http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.12.00/relnote_12_00_16.html Revision : 12.00.16 Release : Jun. 2015, ヤマハ株式会社 Rev.12.00.16リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ WLX302 Rev.12.00.15 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] RADIUSサーバー機能で、再認証間隔を設定できるようにした。 ○RADIUSサーバーから指定する再認証間隔の設定 [書式] radiusd reauth interval INTERVAL no radiusd reauth interval [INTERVAL] [設定値及び初期値] INTERVAL [設定値] : ---------------------------------------------------------------- 設定値 説明 ---------------------------------------------------------------- 3600, 43200, 86400, 604800 再認証間隔[秒] ---------------------------------------------------------------- [初期値] : 3600 [説明] RADIUSサーバーから指定する再認証間隔を設定する。 [2] ヤマハルーターのLANマップで、SSIDごとの無線端末表示に対応した。 ただし、対象のRTX1210のファームウェアリビジョンをRev.14.01.09以降にする必要 がある。 ■仕様変更 [1] 無線LANコントローラー機能で、グループに登録できるMember-APの最大登録台数を 49台に変更した。 ※ヤマハルーターによるスイッチ制御またはLANマップ機能と併用する場合、Member- AP数によってヤマハルーターからの見え方が異なります。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/AP/docs/wlan-controller/index.html 外部仕様書の注意事項をよくご確認のうえ、ご利用ください。 ○Member-APを選択 [書式] wlan-controller select GROUP_NUM MEMBER_NUM wlan-controller select NONE no wlan-controller select [...] [設定値及び初期値] GROUP_NUM [設定値]: グループ番号(1) [初期値]: - MEMBER_NUM ★ [設定値]: メンバー番号(1..49) [初期値]: - NONE [設定値]: 選択しない [初期値]: - [説明] 対象とするグループ番号とメンバー番号を選択する。以降プロンプトには、 console promptコマンドで設定した文字列と選択したメンバー番号が続けて表示 される。 noneを指定すると、プロンプトにメンバー番号を表示しない。 [ノート] この操作コマンドは一般ユーザーでも実行できる。 no wlan-controller selectコマンドはwlan-controller select noneコマンドと 同じ動作をする。 ○コンフィグをMember-APに送信 [書式] wlan-controller config set GROUP_NUM MEMBER_NUM wlan-controller config set [all] [設定値及び初期値] GROUP_NUM [設定値]: グループ番号(1) [初期値]: - MEMBER_NUM ★ [設定値]: メンバー番号(1..49) [初期値]: - [説明] Controller-APで作成されたコンフィグをMember-APに送信する。 APをメンバー番号で指定すると、特定のMember-APにコンフィグを送信する。 "all"を指定すると、Controller-APに登録されている全てのMember-APにコンフ ィグを送信する。 パラメータを省略した場合は、"all"を指定した時と同様になる。 [ノート] schedule atコマンドで指定することができる。 Member-APでMACアドレスの重複指定、自身のMACアドレスが指定されている場合 は送信を行わない。 代替Controller-APが複数指定されている場合は送信を行わない。 Member-APの送信出力が「自動」の場合は送信出力自動変更の時刻設定が必要と なる。グループ内全てのAPが同時に自動変更を行わないようする為、 Contoroller-APの送信出力自動変更の時刻を基準として2分から30分の時間差を 設けた時刻設定を行う。 基準となるController-APの送信出力自動変更の時刻は、[無線設定]-[2.4GHz 詳 細]/[5GHz 詳細]の送信出力自動変更設定に従う。 当該の設定がされていない場合は、2時00分を基準とする。 Contoroller-APの送信出力自動変更の時刻がschedule atコマンドにより複数設 定されている場合は、全てのschedule atコマンドに対し2分から30分の時間差を 設けた時刻設定を行う。ただし、schedule atコマンドの時刻設定に範囲指定や "*"指定がある場合は、時刻の時間差設定は行わない。 ■バグ修正 [1] 以下の脆弱性対策を施した。 - glibcライブラリに関する脆弱性 CVE-2015-0235 (JPCERT/CC JVNVU#99234709) - OpenSSLに関する脆弱性 CVE-2015-0206 (JPCERT/CC JVNVU#98974537) CVE-2014-3569 (JPCERT/CC JVNVU#98974537) CVE-2014-3572 (JPCERT/CC JVNVU#98974537) CVE-2015-0204 (JPCERT/CC JVNVU#98974537) CVE-2015-0205 (JPCERT/CC JVNVU#98974537) CVE-2014-3570 (JPCERT/CC JVNVU#98974537) CVE-2014-3571 (JPCERT/CC JVNVU#98974537) CVE-2015-0287 (JPCERT/CC JVNVU#95877131) CVE-2015-0289 (JPCERT/CC JVNVU#95877131) CVE-2015-0292 (JPCERT/CC JVNVU#95877131) CVE-2015-0293 (JPCERT/CC JVNVU#95877131) CVE-2015-0209 (JPCERT/CC JVNVU#95877131) CVE-2015-0288 (JPCERT/CC JVNVU#95877131) CVE-2015-0286 (JPCERT/CC JVNVU#95877131) - ntpdに関する脆弱性 CVE-2014-9293 (JPCERT/CC JVNVU#96605606) CVE-2014-9294 (JPCERT/CC JVNVU#96605606) CVE-2014-9295 (JPCERT/CC JVNVU#96605606) CVE-2014-9296 (JPCERT/CC JVNVU#96605606) CVE-2014-9297 (JPCERT/CC JVNVU#96605606) CVE-2014-9298 (JPCERT/CC JVNVU#96605606) [2] WDS機能で、WDS-APのVAPに接続した無線端末からWDS-STAのVAPに接続した無線端末 へIP以外のプロトコルでは通信できないことがあるバグを修正した。 [3] 本製品を通過する通信セッションの合計数が15364を超えたとき、パケットロスが発 生することがあるバグを修正した。 [4] airlink fragment thresholdの設定値が2344未満かつairlink wmm use on(初期値) のとき、本製品から送信する無線フレームのフラグメンテーションが行われると (IEEE802.11b/g/a動作時)、端末との無線接続が切断されたり通信できなくなるこ とがあるバグを修正した。 [5] 一つの周波数帯あたり51台以上の無線端末が入れ替わり接続/切断を繰り返したとき、 その周波数帯で無線接続できなくなることがあるバグを修正した。 [6] ヤマハルーターのスイッチ制御画面で、本製品のLANポートにタグVLANを設定したと き、設定には成功しているにも関わらずエラーメッセージが表示されることがある バグを修正した。 [7] tftpでレポートファイルを取得したとき、取得したレポートファイルの内容が不正 なことがあるバグを修正した。 [8] Web設定画面の[無線設定]-[SSID管理]-[VAP設定]でVAP1以外の設定を編集している とき、「MACアドレスリストを表示しない」または「MACアドレスリストを表示する」 をクリックすると、常にVAP1の編集画面が表示されるバグを修正した。 [9] Web設定画面の[無線設定]-[SSID管理]-[VAP設定]でMACアドレスリストの2ページ目 以降を表示しているとき、MACアドレス欄にMACアドレスを入力して追加ボタンを押 しても登録ができないバグを修正した。 ■更新履歴 Jun. 2015, Rev.12.00.16 リリース 以上