http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/ap/Rev.12.00/relnote_12_00_07.html
Revision : 12.00.07
Release : Jul. 2013, ヤマハ株式会社

Rev.12.00.07リリースノート


WLX302 Rev.12.00.05 からの変更点


■仕様変更

  1. メール通知機能でメールサーバーへTLS接続するとき、サーバー証明書を検証するオプションを追加した。

    ○SMTPメールサーバーの設定

    [書式]
    mail server smtp id address [port=port] [smtp-auth user password] [pop-before-smtp] [smtps] [verify-peer=sw]
    no mail server smtp id [address ...]
    [設定値および初期値]
    • id
      • [設定値] : メールサーバー設定ID(1)
      • [初期値] : -
    • address
      • [設定値] : メールサーバーのIPアドレスまたはホスト名
      • [初期値] : -
    • port
      • [設定値] : メールサーバーのポート番号
      • [初期値] : 25
    • user
      • [設定値] : 認証用ユーザー名
      • [初期値] : -
    • password
      • [設定値] : 認証用パスワード
      • [初期値] : -
    • pop-before-smtp
      • [設定値] : POP before SMTPの使用
      • [初期値] : -
    • smtps
      • [設定値] : SMTPSの使用
      • [初期値] : -
    • sw ★
      • [設定値] :
        設定値 説明
        on サーバー証明書の検証を行う
        off サーバー証明書の検証を行わない
      • [初期値] : off
    [説明]
    メール送信に使用するサーバー情報を設定する。
    smtp-authパラメーターでは、メール送信の際のSMTP認証のためのデータ(ユーザー名、パスワード) を指定する。
    SMTPサーバーで認証が必要ない場合はsmtp-authの設定は必要ない。
    SMTP認証でサポートしている認証プロトコルは、CRAM-MD5、DIGEST-MD5およびPLAIN認証の3種類であり、SMTPサーバーと認証交渉を行う。 pop-before-smtpパラメーターを設定すると、メール送信時にPOP before SMTP動作を行う。ここで行うPOP動作は、mail server popコマンドで同じIDで設定した ものを利用する。pop-before-smtpパラメーターが設定されているのに、対応するmail server popコマンドの設定がないと、メールは送信できない。 smtpsパラメーターを設定すると、メール送信時にSMTPSプロトコルを使用して送信する。

    verify-peer=onを設定すると、SSL/TLS接続時にサーバー証明書の検証を行う。
    検証してサーバー証明書が本物と確認できない場合、メール送信は行わない。
    [ノート] ★
    TFTPによりCA証明書をWLX302に保存できる。TFTPで転送する際には、書き込み先にcacert0 - cacert9を指定する。
    証明書は、PEM形式のCA証明書を指定することができる。
    ひとつのファイルに複数の証明書を含めることはできない。

  2. dateコマンドおよびtimeコマンドで、2000年1月1日 09時00分00秒(JST)以前の日付、時刻を設定できないよう変更した。

  3. 無線LAN見える化ツールの[周辺AP情報]-[AP一覧表示]で、SSIDを最大1800個まで表示するよう変更した。

  4. 無線LAN見える化ツールの[無線LAN情報]-[状態表示]で、SSIDを最大300個まで表示するよう変更した。

  5. 無線LAN見える化ツールの[無線LAN情報]-[チャンネル使用状況表示]で、検出した全てのSSIDを表示するよう変更した。

  6. 無線LAN見える化ツールのタイトルバーの表記を統一した。

■バグ修正

  1. 無線設定の変更を数万回繰り返すと、無線が機能しなくなることがあるバグを修正した。

  2. メール通知機能でSMTP認証を使用する設定にすると、メールが送信されないバグを修正した。

  3. 無線送信出力の設定値に関わらず、100%の送信電力で出力されることがあるバグを修正した。

  4. プライバシーセパレーター機能を一旦有効にしてから無効に設定すると、無線ステーション間で通信できないままになるバグを修正した。

  5. 無線LAN見える化ツールの情報の更新が一時的に停止することがあるバグを修正した。

  6. vlan-trunkコマンドの参加モードがleaveに設定されているとき、当該WLX302を制御下に置いているヤマハルーターのスイッチ制御画面で、VLAN不参加のポートが参加 ポートと誤って表示されるバグを修正した。

  7. SNMPのread-onlyコミュニティとread-writeコミュニティが同じとき、MIB変数にセットできないバグを修正した。

  8. snmp syscontact/syslocation/sysnameコマンドが設定されていないとき、それぞれsysContact/sysLocation/sysName MIB変数が不正な文字列になるバグを修正 した。

  9. show status mail serviceコマンドを実行しても実行結果が何も表示されないバグを修正した。

  10. メール通知機能で、件名、本文無しの空メールが通知されることがあるバグを修正した。

  11. メール通知機能で通知されるメール本文にCRのみ、またはLFのみの改行コードの行があるバグを修正した。

  12. show status bootコマンドの実行結果に誤った情報が表示されることがあるバグを修正した。

  13. airlink logコマンドがonに設定されていても無線ステーションの接続/切断に関するログが出力されないバグを修正した。

  14. スイッチ制御機能でヤマハルーターから設定を復元するとき、復元前の以下のコマンドが残ってしまうバグを修正した。

  15. 無線LAN見える化ツールの[無線LAN情報]-[CRCエラー率表示]で、CPU負荷が高いとデータが欠落することがあるバグを修正した。

  16. 無線LAN見える化ツールの[無線LAN情報]-[CRCエラー率表示]および[無線LAN情報]-[チャンネル使用率]で、グラフのプロット数が実際のデータよりも一つ少なく表示 されるバグを修正した。

  17. 無線LAN見える化ツールの[無線LAN情報]-[状態表示]および[レポート]-[ログ一覧表示]で、複数のVAPを使用しているとき、以下が正しく表示されないことがあるバグ を修正した。

  18. show logコマンドで、"reverse"キーワードが二重にタブ補完されるバグを修正した。

  19. メール通知機能で、SMTPサーバーアドレスをWeb設定画面から削除できないバグを修正した。

  20. Web設定画面の[管理機能]-[設定(Config)]-[設定の表示]で、表示される設定が文字化けすることがあるバグを修正した。

  21. Web設定画面の[管理機能]-[設定(Config)]-[コマンドの実行]で、restartコマンドを実行できるバグを修正した。

  22. Web設定画面の[拡張機能]-[RADIUSサーバー]-[ユーザー管理]および[クライアント一覧]で、入力ミスがあったときのエラーメッセージを修正した。

  23. IEで互換表示を有効にしているとき、Web設定画面の表示が崩れるバグを修正した。

  24. Web設定画面でTabキーによるメニュー選択ができないバグを修正した。

  25. Web設定画面の[拡張機能]-[メール通知]-[SMTPサーバーの設定]で、SMTPサーバーアドレスまたはPOPサーバーアドレスに不正なFQDNを設定してもエラーが検出されない バグを修正した。

  26. Web設定画面の[無線設定]-[2.4GHz基本]および[5GHz基本]で、チャンネルを変更後にチャンネル幅を変更すると、チャンネルが変更前の値に戻ってしまうバグを修正 した。

  27. Web設定画面の[管理機能]-[初期化]を実行したとき、DHCPでIPアドレスを割り当てられる環境下でも、ブラウザに対し再起動後に192.168.100.240からWeb設定画面を 読み込むように指示しているバグを修正した。

  28. IE8でWeb設定画面の[管理機能]-[再起動]を実行したとき、再起動中に再読み込みボタンを押すとステータスバーにエラーが表示されるバグを修正した。

  29. Web設定画面の[無線設定]-[SSID管理]で、VAPの設定を削除するとき、確認ダイアログによる確認がされないまま削除されるバグを修正した。

  30. HTTPクライアントによっては、Web設定画面のコンテンツを正しく取得できないことがあるバグを修正した。

  31. Web設定画面の[拡張機能]-[メール通知]-[SMTPサーバーの設定]で、SMTP認証またはPOP before SMTPを「使用する」と選択しても、IE8では認証ユーザー名などの入力 欄が表示されないバグを修正した。

  32. 無線LAN見える化ツールの[無線LAN情報]-[状態表示]で、状態表示を継続できなくなることがあるバグを修正した。

  33. 無線LAN見える化ツールのメール通知で、2.4GHz帯を使用しないときでもメールには"(2.4GHz)"という文字列が含まれるバグを修正した。

  34. 無線LAN見える化ツールのリセット直後に[無線LAN情報]-[状態表示](最大値)を表示すると、日時に"1970/01/01 09:00-"と表示されるバグを修正した。

  35. 無線LAN見える化ツールで、[レポート]-[ログ一覧表示]に"(2.4GHz)"および"(5GHz)"が表示されないバグを修正した。

  36. 無線LAN見える化ツールのメール通知で送られるメールにmail templateコマンドの設定が反映されないバグを修正した。

  37. 2.4GHz帯のみ使用する設定のとき、無線LAN見える化ツールで5GHzの[無線LAN情報]-[状態表示]のコメント欄にログが表示されるバグを修正した。

  38. 無線LAN見える化ツールの以下の画面で、長いSSIDを正しく表示できないバグを修正した。

  39. 無線LAN見える化ツールの[端末情報]-[端末一覧表示]または[周辺AP情報]-[AP一覧表示]のいずれかで[表示]ボタンを押したとき、レーダーチャートが正しく表示され ないことがあるバグを修正した。

  40. 無線LAN見える化ツールで、検出済みのAPを新規に検出したと報告することがあるバグを修正した。

  41. SNMPトラップを送信するときのメモリ使用量を減らした。

  42. ブラウザからログインしたときのログまたはshow status userコマンドの実行結果で、ブラウザのIPアドレスが"0.0.0.0"と表示されることがあるバグを修正した。

  43. ブラウザからログインしていなくても"HTTP Login/Logout"というログが出力されることがあるバグを修正した。

  44. show logコマンドの実行結果で、文字化けすることがあるバグを修正した。

  45. 以下のコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。

  46. 以下のWeb設定画面のヘルプページの誤記を修正した。

  47. 無線LAN見える化ツールのヘルプページの誤記を修正した。

■更新履歴

Jul. 2013,   Rev.12.00.07 リリース

以上