http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.12.00/relnote_12_00_19.html Revision : 12.00.19 Release : Nov. 2016, ヤマハ株式会社 Rev.12.00.19リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ WLX302 Rev.12.00.18 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■脆弱性対応 [1] OpenSSLの以下の脆弱性対応を行った。 - CVE-2016-2108 (JPCERT/CC JVNVU#93163809) ■機能追加 [1] WLX402の無線LANコントローラー機能に対応した。 ・WLX402がController-APのとき、WLX402から本製品をMember-APとして管理できるよ うにした。 ●Controller-APのIPアドレスの設定 [書式]  wlan-controller host ip address IP-ADDRESS  no wlan-controller host ip address [IP-ADDRESS] [設定値および初期値] - IP-ADDRESS - [設定値] : IP アドレス xxx.xxx.xxx.xxx(xxx は十進数 ) - [初期値] : なし [説明] Controller-APのIPアドレスを設定する。 [ノート] Controller-APから設定を送信すると、自動的に設定される。通常は変更してはな らない。 ・WLX402から使用できるコントローラー機能のうち、一括リビジョンアップと無線ロ グ収集機能に対応した。 ●ログ収集用のポート番号の設定 [書式]  wlan-controller log port PORT  no wlan-controller log port [PORT] [設定値および初期値] - PORT - [設定値] :ポート番号(1 - 65535) - [初期値] : 50000 [説明] ログ収集に使用するポート番号を設定する。 [ノート] Controller-APから設定を送信すると、自動的に設定される。通常は変更してはな らない。 [2] Member-APのL2MS機能を制限するか否かを設定できる機能を追加した。 ・Web設定画面の[無線コントローラー]-[AP情報設定]ページにL2MS制限機能の設定 項目を追加した。 ●Member-APのL2MS機能を制限するか否かの設定 [書式]  wlan-controller l2ms restriction MODE no wlan-controller l2ms restriction [MODE] [設定値および初期値] - MODE - [設定値] : - legacy : Member-APが16台以上のときに制限する - on : 制限する - off : 制限しない - [初期値] : legacy [説明] legacyはMember-APが16台未満のときに、コントローラー(ルーター、スイッチ)の LANマップに表示される。 onはController-APのみがLANマップに表示される。 offはController-APを含む全てのAPがLANマップに表示される。 代替Controller-APは制限の対象ではない。 [ノート] 本コマンドは、無線LANコントローラー機能とL2MS機能を併用したときに、スレー ブの数がL2MSのコントローラーの最大制御台数を超えてしまい、LANマップに表示 されなくなってしまうことを防ぐために使用する。ただし、LANマップに実際に表 示されるスレーブの数はコントローラーの仕様に依存する。 本コマンドは、Controller-APから設定を送信したとき、代替Controller-APにのみ 送信される。 ■バグ修正 [1] IPアドレスをDHCPに設定しており、かつ無線の認証方式にWPAパーソナルまたはWPAエ ンタープライズを使用したVAPが複数ある状態で、IPアドレスを取得したときにリブ ートすることがあるバグを修正した。 [2] 無線LAN見える化ツールの[無線LAN情報]-[チャンネル使用率表示]で「Loading」と表 示されたままになり、グラフが描画されないバグを修正した。 [3] 本製品がAES(CCMP)で接続している無線端末からMIC Failure Report(EAPOL-Key Error Frame)を受信すると、その無線端末と同じVAPに接続している全ての無線端末 が切断されるバグを修正した。 [4] DHCPサーバー機能で、Member-APのDHCPリレーエージェント経由でリースされたIPア ドレスをリリースできないバグを修正した。 [5] Web設定画面の[拡張機能]-[DHCPサーバー]画面で、DHCPサーバー機能を使用しない」 から「DHCPリレーエージェント」へ変更するとき、正常な設定値を入力してもエラー が表示され、設定できないバグを修正した。 [6] Web設定画面の[拡張機能]-[メール通知]画面で、SMTPサーバーのポート番号を設定し ても表示に反映されないバグを修正した。 [7] radiusd clientコマンドでIPアドレスに"0.0.0.0"が設定できるバグを修正した。 [8] Member-APを選択せずに以下のコマンドを実行してもエラーにならないバグを修正した。 ・no wlan-controller channelコマンド ・no wlan-controller transmit power rateコマンド [9] 複数のコンソールを使用しているとき、telnet接続のコンソールに表示される日本語 のメッセージが文字化けするバグを修正した。 [10] Web設定画面のヘルプページの[コントローラー設定]ページの「役割」の説明の誤記 を修正した。 [11] 以下のコマンドのヘルプの誤記を修正した。 ・no wlan-controller member-ap lockコマンド ・wlan-controller ip addressコマンド ・airlink receive rate basicコマンド ・no airlink radius secondary serverコマンド ■更新履歴 Nov. 2016, Rev.12.00.19 リリース 以上