Revision : 04.07.22 Release : Apr 2003, ヤマハ株式会社 RT56v Rev.4.07.22 リリースノート ========================================================================== ○ 本ファームウェアの関連情報 ========================================================================== ・「OCN ADSLサービスIPv6デュアル(A)」対応として株式会社アッカ・ネット ワークス様より認定を取得した。 ・本ファームウェアを利用することにより、次のニュースリリースで紹介したサ ービスが利用可能になる。 『ヤマハルーター「RT56v」、「RTA55i」がNTT東日本IPv6サービス実験の 「SIP通信機能」に対応』 http://www.yamaha.co.jp/news/2003/03012801.html ========================================================================== ○ Rev.4.07.19からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] 接続/切断ボタンを押したときに pp enable/disable を設定するかどう かを設定するコマンドを新設した。 ○かんたん設定ページの切断ボタンを押した後に自動接続するか否かを設 定する [入力形式] provider auto connect forced disable SW [パラメータ] SW = 'on' or 'off' [説明] かんたん設定ページの切断ボタンを押した後、自動接続を禁止するか否 かを設定する。 [メモ] 'on' に設定してある場合、かんたん設定ページの手動切断ボタンを押し た後に pp disable コマンド、接続ボタンを押した時に pp enable コマ ンドを自動設定する。そのため、切断ボタンを押した後は、自動接続を しなくなる。また、connectコマンド、RTAssist の接続ボタンからは接 続できなくなる。 接続するには、手動接続ボタンを押すか、ルータを再起動する必要があ る。 [デフォルト値] on ■仕様変更 [1] ICMP パケットのデータ部分のIPヘッダのアドレスが NAT の設定に従っ て変換されるようにした。 これにより、NAT使用時にもtracerouteが通り、PMTUDが動作するように なる。 [2] かんたん設定に関係する以下の仕様変更を行った。 ・切断ボタンを押したときに pp disable N、接続ボタンを押したときに pp enable N を設定するようにし、切断ボタンを押しても pp always-on の設定を変更しないようにした。 この変更により、切断ボタンを押した後は自動接続しなくなる。接続 したい場合は、接続ボタンを押すかルータを再起動する必要がある。 ・PDの設定([IPv6設定]-[DHCP6サーバから接続時に自動で取得する])を したときは、PDで取得したプレフィックス長をそのまま使用するよう にした。 [3] ipv6 INTERFACE addressコマンドでPDのアドレスを設定するときにプレ フィックス長を指定しなくても動作するようにした。プレフィックス長 を指定しないときには、PDで取得したプレフィックス長をそのまま使用 する。 ■バグ修正 [1] PPTPに関係する以下のバグを修正した。 ・PPTPでの暗号化通信中に、相手からLCPの再交渉を開始されると Non LCP packet in not LCP OPENED state のsyslogが出力されたり、一度終わったLCPの再交渉が再度行われるこ とがあるバグを修正した。 ・規定の最大である64文字のホスト名を受信すると、正しく表示されず リブートするバグを修正した。 ・PPTP接続で4対地目に対して自側から接続できないバグを修正した。 [2] UPnPを使用して、MSN8の「WEB共有」が正しく動作しないバグを修正し た。 [3] かんたん設定ページに関係する以下のバグ修正を行った。 ・プロバイダの設定を削除してもIPv6 PDの動作が止まらないバグを修正 した。例えば、その後で新しいプロバイダを登録すると、IPv6の設定 をしていなくてもPDが動作していた。 ・ある接続先が接続状態にあるときに新規に接続先を登録すると、PPP接 続時に相手より通知された接続相手やDNSサーバのIPアドレスへのPP経 由のホスト経路が、PP切断時に削除されなくなるバグを修正した。 その後、登録されている接続先の設定を削除して、再度同じ接続先を 順序を変えて登録し直すと、残っているホスト経路(接続相手)には接 続することができなくなっていた。 ・IPv6/IPv4同時接続設定後、[登録の修正]⇒[基本設定]の画面でプロバ イダ名または、ファイアウォール機能の適用を変更すると、[プロバイ ダ接続管理]画面のプロバイダ名がIPv6/v4からPPPoEに変わってしまう バグを修正した。 ・複数のプロバイダを設定し、それらをすべて削除した後に[新規登録] 画面を開くと、IPv6/IPv4同時接続を選択できなくなるバグを修正した。 ・PDを設定した後でIPv6の設定だけを削除したとき、本来は停止すべき PDの動作が停止しないバグを修正した。 ・IPv6で接続していないのに、プロバイダ管理画面にIPv6プレフィック スが表示されるバグを修正した。 ・LAN1アドレスをDHCPクライアントに設定した状態で、かんたん設定ペ ージのIPv6のページを変更、削除するとルータがハングアップするこ とがあるバグを修正した。 [4] あるPPが接続状態にあるときに、そのPPに対してpp enableコマンドを発 行すると、PPP接続時に相手より通知された接続相手やDNSサーバのIPア ドレスへのPP経由のホスト経路が、PP切断時に削除されなくなるバグを 修正した。 その後、設定を削除して、再度同じ内容の設定を異なるPPで設定し直す と、残っているホスト経路(接続相手)には接続することができなくなっ ていた。 [5] ネットボランチ電話番号を用いたインターネット電話で発信し、相手が 受話器を取る前に電話を切るという動作を繰り返していると、着信側に てインターネット電話が使用できなくなってしまうことがあるバグを修 正した。 [6] IPv6の動的フィルタが動作しているときに、フラグメントされたICMPが 通過しないことがあるバグを修正した。 以上