Revision : 15.01.03 Release : Nov. 2016, ヤマハ株式会社 Rev.15.01.03 リリースノート ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○NVR510 Rev.15.01.02 からの変更点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■機能追加 [1] L2TP/IPsecに対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/l2tp_ipsec/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 なお、IPsecによるLAN間接続VPNおよびL2TPv3を用いたL2VPNには対応していません。 [2] RADIUSを使用したログインユーザーの管理機能を追加した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/login-radius/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [3] NGN網接続時のRADIUSアカウンティングに対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ngn/ngn-radius-account/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [4] データコネクトRADIUS認証機能に対応した。 http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ngn/ngn-radius-auth/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 [5] TCP ウィンドウ・スケール・オプションをコマンドで変更できるようにした。 ○TCP ウィンドウ・スケール・オプションを変更する [書式] ip INTERFACE tcp window-scale SWITCH ip pp tcp window-scale SWITCH ip tunnel tcp window-scale SWITCH no ip INTERFACE tcp window-scale [SWITCH] no ip pp tcp window-scale [SWITCH] no ip tunnel tcp window-scale [SWITCH] [設定値及び初期値] INTERFACE [設定値] : LANインターフェース名、WANインターフェース名 [初期値] : - SWITCH [設定値] : ------------------------------------------------------------------- 設定値 説明 ------------------------------------------------------------------- off 何もしない remove TCPウィンドウ・スケール・オプションを削除する ------------------------------------------------------------------- [初期値] : off [説明] インターフェースを通過するTCPパケットのウィンドウ・スケール・オプション を強制的に変更する。 removeを指定すると、ウィンドウ・スケール・オプション が有効になっていた 場合には、無効にして転送する。 ○TCP ウィンドウ・スケール・オプションを変更する [書式] ipv6 INTERFACE tcp window-scale SWITCH ipv6 pp tcp window-scale SWITCH ipv6 tunnel tcp window-scale SWITCH no ipv6 INTERFACE tcp window-scale [SWITCH] no ipv6 pp tcp window-scale [SWITCH] no ipv6 tunnel tcp window-scale [SWITCH] [設定値及び初期値] INTERFACE [設定値] : LANインターフェース名、WANインターフェース名 [初期値] : - SWITCH [設定値] : ----------------------------------------------------------------- 設定値 説明 ----------------------------------------------------------------- off 何もしない remove TCPウィンドウ・スケール・オプションを削除する ----------------------------------------------------------------- [初期値] : off [説明] インターフェースを通過するTCPパケットのウィンドウ・スケール・オプション を強制的に変更する。 removeを指定すると、ウィンドウ・スケール・オプション が有効になっていた 場合には、無効にして転送する。 [6] Web GUIの詳細設定の[IP電話]-[カスケード接続]で、カスケード接続の設定をでき るようにした。 [7] L2MSで、以下の機種に対応した。 - WLX402 - SWX2100-5PoE - SWX2100-10PoE - SWX2100-24G http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/swctl/index.html 外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。 ■仕様変更 [1] MLD機能で、リンクローカルスコープのグループが格納されたレポートの送受信を行 わないようにデフォルトの動作を変更した。また、従来の動作に戻すために ipv6 INTERFACE mldコマンドにreport-link-local-groupオプションを追加した。 [書式] ipv6 INTERFACE mld TYPE [OPTION ...] ipv6 pp mld TYPE [OPTION ...] ipv6 tunnel mld TYPE [OPTION ...] no ipv6 INTERFACE mld [TYPE [OPTION ...]] no ipv6 pp mld [TYPE [OPTION ...]] no ipv6 tunnel mld [TYPE [OPTION ...]] [設定値及び初期値] INTERFACE [設定値] : LAN インターフェース名 [初期値] : - TYPE : MLD の動作方式 [設定値] : ------------------------------------------------------------------- 設定値 説明 ------------------------------------------------------------------- off MLD は動作しない router MLD ルーターとして動作する host MLD ホストとして動作する ------------------------------------------------------------------- [初期値] : off OPTION : オプション [設定値] : version=VERSION MLD のバージョン --------------------------------------------------------------- 設定値 説明 --------------------------------------------------------------- 1 MLDv1 2 MLDv2 1,2 MLDv1 と MLDv2 の両方に対応する。 (MLDv1 互換モード ) --------------------------------------------------------------- syslog=SWITCH 詳細な情報を syslog に出力するか否か --------------------------------------------------------------- 設定値 説明 --------------------------------------------------------------- on 表示する off 表示しない --------------------------------------------------------------- robust-variable=VALUE(1..10) MLD で規定される Robust Variable の値を設定する。 report-link-local-group=SWITCH★ リンクローカルスコープのグループを処理するか否か --------------------------------------------------------------- 設定値 説明 --------------------------------------------------------------- on MLD ルーターとして動作しているとき、リンクローカ ルスコープのグループのレポート受信を有効にする MLD ホストとして動作しているとき、リンクローカル スコープのグループのレポート送信を有効にする off リンクローカルスコープのグループのレポート送受信 を無効にする -------------------------------------------------------------- [初期値] : version=1,2 syslog=off robust-variable=2 report-link-local-group=off★ [説明] インターフェースにおけるMLDの動作を設定します。 [2] NGNのリナンバリングで、DEBUGレベルのSYSLOGに出力されていた以下のログを、 INFOレベルのSYSLOGに出力するようにした。 - [DHCPv6] Renumbering start インターフェース名 - [DHCPv6] Renumbering success インターフェース名 - [IPv6] Received renumbering signal インターフェース名 - [IPv6] Renumbering start インターフェース名 - [IPv6] Renumbering success インターフェース名 [3] DHCPv6クライアント機能で、サーバーからRECONFIGUREメッセージを受信したときに、 INFOレベルのSYSLOGに以下のログを出力するようにした。 - [DHCPv6] receive RECONFIGURE [4] 以下のコマンドで指定できるパラメーターを統一した。 - dns host - httpd host - sftpd host - sntpd host - sshd host - telnetd host - tftp host パラメーターとして以下を指定することができる。 - IPアドレス - IPアドレスの範囲指定 - 複数のIPアドレスを列挙 - 以下のキーワード - "lan" - "lanN"(※) - "wan1"(※) - "lanN/M"(※) - "onu1"(※) - 複数のインターフェース(上記※のキーワード)とホストを列挙 - any - none [5] Web GUIの以下のページの表示内容を変更した。 - 管理の[本体の設定] - かんたん設定の[VPN]-[拠点間接続]の入力内容の確認ページ [6] Web GUIのかんたん設定の[VPN]-[拠点間接続]の経路に関する設定ページで以下の変 更を行った。 - 新規登録時の選択肢として「経路を設定しない」を追加した。 - 設定変更時の選択肢として「設定を変更しない」を追加した。 - 選択肢として「デフォルト経路」を追加した。 - 既に設定済みの経路を宛先として指定できるようにした。 - 接続先のLAN側のアドレスのネットマスクに1 bitと32 bitを選択できるようにし た。 [7] netvolante-dns auto hostnameコマンドで、OUIが"00:a0:de"以外のときは、「'y'+ (MACアドレス全12桁).auto.netvolante.jp」という形のホスト名が自動生成されるよ うにした。 ■バグ修正 [1] ネットボランチDNSで、電話アドレスを取得しているインターフェースと異なるイン ターフェースから電話アドレスを再取得すると、リブートやハングアップすること があるバグを修正した。 [2] モバイルインターネット機能で以下のコマンドが設定されているとき、ルーターの 起動時にハングアップやリブートを繰り返すことがあるバグを修正した。 - syslog host - pp always-on on [3] LANマップのメール通知機能で、メールの送信中にLANマップやスナップショット機 能を無効にしたとき、リブートすることがあるバグを修正した。 [4] 設定の保存に失敗したときメモリーリークすることがあるバグを修正した。 [5] Web GUIのかんたん設定の[IP電話]の以下のページでメモリーリークが発生すること があるバグを修正した。 - ひかり電話 - SIPサーバー接続 - SIP電話帳 [6] モバイルインターネット機能で、PPインターフェース接続にてdocomo L-03Fを利用 したときに、不正な切断理由になることがあるバグを修正した。 [7] インターフェースのIPアドレスが設定されimplicit経路が追加されたときに、優先 度が低い経路については経路の再検索が行われないバグを修正した。 [8] MLD機能で、MLDルーターのMLDv1,v2の互換モードとして動作しているとき、MLDv1レ ポートを受信してグループ情報を登録し、一定時間の間そのグループ情報を含む MLDv1レポート受信しなかった場合に、そのグループのエントリーがタイムアウトし なくなるバグを修正した。 [9] 以下の条件をすべて満たすとき、analog extension machine-idコマンドを設定でき ないことがあるバグを修正した。 - カスケード接続で9台接続している - アナログ親機モードで動作している - 機器番号を設定していないアナログ子機に対して機器番号を設定しようとする [10] NGNのリナンバリングに関するログの誤記を修正した。 [11] dhcp duplicate checkコマンドで2つめのパラメータを入力せずに設定しよう としたときに、パラメータの数が不適当ですというエラーにならないバグを修 正した。 [12] dhcp scopeコマンドのコマンドヘルプの誤記を修正した。 [13] Web GUIのダッシュボードで、以下のガジェットを別ウィンドウで表示したとき、 ガジェットの内容が正しく表示されないバグを修正した。 - システム情報 - プロバイダー接続状態 - VPN接続状態(拠点間) - VPN接続状態 (リモートアクセス) - プロバイダー接続履歴 - 通話履歴 - 不正アクセス検知履歴 - SYSLOG [14] LANマップで、スレーブとしてヤマハ無線APが24台以上接続されているとき、ヤマ ハ無線APのコンフィグの一括保存、または一括復元を行うと、エラーメッセージが 表示されるバグを修正した。 [15] Web GUIの以下の画面で、インターフェース名が"LAN"や"ONU"ではなく、LAN1"や "ONU1"と表示されるバグを修正した。 - かんたん設定の[基本設定]-[LAN アドレス] - [IPv4アドレスの設定] および同ヘルプページ - [IPv4アドレスの設定]-[入力内容の確認] - [IPv4アドレスの設定]-[入力内容の確認]-[LAN1 アドレスに関連する設定の一 括変更の詳細] - 詳細設定の[LAN]-[IPv4アドレスの設定]-[入力内容の確認] - 詳細設定の[ONU]-[IPv4アドレスの設定]-[入力内容の確認] [16] Web GUIのかんたん設定の[プロバイダー接続]で、「DHCP、または固定IPアドレス による接続」のプロバイダーを登録したとき、httpd host lan1コマンドが設定さ れないバグを修正した。 [17] デフォルト経路にトンネルインターフェースが指定されているとき、Web GUIのか んたん設定の[プロバイダー接続]でプロバイダー情報が表示されないバグを修正し た。 [18] デフォルト経路に同一ゲートウェイが複数設定されているとき、Web GUIの以下の ページでプロバイダーが複数個表示されるバグを修正した。 - かんたん設定の[プロバイダー接続] - かんたん設定の[ネットボランチDNS]のホストアドレスの設定ページ - かんたん設定の[IP電話]-[ネットボランチ電話]の電話アドレスサービスの設定 ページ [19] Web GUIで、デフォルト経路に設定されていないプロバイダー接続に対してIPIPト ンネルを設定できないバグを修正した。 [20] Web GUIのかんたん設定の[VPN]-[拠点間接続]で、以下の操作を行うと同一経路の 設定も削除されてしまうバグを修正した。 - VPN接続設定を削除する - 経路に関する設定ページで、経路を削除する [21] Web GUIの以下の画面で、TELポートを使用する設定をしてもsip use onコマンドが 発行されないバグを修正した。 - かんたん設定の[IP電話]-[基本設定] - 詳細設定の[IP電話]-[TELポート] [22] Web GUIの詳細設定の[IP電話]-[TELポート]で、現在選択中のTELポートと同じ設定 を他のTELポートに適用したときに、他のTELポートに元からある以下の項目の設定 が削除されないバグを修正した。 - SIPユーザー名(着信専用) - ダイヤルイン/FAX無鳴動着信 [23] Web GUIの詳細設定の[IP電話]-[TELポート]で、設定の変更が保存されないバグを 修正した。 「ダイヤルイン/FAX無鳴動着信」以外の項目で発生する。 [24] Web GUIの詳細設定の[IP電話]-[TELポート]で、ダイヤルイン/FAX無鳴動着信の設 定をしたときにエラーが誤表示されてしまう可能性があるバグを修正した。 [25] Web GUIの詳細設定の[ルーティング]で、静的ルーティングの一覧が正しく表示さ れないことがあるバグを修正した。 [26] Web GUIの管理の[保守]-[ファームウェアの更新]-[ファームウェア更新の基本設定] で、以下のバグを修正した。 - ダウンロード先のURLとして235文字以上の名称を入力して設定の確定を行うと、 設定されるURLが234文字になる - 255文字までしか設定できないダウンロード先のURLのテキストボックスが、256 文字まで入力できる ■更新履歴 Nov. 2016, Rev.15.01.03 リリース Nov. 2016, 仕様変更[4] 誤記訂正 Dec. 2016, 機能追加[7] 追加 Dec. 2016, 機能追加[7] 機種追加 Feb. 2017, 機能追加[7] 機種追加 Feb. 2017, 仕様変更[7] 追加 以上