http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/relnote/Rev.15.02/relnote_15_02_08.html
Revision : 15.02.08
Release : Aug. 2018, ヤマハ株式会社

RTX830 Rev.15.02.08 リリースノート


ファームウェアのリビジョンアップを行う前に必ずお読みください


Rev.15.02.03以降のファームウェアへリビジョンアップを行う際には以下の点にご注意ください。

Rev.15.02.03では以下の変更をしています。

RTX830 Rev.15.02.03 リリースノート」より、

1. 本機にアクセスするときのセキュリティーを強化した。

8. 工場出荷状態の設定にtelnetd host lanコマンドを追加した。

Rev.15.02.03以降のファームウェアを使用して工場出荷状態からプロバイダーを設定すると、上記のコマンドが設定されているため遠隔からTELNETでログインができなくなります。 遠隔からTELNETでログインをする場合はtelnetd hostコマンドの設定を変更してください。


Rev.15.02.05 からの変更点


■機能追加

  1. YNOエージェント機能でゼロコンフィグに対応した。

    http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/yno/agent/index.html

    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。

  2. DHCPv6-PDのIRで取得したDNSサーバーのIPv6アドレスに対して、取得したインターフェースにNSを送信するようにした。
    ルーターをRAプロキシに設定した場合に、上流のホームゲートウェイからNS/NAを受信するとそのIPv6アドレスへのimplicit経路を生成するため、この機能によりホームゲートウェイへの経路を自動的に作ることができる。

  3. Web GUIの詳細設定の[LAN]-[ポート]で、LANのリンク速度を設定できるようにした。

■仕様変更

  1. loadコマンドで、以下の変更を行った。

  2. DHCPサーバー機能でスコープに空いているアドレスがなかったときに出すSYSLOGメッセージをDEBUGレベルからINFOレベルに変更し、ネットワークアドレスも表示するようにした。
    DISCOVER受信時にこのログを出力するが、連続してDISCOVERを受信しても同じログの出力は1分間抑制される。

  3. dhcp scopeコマンドで、expireおよびmaxexpireで設定できる最大値を21474836分にした。また、21474837以上の値を入力すると自動的に21474836が設定されるようにした。

    〇DHCPスコープの定義

    [書式]
    dhcp scope scope_num ip_address-ip_address/netmask [except ex_ip ...] [gateway gw_ip] [expire time] [maxexpire time]
    no dhcp scope scope_num [ip_address-ip_address/netmask [except ex_ip ...] [gateway gw_ip] [expire time] [maxexpire time]]
    [設定値及び初期値]
    • scope_num
      • [設定値] : スコープ番号 (1..65535)
      • [初期値] : -
    • ip_address-ip_address
      • [設定値] : 対象となるサブネットで割り当てるIPアドレスの範囲
      • [初期値] : -
    • netmask
      • [設定値] :
        xxx.xxx.xxx.xxx(xxxは十進数)
        0xに続く十六進数
        マスクビット数
      • [初期値] : -
    • ex_ip
      • [設定値] : IPアドレス指定範囲の中で除外するIPアドレス(空白で区切って複数指定可能、'-'を使用して範囲指定も可能)
      • [初期値] : -
    • gw_ip
      • [設定値] : IPアドレス対象ネットワークのゲートウェイのIPアドレス
      • [初期値] : -
    • time
      • [設定値] :
        設定値 説明
        1..21474836 分 (RTX1210 Rev.14.01.32、RTX830 Rev.15.02.08以降)★
        1..2147483647 分 (上記以外)★
        xx:xx 時間 : 分
        infinity 無期限リース
      • [初期値] : expire TIME=72:00、maxexpire TIME=72:00
    [説明]
    DHCPサーバーとして割り当てるIPアドレスのスコープを設定する。
    除外IPアドレスは複数指定できる。リース期間としては無期限を指定できるほか、DHCPクライアントから要求があった場合の許容最大リース期間を指定できる。
    [ノート]
    ひとつのネットワークについて複数のDHCPスコープを設定することはできない。
    複数のDHCPスコープで同一のIPアドレスを含めることはできない。IPアドレス範囲にネットワークアドレス、ブロードキャストアドレスを含む場合、割り当て可能アドレスから除外される。
    DHCPリレーエージェントを経由しないDHCPクライアントに対してgatewayキーワードによる設定パラメータが省略されている場合にはルーター自身のIPアドレスを通知する。
    expireの設定値はmaxexpireの設定値以下でなければならない。
    工場出荷状態およびcold startコマンド実行後の本コマンドの設定値については「1.7工場出荷設定値について」を参照してください。
    Rev.10.00 系以前、RTX1200のRev.10.01.71以前、RTX810のRev.11.01.28以前、RTX5000/RTX3500のRev.14.00.21以前、および、RTX1210のRev.14.01.20以前では、dhcp scopeコマンドを実行した場合に、同一のスコープIDを持つ以下のコマンドの設定が消去される。

    dhcp scope bind
    dhcp scope option
  4. IPv6で、前回取得したプレフィックスと異なるプレフィックスのRAを受信したとき、IRを送出するようにした。

  5. IPv6で、インターフェースのアップ等のイベント発生からRSが送信されるまでの時間を100ミリ秒から1秒に変更した。

  6. Web GUIの詳細設定の[LAN]で、以下の変更を行った。

  7. tunnel endpoint local addressコマンドでIPv6動的アドレスに対応した。

    〇自分側トンネルインタフェースの端点IPアドレスの設定

    [書式]
    tunnel endpoint local address local
    [設定値及び初期値]
    • local
      • [設定値]:自分側のトンネルインタフェース端点のIPアドレス、またはホスト名(半角64文字以内)
      • [初期値]:-
    [説明]
    自分側のトンネルインターフェース端点のIPアドレス、またはホスト名を設定する。
    IPアドレスはIPv4/IPv6いずれのアドレスも設定できる。トンネルインターフェース端点としてIPv4アドレスを設定した場合には、IPv4 over IPv4トンネルとIPv6over IPv4トンネルが、IPv6アドレスを設定した場合にはIPv4 over IPv6トンネルとIPv6 over IPv6トンネルが利用できる。
    tunnel endpoint remote addressコマンドの設定がない場合、もしくはlocalとremoteでIPv4/IPv6の種別が異なる場合は、本コマンドの設定は反映されない。 また、本コマンドでホスト名を設定し、tunnel endpoint remote addressコマンドでIPアドレスを設定した場合、tunnel endpoint remote addressコマンドのIPv4/IPv6種別に従ってホスト名の名前解決が行われる。
    [ノート]
    本コマンドにより設定したIPアドレスおよびホスト名が利用されるのは、tunnel encapsulationコマンドの設定値がipipの場合である。
    RTX5000/RTX3500はRev.14.00.22以降で使用可能。
    RTX1210はRev.14.01.20以降で使用可能。
    IPv6のダイナミックアドレスは、以下の機種およびリビジョンで使用可能。★
    RTX830 Rev.15.02.08以降★

■バグ修正

  1. YNOエージェント機能で、YNOマネージャーの[機器詳細]-[コマンド実行]や[機器詳細]-[CONFIG管理]で以下のコマンドを大量に含むCONFIGを投入したときに、リブートすることがあるバグを修正した。

  2. GUI Forwarder経由でLANマップのHTTPプロキシーからスレーブ機器のGUIを操作すると、リブートしたりハングアップすることがあるバグを修正した。

  3. マルチポイントトンネルで接続している対向機器から、point-to-pointトンネルに対するIPsecメインモードの接続要求を受信するとリブートすることがあるバグを修正した。

  4. マルチポイントトンネルの接続が確立している状態で、以下のコマンドを実行するとリブートするバグを修正した。

  5. L2MSのスレーブとして無線APが検出されているとき、Web GUIでLANマップの操作を繰り返すと、リブートすることがあるバグ修正した。

  6. dhcp scope bindコマンドで、端末に割り当てたIPアドレスを含む範囲を設定した後に端末から再取得のREQUESTメッセージを受信するとリブートするバグを修正した。

  7. PPバックアップとネットワークバックアップを設定した状態で、再起動後に以下のいずれかのコマンドを実行するとハングアップし、その後リブートすることがあるバグを修正した。

  8. sshd host key generateコマンドが設定されているCONFIGファイルで動作しているとき、loadコマンドで現在の設定と同一のCONFIGファイルを展開元のファイルに指定し、かつno-key-generateオプションを付加して実行するとリブートするバグを修正した。

  9. anonymousインターフェースでPPPoE接続の発信を行うとリブートすることがあるバグを修正した。

  10. SWX2300、SWX2310P、SWX3100、SWX3200のいずれかがL2MSのスレーブとして接続されていて、かつ、当該スレーブにタグVLANが大量に設定されているとき、CPU使用率が100%になり、CLIやWebGUIのLANマップがハングアップするバグを修正した。

  11. YNOエージェント機能で、外部メモリー内の暗号化したCONFIGで起動しているときにYNOマネージャーの[機器詳細]-[コマンド実行]からコマンドを実行すると、CONFIGが自動で保存されないバグを修正した。

  12. 「v6プラス」接続機能で、サーバーから不正なMAPルールを取得した場合や一部のエラーが返ってきたときにトンネルがダウンしないバグを修正した。

  13. 「v6プラス」接続後にLANケーブルを抜いてトンネルがダウンしたとき、show status tunnelコマンドで、IPv6アドレスの表記が::ではなく、0.0.0.0になっていたバグを修正した。

  14. 「v6プラス」接続機能で、ポート番号の範囲が14セットまでしか設定されないバグを修正した。

  15. L2TPv3を用いたL2VPNで、トンネル接続を開始するとき、対象のトンネル番号より大きな番号のトンネル接続を開始することがあるバグを修正した。

  16. IPsec over IPIPファストパスで、RAやNDの更新時にパケットロスが発生することがあるバグを修正した。

  17. IPIPトンネル機能およびIPsecトンネル機能で、WAN側のインターフェースのMIB変数ifInUcastPktsとifOutUcastPktsが正しくカウントされないバグを修正した。

  18. IPsec over IPIPトンネルの構成で、トンネルインターフェースの受信パケット数とオクテット数がカウントされないバグを修正した。

  19. set、alias、macroコマンドでアンダースコアを先頭文字にしたNAMEが登録できてしまうバグを修正した。

  20. loadコマンドで、引数を6個以上設定するとコマンド実行エラーになるバグを修正した。

  21. macroコマンドに続けてタブキーを押すとハイフン(-)が補完されるバグを修正した。

  22. クラウドサービスとのVPN接続設定機能で、nat descriptor masquerade staticコマンドのUDPのポート番号に以下のいずれかの設定がある場合、AWSから取得したCONFIGの設定に失敗するバグを修正した。

  23. dhcp scope bindコマンドで範囲指定による予約をしたとき、その範囲内のIPアドレスが予約していない機器にも割り当てられてしまうバグを修正した。

  24. show configコマンドで、dhcp scopeコマンドがスコープ番号順に表示されないことがあることがあるバグを修正した。

    Rev.15.02.05でのみ発生する。

  25. dhcp scope bindコマンドで、以下の設定をした場合に上書きされずエラーになるバグを修正した。

    Rev.15.02.05でのみ発生する。

  26. dhcp scopeコマンドで、expireまたはmaxexpireに71582789以上を指定するとリース時間が正しく設定されないバグを修正した。

  27. 外部メモリー内の設定ファイルから起動し、外部メモリーを外した状態でWeb GUIのLANマップの以下のページで、間違ったメッセージが表示されることがあるバグを修正した。

  28. Web GUIのLANマップの以下のページで、プログレスバーが非表示にならなかったり、間違ったメッセージが表示されることがあるバグを修正した。

  29. Web GUIのLANマップで、履歴が数百件以上たまった状態で画面遷移を行ったり、Webブラウザーのウィンドウを閉じたりすると、数分間Web GUIの応答がなくなることがあるバグを修正した。

  30. Web GUIの詳細設定の[プロバイダー接続]の[NATの設定]で、「アドレスを指定」を選択してもアドレスを入力するテキストボックスが入力可能にならないバグを修正した。

    Rev.15.02.05でのみ発生する。

  31. CLIからNATの設定をすべて削除しても、Web GUIの詳細設定の[NAT]のNATディスクリプターの一覧に無効なNATディスクリプター番号の設定が表示されてしまうバグを修正した。

  32. Web GUIの詳細設定の[NAT]-[NATディスクリプターの設定]で、外側アドレスおよび内側アドレスで範囲指定したとき、アドレス数が最大値の16384を超えていてもエラーにならないことがあるバグを修正した。

  33. Web GUIの詳細設定の[NAT]-[インターフェースへの適用の設定]で、指定のインターフェースにNATを適用しても設定が保存されないバグを修正した。

■更新履歴

Aug. 2018, Rev.15.02.08 リリース
Nov. 2018, 「ファームウェアのリビジョンアップを行う前に必ずお読みください」追記
Nov. 2018, 仕様変更[7] 追記

以上