ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/relnote/Rev.06.01/relnote_06_01_09.txt Revision : 06.01.09 Release : Oct 2001, ヤマハ株式会社 RT300i/RT140 Rev.6.01.09 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.6.01.07からの変更点 ========================================================================== ■仕様変更 [1] IPマスカレードで変換するためのエントリがなくてパケットを破棄すると きに、nat descriptor logコマンドがonに設定されていると、noticeレベ ルのsyslogにパケットを破棄したことをを出力するようにした。 syslog例 PP[01] Rejected at NAT(1): ICMP 133.176.200.100 > 133.176.200.102 : echo request PP[01] Rejected at NAT(1): TCP 133.176.200.100:1085 > 133.176.200.102:23 ■バグ修正 [1] MMIの修正 - fr compressionコマンドでnoneを設定したときにFR圧縮が動作する - disconnectコマンドで、'anonymous'キーワードをTABで補完できない - ppp ccp typeコマンドで不正な引数を設定したときにリブートする - オンラインヘルプの修正 [2] 相手からMPのリンク切断をBACPで要求された時に、ppp mp minlink、ppp mp load thresholdコマンドの設定値およびその時のデータ転送レートに よってはリンク切断を拒否するようにした。また、相手から要求された Call-RequestまたはCallbackRequestで、Link TypeとしてISDNと共にその 他の回線も指定された場合にISDNを指定するようにした。 [3] ip routeコマンドでLANインタフェースに対する経路を設定したときに、 経路の送信インタフェースが正しく設定されないことがあるのを修正した。 例えば、以下のコマンドを設定して再起動すると、192.168.2.0/24の経路 の送信インタフェースが、PP1になってしまう。 ip lan1 address 192.168.1.1/24 ip route default gateway pp 1 ip route 192.168.2.0/24 gateway 192.168.1.2 [4] 大量のパケットを受信したときに動作が不安定になることがあるのを修正 した。実際の現象としては、RT103iでブリッジを使用するときに負荷が高 くなると、ハングアップやリブートなどが発生する。 [6] pp auth usernameコマンドで " " を設定すると設定内容を表示させたと きに文字化けを起こすバグを修正した。 [6] ブリッジで、LANインタフェースからPPインタフェースに対してパケット を転送するときに、パケットを送信しているにも関わらず、送信タイムア ウトで回線を切断することがあるのを修正した。 [7] FR圧縮で、PVC状態問合を送信してからPVC状態表示を受信するまでの間 にReset-Requestを受信し、さらに同じことが2回続くと回線が正常である にもかかわらず、回線の切断処理を起動してしまうのを修正した。なお、 その後には再び回線の接続を検出して元に戻る。 [8] 専用線やFRのバックアップで、バックアップ先のPPが回線障害などの理 由で接続されないときに、バックアップ元のPPでRIPを送信するように設 定していると、RIPが5秒程度の間隔で頻繁に送信されるバグを修正した。 [9] TCPのechoやrdateのコネクションを受動で確立した後に、FIN、RSTを続 けて受信すると、TCPの動作が不安定になることがあるのを修正した。 [10] IKEでquick modeの応答側として動作するときに、IDを設定しているにも かかわらず、IDを送信しないバグを修正した。対向がRTシリーズの場合 には、通常はIDを使用しないので、問題にならない。 [11] データ部分に設定されたIPヘッダの内容が不正なICMPメッセージを受信 してNATで変換しようとしたときにリブートすることがあるバグを修正し た。