http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.15.04/relnote_15_04_03.html Revision : 15.04.03 Release : Jul. 2021, ヤマハ株式会社 RTX1220 Rev.15.04.03 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Rev.15.04.01 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] L2MSで以下の機種に対応した。 - SWX3220-16MT - SWX3220-16TMs - SWX2322P-16MT - SWX2320-16MT - SWX2110P-8G - SWX2110-16G - SWX2110-8G - SWX2110-5G - WLX413 - UTX200 - UTX100 [2] YNOエージェント機能で、LAS (ログ分析サービス) に対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/agent/las/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [3] モバイルインターネット機能で、以下のデータ通信端末に対応した。 - SoftBank A002ZT http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/mobile-internet/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [4] Web GUIのダッシュボードの[Live]に、UTXセキュリティーガジェットを追加した。 UTXセキュリティーガジェットでは、UTX100/UTX200から取得したセキュリティーレ ポートの概要を確認できる。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/dashboard_ver2/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 ■仕様変更 [1] IPIPトンネルで、L2TP/IPsecおよびL2TPv3に対応した。 ただし、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続のサービスでは、契約形態により制限が あるため、以下の技術資料をご確認のうえ、ご利用ください。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/#ipoe_46 [2] Web GUIの以下の機能で、OCNバーチャルコネクトサービス 固定IP1契約の設定時に 設定されるLuaスクリプトにおいて、グローバルIPv6アドレスの生成を監視するイン ターフェースを、Web GUIで選択されたインターフェースからLAN1へ変更した。 変更前のLuaスクリプトでも動作上問題はない。 [3] Web GUIの詳細設定の[LAN]-[IPアドレス]で、IPアドレスを手動で設定するとき、そ の他の設定のIPアドレスを自動で変更する範囲の初期値を以下のように変更した。 これに伴い、設定項目の表示順序を変更した。 - 変更前:DHCPで払い出すIPアドレスの範囲のみ変更する - 変更後:設定に含まれるIPアドレスをすべて変更する ■バグ修正 [1] IKEv2でPKI証明書を利用した認証を行うとき、ペイロードの不一致により接続でき ない場合にリブートすることがあるバグを修正した。 [2] IKEv2を使用してIPsecトンネルを確立している場合、SAの更新処理が行われるとき にリブートやハングアップが発生することがあるバグを修正した。 [3] IPv6機能で、複数のインターフェースに以下のコマンドを設定した時、上流からRA のプレフィックスの更新通知を受信するとリブートすることがあるバグを修正した。 - ipv6 INTERFACE rtadv sendコマンド - ipv6 pp rtadv sendコマンド [4] OSPFv3のパケットを受信したとき、リブートすることがあるバグを修正した。 [5] Web GUIのLANマップの[機器一覧]で、消失したスレーブ情報を削除したときリブー トすることがあるバグを修正した。 [6] Web GUIのLANマップで、Webブラウザーの複数のタブやウィンドウでそれぞれ異なる インターフェースのLANマップ画面を同時に開いているとき、インターフェース間で スレーブを移動したのちにツリービューから当該スレーブを選択すると、リブート したり状態が正常に表示されなかったりすることがあるバグを修正した。 [7] Flash ROMアクセス中にハングアップする可能性を排除した。 ただし、この問題が実機上で発現することは確認できていない。 [8] 不正な多重タグパケットを受信したとき、ハングアップすることがあるバグを修正 した。 [9] DHCPサーバー機能で、DHCP DISCOVERを一度に大量に受信したとき、ハングアップす ることがあるバグを修正した。 [10] IKEv2のIPsecトンネルにおいて、ipsec ike keepalive useコマンドでICMP Echo以 外のキープアライブ方式を設定している場合、IKE SAの更新処理が行われる度にメ モリーリークが発生するバグを修正した。 [11] 外部メモリー起動ができないバグを修正した。 [12] クラウドサービスとのVPN接続設定機能を使用してAmazon VPCと接続できないバグ を修正した。   なお、この問題はAmazon VPC側の仕様変更によって発生するようになっていた。 [13] 複数のルーティングプロトコルから同一の経路を受信しているとき、bgp exportコ マンドでルーティングテーブルに取り込まない設定になっている BGP 由来の経路 がshow ip route detailコマンドの結果に表示されることがあるバグを修正した。 [14] ospf export from ospfコマンドが設定されているとき、BGPで受信した経路がbgp exportコマンドの設定どおりにルーティングテーブルに取り込まれないことがある バグを修正した。 [15] 複数のルーティングプロトコルから同一の経路を受信しているとき、OSPFの優先度 が最も高く設定されていると、他のルーティングプロトコル由来の経路をbgp importコマンドの設定どおりにBGPに取り込むことができないことがあるバグを修 正した。 [16] YNOエージェント機能で、以下のいずれかの状態でルーターが起動すると、 "[YNO_AGENT] internal error"がDEBUGレベルのSYSLOGに出力されるバグを修正し た。 - yno useコマンドがon、かつyno access codeコマンドが設定されている - yno useコマンドがon、かつyno zero-config idコマンドが設定されている [17] YNOのGUI Forwarder経由で、Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]から既存の 設定で「IPv4 over IPv6 トンネルの設定」を「使用する」に変更すると、正常に ページ遷移が行われないバグを修正した。 [18] マルチポイントトンネルインターフェースのアドレスがゲートウェイに指定されて いる静的経路が、対象のトンネルの切断時に消失し、トンネルが再確立しても復元 せずに当該経路の通信ができなくなるバグを修正した。 [19] OCNバーチャルコネクトサービスの固定IP契約で、IPv4の通信ができなくなること があるバグを修正した。 [20] L2MSでスタック1台構成、かつ、スタックIDが1以外のスレーブが接続されていると き、認識できないスレーブとして検出されるバグを修正した。 [21] 動的フィルター機能で、ファストパスが有効かつNATまたはIPマスカレードが適用 される通信において、動的フィルターセッションの戻り方向の通信が発生している にもかかわらず、当該セッションがタイムアウトで削除されることがあるバグを修 正した。 [22] ファストパスで、ip tos supersedeコマンドの設定値によるtosフィールドの書き 換えが行われない事があるバグを修正した。 IPヘッダのサービスタイプが設定値と同じパケットによってファストパスのフロー が作られたときに、そのフローを利用するがサービスタイプが違うパケットについ て書き換えが行われていなかった。 [23] RAプロキシー配下のLANインタフェースで、RA受信により生成したIPv6アドレスが、 暫定IPv6アドレスのままになることがあるバグを修正した。 [24] メール通知機能で、SMTP認証を有効にしたとき一部のメールサーバーに対してメー ルを送信できないバグを修正した。 [25] 送信元MACアドレスが、マルチキャストアドレスであるパケットをLAN1インターフェー スで受信できないバグを修正した。 [26] データコネクト拠点間接続機能で、6対地までしか同時接続できないバグを修正し た。 [27] show status mobile signal-strengthコマンドで、不正なキーワードを入力しても エラーが表示されないバグを修正した。 [28] no ipsec tunnelコマンドで、policy_idオプションに整数以外が指定できるバグを 修正した。 これにより、ipsec tunnelコマンドが意図せず削除されトンネルがダウンすること がなくなる。 [29] show arpコマンドのカウント数が不正な値になることがあるバグを修正した。 [30] queue pp typeコマンドで、cbqとwfqが設定できるバグを修正した。 [31] Web GUIの以下のページでプロバイダーの設定を追加したとき、dns hostコマンド がdns host lan1に上書きされてしまうバグを修正した。 - かんたん設定の[プロバイダー接続] - 詳細設定の[プロバイダー接続] [32] Web GUIの以下のページで、IPv6 IPoE(DHCP)接続の「v6プラス」固定IPサービスを 設定したとき、不正な内容が設定されてIPv4で通信できなくなるバグを修正した。 - かんたん設定の[プロバイダー接続] - 詳細設定の[プロバイダー接続] [33] Web GUIのLANマップの設定[マスターモード時の動作設定]-[端末の管理]-[下記無 線AP配下の端末の更新間隔]で、対象の機種一覧にWLX212が記載されていないバグ を修正した。 [34] Web GUIのLANマップで、タグVLANの設定を追加または変更したとき、dns hostコマ ンドにタグVLANのインターフェースが重複して設定されることがあるバグを修正し た。 [35] Web GUIのLANマップで、SWX2100シリーズの「スイッチの設定表示と保守」ダイア ログを開いたとき、「ポートの動作」の説明に「使用しない」と表示されるバグを 修正した。 [36] Web GUIの管理の[アクセス管理]-[各種サーバーの設定]-[SSH/SFTP を使用したア クセス]で、利用できないアルゴリズムが表示されるバグを修正した。 [37] Web GUIの以下のページで、exec1で起動しているとき、「更新先ファームウェアの 指定」にexec1を指定しても、exec0が更新されるバグを修正した。 - 管理の[保守]-[ファームウェア更新]-[外部メモリからファームウェアを更新] - 管理の[保守]-[ファームウェア更新]-[PCからファームウェアを更新] [38] Web GUIのかんたん設定の[YNOエージェント]で、半角カタカナが含まれている文字 列を設定しようとすると、すでに設定されているyno useコマンドとyno access codeコマンドが削除されるバグを修正した。 [39] Web GUIのダッシュボードの[Live]の各ガジェットで、URLを直接Webブラウザーに 指定したときに正常に表示されないバグを修正した。 [40] Web GUIのダッシュボードのヘルプで、[概要]-[Liveの使い方]-[警告表示]の表に ファンについての記載があるバグを修正した。 -------------------------------------------------------------------------------- ■更新履歴 Jul. 2021, Rev.15.04.03 リリース 以上