http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.12.00/relnote_12_00_14.html
Revision : 12.00.14
Release : Oct. 2014, ヤマハ株式会社

Rev.12.00.14リリースノート


WLX302 Rev.12.00.13 からの変更点


■機能追加

  1. RADIUS認証機能およびアカウンティング機能で、セカンダリサーバーからプライマリサーバーへの自動切り戻し時間を設定できるようにした。

    ○RADIUSサーバー/RADIUSアカウントサーバーの自動切り戻し時間を設定する

    [書式]
    airlink radius failback timer time
    no airlink radius failback timer [time]
    [設定値及び初期値]
    • time
      • [設定値] :
        設定値 説明
        60..86400 プライマリサーバーへ自動的に切り戻すまでの時間[秒]
        off プライマリサーバーへ自動的には切り戻さない
      • [初期値] : off
    [説明]
    プライマリサーバーのトラブルにより、認証先がセカンダリサーバーへ切り替わった後、認証先をプライマリサーバーへ自動的に切り戻すまでの時間を設定する。セカンダリRADIUSサーバー/セカンダリアカウントサーバーをいずれも使用しない場合は、本設定値は使用されない。
    本設定値はセカンダリRADIUSサーバー/セカンダリRADIUSアカウントサーバー共通の設定となる。
    [ノート]
    airlink select コマンドでモジュールを選択した場合に設定することが可能。
  2. RADIUSアカウンティング機能で、Interim-Updateフレーム送信間隔を設定できるようにした。

    ○RADIUSアカウントサーバーへのInterim-Updateフレーム送信間隔を設定する

    [書式]
    airlink radius account update interval interval
    no airlink radius account update interval [interval]
    [設定値及び初期値]
    • interval
      • [設定値] :
        設定値 説明
        60..86400 Interim-Updateフレーム送信間隔[秒]
        off Interim-Updateフレームを送信しない
      • [初期値] : off
    [説明]
    RADIUSアカウントサーバーへのInterim-Updateフレーム送信間隔を設定する。
    RADIUSアカウントサーバーを使用しない場合は、本設定値は使用されない。
    [ノート]
    本設定値はRADIUSアカウントサーバー/セカンダリRADIUSアカウントサーバー共通の設定となる。
    本設定値がoffの場合でも、RADIUSサーバーからAcct-Interim-IntervalアトリビュートによりInterim-Updateの送信間隔を通知された場合は、通知された送信間隔が使用される。
    本設定値がoff以外の場合は、RADIUSサーバーから通知されるInterim-Updateアトリビュートは無視され、本設定値の間隔でInterim-Updateフレームが送信される。
    airlink selectコマンドで無線情報登録番号を選択した場合に設定することが可能。
  3. Web設定画面の[無線設定]-[SSID管理]-[VAP設定]に、MACアドレスリストのCSVファイルインポートおよびエクスポート機能を追加した。

  4. Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]に、ユーザーのCSVファイルインポートおよびエクスポート機能を追加した。また、登録済みユーザーを一括削除できるようにした。

■仕様変更

  1. MACアドレスフィルタリング機能で、以下の仕様を変更した。

    ○MACアドレスフィルタリングのリストの登録

    [書式]
    airlink macaddress filter list mac_address [comment]
    no airlink macaddress filter list mac_address [comment]
    [設定値及び初期値]
    • mac_address
      • [設定値] : xx:xx:xx:xx:xx:xx(xxは十六進数)リストに登録するMACアドレス
      • [初期値] : -
    • comment
      • [設定値] : コメント(16文字以内のASCII印刷可能文字)
      • [初期値] : -
    [説明]
    MACアドレスフィルタリングリストに登録する。
    最大256台まで登録することが出来る。 ★
    [ノート]
    airlink selectコマンドで無線情報登録番号を選択した場合に設定することが可能。
  2. RADIUSサーバー機能で、ユーザーの最大登録件数を200件に変更した。

  3. WDSアクセスポイントのVAPで、SSIDを通知しない設定ができるようにした。

  4. WDSアクセスポイントまたはWDSステーションが設定されているとき、同じVLANのVAPでプライバシーセパレータを使用できるようにした。

  5. Web設定画面の[拡張機能]-[メール通知]-[SMTPサーバーの設定]で、[SMTPS]ラジオボタンをクリックしたとき、[ポート番号]欄に入力される既定のポート番号を465に変更した。

■バグ修正

  1. 無線端末が切断したとき、ごく稀にリブートすることがあるバグを修正した。

  2. 無線フレームを受信したとき、ごく稀にリブートすることがあるバグを修正した。

  3. WDSステーションで電波出力自動調整機能を併用するとき、接続先のWDSアクセスポイントがリブートを繰り返すことがあるバグを修正した。

  4. 無線LAN見える化ツールを使用する設定のとき、無線チップにIntel 7260シリーズを搭載した無線端末と通信できないことがあるバグを修正した。

  5. RADIUSサーバーからSession-Timeout値が通知されないとき、PMKキャッシュを使用し続けるバグを修正した。

  6. 無線端末接続時にPMKキャッシュが使用されたとき、認証のタイムアウト時間がRADIUSサーバーから通知された時間ではなく、常に3600秒になるバグを修正した。

  7. TELNET機能で、コマンド実行中にセッションが切断されると、以降TELNETで接続できなくなることがあるバグを修正した。

■更新履歴

Oct. 2014,   Rev.12.00.14 リリース

以上