoE制御の設定] [47] Web GUIの以下のページで、表示内容および表示メッセージの誤記を修正した。 - ダッシュボードのリソース情報ガジェット - 詳細設定の[インターフェース設定]-[ポートミラーリング] - 詳細設定の[インターフェース設定]-[ポート認証]-[認証先サーバーの設定] - 管理の[本体の設定]-[現在の日時の設定] - 管理の[本体の設定]-[ブザーの設定] - 管理の[LLDP]-[システムの設定] - ヘルプのダッシュボードの[ダッシュボードについて] - ヘルプのダッシュボードの[各ガジェットについて] - ヘルプの詳細設定の[インターフェース設定]-[ポートミラーリング] - ヘルプの詳細設定の[Layer2 機能]-[ループ検出] - ヘルプの管理の[アクセス管理]-[ユーザーの設定] [48] L2MSマネージャーのLANマップからHTTPプロキシーで本機のWeb GUIにアクセスした とき、Web GUIを開けないことがあるバグを修正した。 [49] L2MSマネージャーのLANマップで、本機のコンボポートの速度を10G全二重固定に設 定し、かつSFPモジュールを使用して1Gでリンクアップしているとき、LANマップ上 ではリンク速度が10G全二重で表示されるバグを修正した。 [50] Yamaha LAN Monitorから本機のファームウェア更新を行うとき、受信データが欠損 するとすぐにファームウェア更新が中止されるバグを修正した。 ■更新履歴 May. 2023, Rev.1.05.03 リリース 以上