Revision : 04.07.11 Release : Oct 2002, ヤマハ株式会社 RT56v Rev.4.07.11 リリースノート 追記事項 Nov 28, 2002 バグ修正[60]を追加 ========================================================================== ○ Rev.4.07.08からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] Windows Messenger/MSN Messengerのファイル送信機能に対応した。 [2] show analog extension accountコマンドを追加した。 ○機器間アナログで接続されている全てのTELポートのアカウント情報を表 示 [入力形式] show analog extension account [説明] 機器間アナログで接続されている全てのTELポートのアカウント情報 を表示する。 RT56vでは、アナログ回線に対する通話の料金情報を取得できないた め、料金情報は表示されない。 [3] 着信するTELポートのうちの1つだけを鳴動させる機能を追加した。 この機能により、機器間アナログで接続された複数台のRT56vのTELポー トをトランク側として、PBXとFXS(COT)接続することが可能となる。 ○アナログ着信時の着信ベル鳴動モードの設定 [入力形式] analog extension incoming ringer MODE [パラメータ] ・MODE all ... 着信可能な全TELポートを鳴動させる one-by-one ... 着信可能なTELポートのうちの1つだけを鳴動 させる [説明] アナログに対する着信時、着信可能な全てのTELポートを鳴動させ るか、そのうちの1つだけを鳴動させるかを設定する。 [ノート] TELポートにPBX等を接続し、複数のTELポートを同時に鳴動さ せたくない場合、one-by-oneに設定する。 [デフォルト値] all [4] SIPサーバとの接続をサポートした。 かんたん設定ページでは、 「電話設定」→「インターネット電話設定」→「IP電話サーバ」 のページを追加し、インターネット電話帳の「種別」に登録したIP電話 サーバを選択できるようにした。 追加および拡張されたコマンドは以下の通り。 ○TELポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電話 (SIP)発信の設定 [入力形式] analog extension sip address NUMBER DIAL_NUMBER SIP_ADDRESS [SERVER_NUMBER [phone] or presence or phone] [DESCRIPTION] [パラメータ] ・NUMBER 登録番号 (1-65535) ・DIAL_NUMBER TELポートからのダイヤル番号 ・SIP_ADDRESS ... SIPで発呼する先のSIP URI ・SERVER_NUMBER SIPで発呼する時に使用するサーバの登録番号 (1-65535) ・phone ... user=phoneのタグを付けて発信することを示す ・presence ... Windows Messengerに発信することを示す ・DESCRIPTION ... 登録名 [説明] TELポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電話 (SIP)発信の設定を行う。 [ノート] ダイヤル番号に合致する設定を登録番号順に検索し、はじめに合致した 設定が適用される。 SIP_ADDRESSは、"sip:user_name@domain_name"という形式。 SERVER_NUMBERは、sip serverコマンドで登録したSIPサーバの登録番 号を指定する。サーバの指定がない場合あるいは登録番号で登録され たサーバがない場合は、サーバを使用せず、直接接続を行う。 phoneを設定すると、宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込んで発呼す る。一般回線に抜ける発呼を行う際に必要に応じて設定する。 発呼する相手がWindowsMessengerの場合、presenceを指定する。 DESCRIPTIONには自由な登録名が設定できるが、日本語を入力したい場合 はかんたん設定のページから行う必要がある。 [デフォルト値] なし ○TELポートからのダイヤル時、特定のプレフィックスによる発呼経 路の設定 [入力形式] analog extension dial prefix ROUTE [SIP_SERVER_NUM [phone]] [DIAL] [パラメータ] ・ROUTE line ... 公衆回線(ISDN/PSTN)でかけるためのプレフィックス設定 sip ... インターネット電話(SIP)でかけるためのプレフィックス 設定 ・SIP_SERVER_NUM ... ダイヤルした番号を埋め込むサーバ ・phone ... 宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込む ・DIAL 入力なし ... プレフィックスなし 2#-9# ... 2#, 3#, ... , 9#のプレフィックスに対する設定 [説明] TELポートからのダイヤル時に、特定のプレフィックスによる発呼 経路を設定する。 プレフィックスの設定が重複した場合、line -> sipの順番で設定が優先 される。 SIP_SERVER_NUMを設定すると、sip serverコマンドによるサーバ設定に おけるSIP_URIのユーザ名部分をダイヤルした番号に置き換えてSIPの発 呼を行う。 phoneを設定すると、宛先のURIにuser=phoneのタグを埋め込んでSIPの発 呼を行う。一般回線に抜ける発呼を行う際に必要に応じて設定する。 [デフォルト値] (デフォルト値でもconfigには表示する) line sip 9# ○TELポートからのダイヤル時、特定の発呼経路に割り当てられたプ レフィックス設定の削除 [入力形式] analog extension dial prefix delete ROUTE SIP_SERVER_NUM [phone] [パラメータ] ・ROUTE sip ... インターネット電話(SIP)でかけるためのプレ フィックス設定 ・SIP_SERVER_NUM ... サーバ番号 ・phone ... user=phoneのタグが設定されるプレフィックスを示す [説明] TELポートからのダイヤル時に、特定の発呼経路に割り当てられた プレフィックス設定を削除する。 削除できる設定はSIPサーバを経由するものに限られる。 [デフォルト値] なし ○SIPサーバとの接続状態を表示する [入力形式] show status sip server [NUM] [パラメータ] ・NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) [説明] SIPサーバとの接続状態を表示する 接続状態 未接続 接続されていません 通信中 接続されています 接続中 接続しようとしています 切断中 切断しようとしています 切断コード 0 エラー無し 3018 サーバレスポンス無し 3004 サーバの名前解決失敗 3002 経路不明 3000 認証失敗 3200 その他のエラー ○SIPサーバに手動で接続(サインイン)する [入力形式] sip server connect NUM [パラメータ] ・NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) [説明] SIPサーバに手動で接続(サインイン)する。 基本的には自動的にSIPサーバに接続するので、本コマンドは手動で切断 した時や接続されていない状態を確認した時に、接続する場合に使用す る。 ○SIPサーバから手動で切断(サインアウト)する [入力形式] sip server disconnect NUM [パラメータ] ・NUM SIPサーバの登録番号 (1-65535) [説明] SIPサーバから手動で切断(サインアウト)する。 切断後、ルータを再起動するか手動で接続しない限りSIPサーバに接続し ない。 [5] 「ネーム・ディスプレイ」サービスに対応した。 かんたん設定ページで、[電話機対応機能]-「ナンバー・ディスプレイ対応 機器の接続」プルダウンメニューに"ネーム・ディスプレイ対応機器の接続" を追加した。 また、ナンバー・ディスプレイ機能の設定に新たにネーム・ディスプレイを 使用するか否かのパラメータを追加した ○ナンバー・ディスプレイ設定 [入力形式] analog arrive number display PORT MODE [パラメータ] ・PORT TELポート番号 ・MODE off ... 使用しない on ... ナンバー・ディスプレイを使用する with-catch-phone ... キャッチホン・ディスプレイを使用する name-display ... ネーム・ディスプレイを使用する [説明] 指定したTELポートのナンバー・ディスプレイ/キャッチホン・ ディスプレイ/ネーム・ディスプレイの設定を行う。 [ノート] "with-catch-phone"を指定するとキャッチホン・ディスプレイ機能と ナンバー・ディスプレイ機能が有効になる。 "name-display"を指定するとネーム・ディスプレイ機能の他にナンバー・ ディスプレイ機能とキャッチホン・ディスプレイ機能も有効になる [デフォルト値] off ○TELポートからの設定 [機能番号] 39 [設定動作] 「オフフック」 「*」「#」「3」「9」 「ポート番号(1/2/3/*)」※ポート番号3はTELポートが3ポートの機種で有効 「off : 0 / on : 1 / with-catch-phone : 2 / name-display : 3」 「#」 「オンフック」 [6] インターネット電話・機器間アナログ機能の音声制御に関わる analog pad rtp receive analog pad rtp send analog rtp buffer mode コマンドを追加した。これによって、 ・インターネット電話・機器間アナログ接続時に限った音量調整 ・FAX通信時のライン落ちの可能性を減らす設定 が可能となる。 ○RTP音声の送話PADの設定 [入力形式] analog pad rtp receive PORT PAD [パラメータ] ・PORT アナログポート番号 ・PAD -12dB -12dB PAD挿入 -9dB -9dB PAD挿入 -6dB -6dB PAD挿入 -3dB -3dB PAD挿入 off PADなし +3dB 3dB PAD挿入 +6dB 6dB PAD挿入 +9dB 9dB PAD挿入 +12dB 12dB PAD挿入 [説明] 指定したアナログポートのRTP音声(機器間アナログ、インターネット 電話)に対する受話PADを設定する。 最終的な音量は、analog pad receive と組み合わさった値となる。 [ノート] 通常の音量は問題なく、RTP音声の音量だけを調整したい場合に使用す る。 音量を上げる方向にPADを設定した場合、エコーのレベルも大きくなる ため、通話に支障がでる場合がある。 該当するアナログポートが通話中の場合、変更が反映されるのは、次 の通話からとなる。 [初期値] off ○RTP音声の送話PADの設定 [入力形式] analog pad rtp send PORT PAD [パラメータ] ・PORT アナログポート番号 ・PAD -12dB -12dB PAD挿入 -9dB -9dB PAD挿入 -6dB -6dB PAD挿入 -3dB -3dB PAD挿入 off PADなし +3dB 3dB PAD挿入 +6dB 6dB PAD挿入 +9dB 9dB PAD挿入 +12dB 12dB PAD挿入 [説明] 指定したアナログポートのRTP音声(機器間アナログ、インターネット 電話)に対する送話PADを設定する。 最終的な音量は、analog pad send と組み合わさった値となる。 [ノート] 通常の音量は問題なく、RTP音声の音量だけを調整したい場合に使用す る。 音量を上げる方向にPADを設定した場合、エコーのレベルも大きくなる ため、通話に支障がでる場合がある。 該当するアナログポートが通話中の場合、変更が反映されるのは、次 の通話からとなる。 [初期値] off ○RTP音声のバッファリング形式の指定 [入力形式] analog rtp buffer mode PORT MODE [パラメータ] ・PORT アナログポート番号 ・MODE 0 通常の再生バッファリング 1 再生開始までのバッファリング量を増やす [説明] RTP(機器間アナログやインターネット電話)で音声パケットを受けてか ら、再生を開始するまでのバッファリング方法を調整する。 [ノート] FAXでライン落ちが発生する場合、MODEを1に設定すると、状況が改善 されることがある。なお、この設定は音声の遅延が大きくなるため、 通常の音声通話には適さない。 該当するアナログポートが通話中の場合、変更が反映されるのは、次 の通話からとなる。 [初期値] 0 [7] アザー・ダイヤルトーンが鳴る状況(一般回線による発呼ができない状 況)においても、通常のダイヤルトーンが鳴る設定ができるように、 analog extension other-dial-tone コマンドを実装した。 ○アザーダイヤルトーンを出すかどうかの切替 [入力形式] analog extension other-dial-tone SW [パラメータ] ・SW on アザーダイヤルトーンを出す off アザーダイヤルトーンを出さない [説明] 一般回線から発呼できない場合のダイヤルトーン(アザーダイヤルトー ン)を区別するかどうかを設定する。offとした場合、内線を含めて発 信が可能な場合は通常のダイヤルトーンが鳴る。 [初期値] on ■仕様変更 [1] ネットワーク型接続においても、インターネット電話機能による通話が 正常にできるようにした。 [2] nat descriptor masquerade static コマンドの拡張を行った。 nat descriptor masquerade static nat_descriptor id inner_ip protocol outer_port=inner_port で外側ポートと内側ポートを変換できるようにした。 [3] show analog accout で表示される内容を、RTA54i以降の表示と同様になるようにした。 ただし、アナログ回線では得られない料金情報は表示されない。 [4] インターネット電話に対する即時発信を有効にした。 [5] インターネット電話の切断時、INFOレベルで表示されるログに切断コー ドを表示するようにした。 ログの例: 正常切断時 2002/07/23 18:52:51: [SIP] SIP Call to [sip:NetVolantePhone@21585 544.tel.netvolante.jp] from [sip:rt56v] disconnected Normally (0). 着ユーザ名異常 2002/07/23 18:51:15: [SIP] SIP Call to [sip:NetVolantePhone@88888 888.tel.netvolante.jp] from [sip:rt56v] disconnected with cause NO SUCH CALLEE NAME (3001). 着ユーザビジー 2002/07/23 18:53:28: [SIP] SIP Call to [sip:NetVolantePhone@21585 544.tel.netvolante.jp] from [sip:rt56v] disconnected with cause CALLEE BUSY (3017). [6] かんたん設定ページで、PPTP-LAN間接続を4つまで設定できるようにし た。 [7] インターネット電話機能で、SIP着呼に対しても優先着信が効くようにし た。 設定は一般公衆網に対する着呼と同じものを使用する。 [8] SIP着信に対して、 analog sip use arrive N myname (自分の発信ユーザ名および設定した着信ユーザ名に一致した時のみ着 信)の設定において、'@'以下が自分のアドレスとして解決しない場合で も、'@'以前のユーザ名部分が一致すれば着呼するように仕様を変更し た。 [9] PPTPクライアントとしてWindows 2000 Serverと接続ができるようにし た。(クライアントからの着呼要求(ICRQ)を発呼要求(OCRQ)に変更した) サーバ クライアント サーバ クライアント │ SCCRQ │ │ SCCRQ │ │←─────│ │←─────│ │ SCCRP │ │ SCCRP │ │─────→│ 変更 │─────→│ │ ICRQ │ ====> │ OCRQ │ │←─────│ │←─────│ │ ICRP │ │ OCRP │ │─────→│ │─────→│ │ ICCN │ │←─────│ [10] 動的フィルタでTCPのFINフラグによるネゴシエーションが完了した後で も、一定時間だけ、そのコネクションを通過させるようにした。 これまでは、すぐにコネクションを遮断していたため、その後のパケッ トが破棄されて冗長なsyslogを出力することがあった。 なお、ここでいう一定時間とは、ip filter dynamic timerコマンドの tcp-fin-timeoutオプションで設定される値である。 [11] UPnPにおいて、自分以外のルータからUPnPパケットを受信したときに表 示されていた解析エラーのログを表示しないようにした。 [12] PSTN回線に対する発呼時に、TELポートで極性反転する場合があったが、 極性反転しないように統一した。 (RT56vでは網の極性反転を検出できないため、PSTN接続時には、TELポー トに対して正しく極性反転を送出できない) [13] PPTPにおいて、GREで間違ったシーケンス番号のパケットを受信した場合 にdebugレベルのログを出力するようにした。 [14] TELポートが機器間アナログ、インターネット電話に接続している場合、 TELポートで話した音が相手に送られる音量を+3dB大きくした ■バグ修正 [1] clear analog accountコマンドの実行において、ログが表示されなかっ たバグを修正した。 [2] 機器間アナログ通話で親機・子機間の内線通話中に、親機の電源が抜け てしまい、電源が復旧した後に外線発信ができなくなるバグを修正し た。 [3] IPv6の始点アドレス選択でsubnet-router anycast addressを選んでしま うことがあるバグを修正した。 [4] show analog extension configコマンドを実行すると、文字化けやリ ブートすることがあるバグを修正した。 11番の設定が「OwnISDN Number」と表示されていたのを 「Own Dialin Number」とした。 HLCの設定を出力しないようにした。 [5] 識別着信/なりわけの情報を設定時、設定内容が反映されなかったり、リ ブートすることがあるバグを修正した。 [6] 機器間アナログ通話機能で、使用できる呼の最大数が10であるはずが7に なっていたバグを修正した。 [7] ネットボランチDNSにおいて、プロバイダから割り当てられたIPアドレス が0.0.0.0で、かつ自動更新しない設定のとき、不要なsyslogが表示され ていたバグを修正した。 [8] PPTP-LAN間接続、PPTPリモートアクセスサーバのかんたん設定ページ で、「接続先のホスト名またはIPアドレス」が変更できなくなることが あるバグを修正した。 [9] かんたん設定ページの「イーサネットによるネットワーク型プロバイダ 接続」のヘルプページで、DNSサーバアドレスの設定方法に関する誤記を 修正した。 [10] 機器間アナログ通話機能で、通話モードを親機から子機に変更してしば らくすると、通信が一切できなくなるバグを修正した。 [11] provider netvolante-dnsコマンドが正しく消去できないことがあるバ グを修正した。 [12] UPnP使用時にメモリ不足("Malloc Fault")でリブートする可能性を排除 した。 [13] かんたん設定ページのネットボランチDNS設定画面において、電話アド レスが登録済みの状態でプロバイダを削除→再設定を行うと、削除され ずに残ってしまっていた電話アドレスが表示されるバグを修正した。 [14] かんたん設定ページの[接続設定]-[LAN/WAN設定] で、静的経路情報を 追加しようとするとエラーが表示されるバグを修正した。 なお、エラー表示となっても登録自体は正常にできているが、変更が保 存されないためにルータを再起動すると設定が消えてしまっていた。 [15] 通話中に電話機からの設定モードに入れてしまうバグを修正した。 [16] IPv6で自分宛てのフラグメントパケットを受信できないバグを修正し た。 [17] かんたん設定ページで、プロバイダごとのIPv6の設定が再起動するまで 有効にならないバグを修正した。 [18] 不正アクセスメール通知機能で、検知回数指定により自動でメール通知 する場合、メールサーバに対するDNSの名前解決に失敗すると、一時的に ルーターと通信できなくなるバグを修正した。 また、DNSの名前解決に失敗したときにデバッグレベルのログを表示する ようにした。 [19] provider selectコマンドが保存されていると、システムが起動しな かったり動作が不安定になることがあるバグを修正した。 [20] analog sip arrive myaddressの設定において、内部的に20文字以上の 設定を取り込むことができなかったため、@以下のある長いURI等で着信 できる設定になっているのにも関わらず着信できないことがあるバグを 修正した。 [21] かんたん設定ページで、ネットボランチDNSの登録済みホストアドレス 一覧から以前取得したホストアドレスと異なるホストアドレスを選択し たとき、新しく登録するホスト名が正しく登録できないバグを修正し た。 なお、この現象は電話アドレスも設定されている場合のみ発生する。 [22] tunnel enableコマンドの設定されていないトンネルインタフェースに IPパケットを送信できるバグを修正した。 [23] link-local addressに対してtraceroute6を実行できないバグを修正し た。 [24] RTPのパケットロス数が、実際よりもひとつ大きい数で表示されていた バグを修正した。表示されるのは、以下の2つ。 1. SIP呼の切断時のINFOレベルのログ 2. show status rtpの表示 [25] アナログ子機においてshow status analog(ポート番号引数なし)を表示 させたときに、 TEL0: ... となってしまい、各ポートの状態が正常に表示されないバグを修正し た。 [26] アナログ子機のshow status analogの表示で、音声(Voice)と音声状態 の間に空白が存在せず、特にconsole mode asciiでは単語が切れていな かったバグを修正した。 [27] 内線通話中に親機の電源を切り、復旧させると子機側が使用不可になる バグを修正した。 [28] かんたん設定ページのアナログ子機モード設定で、効果のない子機のイ ンターネット電話設定ができてしまうバグを修正した。変更内容は以下 の通り。 ・アナログ子機モードのときに、インターネット電話設定ページでTEL ポートの設定だけを変更できるようにした。 ・アナログ子機のときに、[インターネット電話設定]、[インターネット 電話帳]、[ネットボランチ電話番号]のそれぞれのページから親機の設 定ページへのリンクを張った。 [29] DHCPサーバ機能で、指定されたscope内のアドレスが内部で正しく処理 されないことがあるバグを修正した。これにより以下の現象が改善され る。 ・dhcp scopeコマンドで正しいはずのスコープを指定してもエラーにな る ・クライアントを接続しても2台目以降にアドレスが割り当てられない [30] analog extension dial prefixコマンドで、#が含まれる設定をTFTPで 取り出したファイルをTFTPで入力すると、 [TEL] Not defined the specified dial number prefix [9#] とINFOレベルで表示され、インターネット電話ができないバグを修正し た。 この修正により、#の前に\(エスケープ文字)が入るようになる。 [31] かんたん設定ページで、PPPoE接続もしくはPPTP接続の場合の接続エ ラーが再発信規制と表示される可能性があるバグを修正した。 [32] sip use onの状態において、機器間アナログ通話モードの変更をした時 に、その後の通話がすぐに切れてしまうなどのバグを修正した。 [33] IPv6のかんたん設定ページに関して以下の修正を行った。 ・httpd hostコマンドがIPv6に対応しておらず、このコマンドの設定を anyにしないと、IPv6でアクセスできないバグを修正した。 ・DNSで、IPv6のグローバルアドレスを持っているときには、 setup.netvolante.jpの問い合わせに対してグローバルアドレスを返す ようにした。 [34] かんたん設定ページのコマンド入力欄で、IPv6フィルタのコマンドを設 定できないバグを修正した。 [35] dhcp server rfc2131 compliant onの設定が保存できないバグを修正し た。 [36] かんたん設定ページにて、2つの端末型プロバイダと1つのPPTP-LAN間接 続を設定している状態で端末型プロバイダの1つを削除すると、残ったプ ロバイダ情報が表示されなくなるバグを修正した。 [37] LAN/WANインタフェースにNATが設定され、外側アドレスとして固定アド レスが設定されている場合、そのインタフェースのアドレスとして外側 アドレスを使用してしまうバグを修正した。 [38] PPTPクライアントとして動作する場合、nat descriptor timerコマンド のタイマ値がPPTPパケットに対して反映されないため必ず60秒でタイム アウトしてしまうバグを修正した。 [39] PPTP接続が終了したとき、PPTPの切断パケットを検出してもnat descriptor timerコマンドのタイマ値から60秒に切り替わらないバグを 修正した。 [40] Mac OS X 10.2とPPTP接続ができず、かつリブートするバグを修正し た。なお、MS-CHAPv2で認証を行うようにルータを設定する必要がある。 [41] PPPoEネットワーク型を設定した状態で、かんたん設定ページの手動接 続と切断の設定を表示すると、プロバイダ情報が表示されないバグを修 正した。 [42] PPTP接続でIPマスカレードを使った場合、tunnel endpoint addressの ローカル側を設定すると接続できないバグを修正した。 [43] UPnP機能において、デフォルトルートがない状態でWAN側のIPアドレス を取得しようとしたときにエラーのログが表示されるバグを修正した。 [44] PPTP接続でIPマスカレードを使った場合、tunnel endpoint addressの ローカル側を設定すると接続できないバグを修正した。 [45] IPv6の重複アドレス検出(DAD)で同じIPv6アドレスを持つ機器を発見し たときにルータの動作が不安定になるバグを修正した。 [46] DHCPサーバから不正なrenewal time、rebinding timeを受け取った時に 意図しない動作となることがあるバグを修正した。 リース期間満了で再リースが不可能になるなどの現象が発生していた。 [47] SIPへの発呼時、相手がオフフックして通話が接続状態になったときに TELポートの極性が反転していなかったが、一般回線や内線接続と同様、 極性反転するようにした。 [48] PPTPのサーバ側にて、ccp type noneとppp ccp no-encryption reject を同時に設定すると、接続できてしまうバグを修正した。 [49] dhcp client client-identifierコマンド、および、 dhcp client hostnameコマンドについて、存在しないLANインタフェース (例: lan0)をパラメータINTERFACEに指定しても、エラーとならずにLAN1 に設定されるバグを修正した。 [50] dns syslog resolv onを設定するとルータが動作しなくなるバグを修正 した。 [51] DP(ダイヤルパルス)回線のボイスワープサービスの設定変更ができない 不具合を修正した。 なお、ボイスワープサービスのサーバに接続後、設定変更のダイヤルを 行う際には、電話機の設定をDP(ダイヤルパルス)にする必要がある。 PBでダイヤルされた内容はネットボランチにおいてDPに変換されないた め、DP回線のボイスワープサービスでは、ダイヤル内容として認識され ない。 [52] マスカレードを使わないLAN間接続VPNで、インターネット側のLANアドレ スと端末が接続されている側のLANアドレスが異なる場合、トンネルの開 始要求をする側でtunnel endpoint addressコマンドのローカルアドレス を指定しないと通信できない不具合を修正した。 [53] かんたん設定ページログイン時のパスワードを3回間違えたときに表示 される説明文が間違っていたバグを修正した。 [54] かんたん設定ページにおいて、[手動接続/切断]ページの接続ボタンを 押して接続エラーになったとき、OKボタンのリンク先の説明が2つ表示さ れていたバグを修正した。 [55] telnetコンソールにおいて、console character ascii のとき、 show dhcpc statusを実行したときのスペルミスを修正した。 誤 正 Common infomation → Common information == === [56] かんたん設定ページのヘルプにエラーコード 552, 772 に関する記述が なかったバグを修正した。 [57] 回線が抜けている時の発信エラーでINFOレベルに表示されるログが [BRI connector trouble] と表示されていたバグを修正した。 修正後は、 [WAN connector trouble] と表示される。 [58] インターネット電話の切断を両側から同時に行った際、その後のTEL ポートへの着信をオフフックすると、正常に繋がらず、場合によっては PSTN回線が使用できなくなってしまう事があるバグを修正した。 [59] DHCP クライアント機能により IP アドレスを取得済みの状態のときに dhcp client client-identifier および dhcp client hostname の設定 を変更しても、指定時間後の IP アドレスの再取得時に設定が反映され ないバグを修正した。 (手動解放後に再度取得する場合には、修正前でも現象は発生しない) [60] NATで、外側からのPPTPコネクションを通過させるように設定している ときに、内側から外側へ向かうPPTPコネクションが通過しないバグを修 正した。 以上