http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/sw/Rev.01.03/relnote_01_03_08.html Revision : 1.03.08 Release : Mar. 2022, ヤマハ株式会社 Rev.1.03.08 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SWX2210P Rev.1.03.07 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] SYSLOGの送信フォーマットを変更するコマンドを追加した。 - logging format legacy [2] ループ検出機能で、Port Blockingの持続時間を設定するコマンドを追加した。 - loop-detect blocking interval [3] ループ検出機能で、ループ検出状態をリセットするコマンドを追加した。 - loop-detect reset [4] L2MSの情報を表示するコマンドを追加した。 - show l2ms [5] Yamaha LAN Monitorからのファームウェア更新に対応した。 ■仕様変更 [1] 工場出荷状態でL2MSマスターの管理下に入ったとき、IPアドレスがDHCPによる自動 設定に変更されるようにした。 [2] SYSLOGサーバーに送信するSYSLOGメッセージにRFC3164形式でホスト名とタイムス タンプを付加するようにした。本リビジョンより前の形式にするには logging format legacyコマンドを設定する必要がある。 [3] Web GUIの保守の[ファームウェアの更新]-[ネットワーク経由でファームウェアを更 新]で表示されるソフトウェアライセンス契約の文言を更新した。 ■バグ修正 [1] Web GUIの管理の[本体の設定]-[機器名の設定]で、機器名に257文字以上を入力し て「確認」ボタンを押すと、リブートするバグを修正した。 [2] 本機に接続されているスイッチでループが発生したとき、ループを検出したポート がブロッキングされたあと、ループが継続していてもブロッキングが解除されるバ グを修正した。 Rev.1.03.06以降で発生する。 [3] ヤマハ無線アクセスポイントから送信されるYMPIフレームを転送するとき、VLANタ グが付与されないバグを修正した。 [4] PoE給電ポートで過電流が継続して発生しているとき、SYSLOGに1秒おきに過電流を 示すメッセージが出力されるバグを修正した。 [5] IGMPスヌーピング/MLDスヌーピングが無効のとき、不正なIGMPメッセージ/MLDメッ セージが破棄されるバグを修正した。 [6] IGMPスヌーピング/MLDスヌーピングが有効のとき、アクセスリストの破棄条件に合 致していても、IGMPメッセージ/MLDメッセージが破棄されないバグを修正した。 [7] 本機から送信されるLLDPフレームの「Power via MDI」TLVの「Power class」に実 際の給電クラスではなく「Unknown(6)」が設定されるバグを修正した。 [8] logging stdout infoコマンドが設定されている状態で、複数のVLANに所属している ポートに対してケーブル診断を実行すると、ケーブル診断の実行結果の表示が崩れ ることがあるバグを修正した。 [9] 以下のコマンドでIPv6アドレスを指定するとき、「::」で省略する部分を「:::」と 入力してもエラーにならないバグを修正した。 - dns-client name-server - http-server access - ipv6 address - snmp-server access - snmp-server host - telnet-server access - tftp-server access [10] 以下のコマンドでIPアドレスを指定するとき、「0.0.0.0」を設定すると「::」が 設定され、削除できなくなるバグを修正した。 - http-server access - telnet-server access - tftp-server access [11] no dns-clientコマンドでDNSクライアント機能を無効にしたとき、CONFIGに dns-client disableコマンドが表示されるバグを修正した。 [12] snmp-server userコマンドで、「admin」というユーザー名を設定しようとすると エラーになり、既存のsnmp-server userコマンドの設定が削除されるバグを修正 した。 [13] firmware-update urlコマンドで、URLにIPv6アドレスを設定したとき、 firmware-update executeコマンドを実行してもファームウェアを更新できない バグを修正した。 [14] firmware-update executeコマンドでファームウェアのダウンロード中に、ダウン ロード先のWebサーバーとの接続が失われたとき、 firmware-update timeoutコマ ンドで設定したタイムアウト時間どおりにタイムアウトしないバグを修正した。 [15] firmware-update http-proxyコマンドで、プロキシーサーバーにIPv6リンクロー カルアドレスを使用するとき、VLANインターフェース(%vlanN)に不正な値を設 定できるバグを修正した。 [16] ntpdate oneshotコマンドを実行したとき、NTPサーバーとの接続性があっても稀に 時刻同期に失敗することがあるバグを修正した。 [17] ntpdate serverコマンドでNTPサーバーをFQDNで指定し、かつ dns-client domain-nameコマンドでデフォルトドメインを設定しているとき、時刻 同期後にデフォルトドメインを使用した名前解決ができなくなるバグを修正した。 [18] no logging hostコマンドでログの通知先の設定を削除したとき、エラーメッセー ジが表示されることがあるバグを修正した。 [19] clear loggingコマンドを実行したあと、reloadコマンドを実行して再起動する と、clear loggingコマンド実行後に出力された最初のSYSLOGメッセージが保存さ れないバグを修正した。 [20] 以下のコマンドの実行結果およびコマンドヘルプの誤記を修正した。 - show frame-counter - show mirror [21] Web GUIにアクセスするときに一定以上の遅延があると、特定のページの読み込み に約30秒の待ち時間が発生することがあるバグを修正した。 [22] Web GUIのダッシュボードのトラフィック情報ガジェットで、スループットがリン ク速度の60%を超えたときに表示される警告メッセージを「解除」ボタンで削除 すると、その後リンク速度が50%を下回っても、履歴に「リンク速度が50%を下回っ た」ことを示すメッセージが残らないバグを修正した。 [23] Web GUIの詳細設定の[基本設定]-[IPv4 設定]で、固定IPアドレスのネットマスク を空欄にした状態で、IPv4アドレスにDHCPクライアントを選択し「確認」ボタン を押すと、エラーメッセージが表示されるバグを修正した。 [24] Web GUIにIPv6アドレスでアクセスし、詳細設定の[基本設定]-[IPv4 設定]で、 IPv4アドレスにDHCPクライアントを選択、かつデフォルトゲートウェイを入力して 設定を確定したとき、エラーメッセージが表示されることがあるバグを修正した。 [25] Web GUIの詳細設定の[リンクアグリゲーション]で、一つの論理インターフェース に複数のポートが所属しているとき、論理インターフェースの削除ダイアログで、 「削除後の物理インターフェースの動作」に「無効にする」を選択して削除して も、インターフェースの動作が無効にならないバグを修正した。 Rev.1.03.03以降で発生する。 [26] Web GUIの詳細設定の[DNSクライアント]-[DNSクライアントの設定]で、「確認」ボ タンを押したとき、不要なCONFIGの保存処理が設定変更前に実行されるバグを修 正した。 [27] Web GUIの詳細設定の[アクセスリスト]-[アクセスリストの作成]で、送信元アドレ スの制御条件に「ネットワークアドレス」または「ワイルドカードビット付きアド レス」を追加したあと、異なるネットワークの送信元アドレスの制御条件を追加 できないバグを修正した。 Rev.1.03.04以降で発生する。 [28] Web GUIの詳細設定の[SNMP]-[コミュニティ]-[コミュニティの設定]で、関連設定 も変更するように指定して既存のコミュニティ名を変更するとき、確認ページで 詳細情報を表示すると「SNMPサーバーへのアクセス条件」に不正な情報が表示さ れるバグを修正した。 [29] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]-[SNMPを使用したアクセ ス]で、「条件を適用するコミュニティ/ユーザー」の名前にシングルクォーテー ション「'」が含まれていると、シングルクォーテーション「'」以降の文字列が 設定に反映されないバグを修正した。 [30] Web GUIの管理の[コマンド実行]で、複数のコマンドを一度に実行したとき、どれ か1つのコマンドの実行結果がエラーになると、その後に実行されたコマンドの実 行結果もエラーと表示されることがあるバグを修正した。 [31] Web GUIの以下のページで、設定の削除もしくは初期設定に戻す操作を実行したと き、JavaScriptエラーが発生するバグを修正した。 - 詳細設定の[インターフェースの設定]-[ポートミラーリング] - 詳細設定の[PoE制御]-[PoE制御の設定] [32] Web GUIの以下のページで、表示内容および表示メッセージの誤記を修正した。 - ダッシュボードのインターフェースガジェットの給電状況情報 - 詳細設定の[インターフェース設定]-[ポートミラーリング] - 詳細設定の[VLAN]-[タグVLAN]-[タグVLANの設定] - 詳細設定の[アクセスリスト]-[アクセスリストの作成]-[制御条件設定] - 詳細設定の[アクセスリスト]-[アクセスリストの適用] - 詳細設定の[SNMP]-[SNMPv3 ユーザー]-[ユーザーの設定] - 詳細設定の[SNMP]-[SNMPトラップ]-[トラップ送信先の設定]-[ユーザーの選択] - 管理の[本体の設定]-[現在の日時の設定] - 管理の[アクセス管理]-[パスワードの設定] - 管理の[スケジュール実行] - ヘルプのダッシュボードの[ダッシュボードについて] - ヘルプの詳細設定の[インターフェース設定]-[ポートミラーリング] - ヘルプの詳細設定の[ループ検出] - ヘルプの詳細設定の[DNSクライアント] - ヘルプの詳細設定の[SNMP]-[コミュニティ] - ヘルプの詳細設定の[SNMP]-[SNMPトラップ] - ヘルプの詳細設定の[スケジュール実行] [33] 1515バイト以上のL2MSフレームが破棄されずに転送されるバグを修正した。 [34] L2MSマスターの管理下にあるとき、他のL2MSマスターから送信されたL2MSフレーム が破棄されないバグを修正した。 [35] L2MSマスターの管理下から外れたあとに再度L2MSマスターの管理下に入ったとき、 L2MSマスターに管理されたことを示すSYSLOGが出力されないバグを修正した。 ■更新履歴 Mar. 2022, Rev.1.03.08 リリース 以上