Revision : 04.06.28 Release : Jul 2002, ヤマハ株式会社 RTA55i Rev.4.06.28 リリースノート ========================================================================== ○ 追記 (2002年8月28日) ========================================================================== 1) IPv6のPD(Prefix Delegation)機能についての記述を機能追加[1]に追記した。 2) バグ修正[19]を追記した。 3) 仕様変更[9]の説明を補足した。 ========================================================================== ○ Rev.4.06.16からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] IPv6のPD(Prefix Delegation)に対応し、以下のコマンドを追加した。また、 かんたん設定ページからも設定できるようにした。 ※「OCN ADSLサービスIPv6デュアル(A)」対応として株式会社アッカ・ネット ワークス様より認定を取得 ○DHCPv6の動作の設定 [入力形式] ipv6 INTERFACE dhcp service TYPE [パラメータ] TYPE ... サービスの種類 off ... DHCPv6を使わない client ... クライアント [説明] 各インタフェースにおけるDHCPv6の動作を設定する。 [デフォルト値] off ○DHCPv6の状態の表示 [入力形式] show status ipv6 dhcp [説明] DHCPv6に関係する状態を表示する。 [2] UPnP機能を実装し、以下のコマンドを追加した。また、かんたん設定ページ からも設定できるようにした。 ○UPnP機能を使用するか否かを設定する [入力形式] upnp use スイッチ [パラメータ] スイッチ = 'on' or 'off' [説明] UPnP機能を有効にするか否かを設定します。 [デフォルト値] on ○UPnPに使用するIPアドレスを取得するインタフェースを設定する [入力形式] upnp external address refer INTERFACE [パラメータ] ・INTERFACE lan1, lan2,... ... lanインタフェース pp 相手先情報番号 ... ppインタフェース (番号) pp anonymous ... ppインタフェース (anonymous) pp leased ... ppインタフェース (leased) default ... デフォルトルートのインタフェース [説明] UPnPに使用するIPアドレスを取得するインタフェースを設定します [デフォルト値] default ○UPnPに関するステータス情報を表示する [入力形式] show status upnp [説明] UPnPに関するステータス情報を表示します ○UPnPのポートマッピングの消去タイマの設定 [入力形式] upnp port mapping timer TIME [パラメータ] ・TIME 秒数 ... 600 - 21474836 off ... 消去しない [説明] UPnPによって生成されたポートマッピングを消去するまでの時間を設定します [デフォルト値] 172800 [3] LAN送信タイムアウトの時間を設定できるようにした。 ○LAN送信タイムアウト時間の設定 [入力形式] lanN transmit timeout TIME [パラメータ] N ... lanインタフェース番号 TIME ... ミリ秒 30 - 1000 [説明] LANの送信タイムアウトの値を設定する。パケット送出後、この時間が経 過しても送信完了状態とならない場合、何らかのエラーが発生したもの とみなしてLANコントローラのリセットを行う。送信タイムアウトが頻発 してスループットが低下する場合など、この値を調整することでスルー プットが改善される場合がある。送信タイムアウトの発生はdebugレベル のログで確認できる。 [デフォルト値] 500 [4] かんたん設定ページのインターネット電話帳に宛先名を追加した。 [5] Windows Messenger/MSN Messengerのファイル送信機能に対応した。この対 応によって、LAN内のクライアントからWAN側へのファイル送信が可能となる。 また、1つのクライアントから複数相手への同時送信と、複数のWindows Messenger / MSN Messengerからの同時ファイル送信に対応した。 Windows Messenger / MSN Messengerの機能別対応状況を以下に示す。 +-------------------------+-----------+-----------+-----------+ | 基本動作 | Windows | MSN | UPnP対応 | | | Messenger | Messenger | | +-------------------------+-----------+-----------+-----------+ | インスタントメッセージ | ○ | ○ | − | | 音声チャット | ○ | ○ | ○ | | ファイル送信 | ○ | ○ | ×(*1) | | 電話をかける | ○ | ○ | ×(*1) | | ビデオチャット | ○ | − | ○ | | アプリケーション共有 | ○ | − | ○ | | ホワイトボード | ○ | − | ○ | | リモートアシスタンス | ○ | − | ○(*2) | +-------------------------+-----------+-----------+-----------+ (*1) UPnP対応が「×」になっている機能についてはNetVolante独自対応でWAN 側にいる相手と接続を行います。 (*2) 「リモートアシスタンス機能」についてはリモートアシスタンスのバー ジョンが古いと接続できない可能性があります。必ずWindowsUpdate等 でOS、リモートアシスタンス、Windows Messengerを最新の状態にして お使いください。 (注意) この版では、ルータの内側のMessengerから対向ルータの内側にある複 数のMessengerへの同時ファイル送信はできません。 [6] show analog extension accountコマンドを追加した。 ○機器間アナログで接続されている全てのTELポートのアカウント情報を表示 [入力形式] show analog extension account [説明] 機器間アナログで接続されている全てのTELポートのアカウント情報 を表示します。 [7] show status sip presenceコマンドを追加した。 ○ルータへのサインイン状態を表示する [入力形式] show status sip presence [説明] インターネット電話機能で、ルータへのサインイン状態を表示する。 ■仕様変更 [1] PPTPのLAN間接続で、サーバ側からもトンネルを張ることができるようにし た。サーバ側からデータが送出されるとPPTPトンネルを張り、クライアント から着呼要求を通知して通信可能になる。 [2] PPPoE接続にて、IPv6についてもMSSスチール機能が働くようにした。 [3] インターネット電話機能において、[##]のプレフィックスによって発呼され るSIP宛先アドレスをtel.netvolante.jp以外に設定できるようにした。 ○ネットボランチ電話番号への宛先アドレスに使用するドメイン名を設定する [入力形式] sip netvolante dial domain NAME [パラメータ] ・NAME ドメイン名 ... ネットボランチ電話番号への宛先アドレスに使 用するドメイン名 [説明] [#][#]のプレフィックスを使用するネットボランチ電話番号への発呼で の宛先アドレスに使用するドメイン名を設定する。 rtpro.yamaha.co.jpに設定し、##87654321をダイヤルした場合、 sip:NetVolatantePhone@87654321.rtpro.yamaha.co.jp に対してSIPの発呼を行う。 [ノート] ネットボランチDNSサービス以外のダイナミックDNSによる電話番号割り 当てサービスを利用する場合に設定する。 [デフォルト値] tel.netvolante.jp [4] かんたん設定ページにて、キープアライブの失敗による切断、PPTPトンネル タイムアウトによる切断の理由を表示するようにした。 [5] SIPの送信先のポート番号を設定できるようにした。 analog extension sip addressコマンドではsipアドレスの後に":"+portと して追加できる。省略した場合は使用するポート番号は5060となる。 例:analog extension sip address 1 10 sip:test@aaa.bbb.ccc.ddd:5000 [6] コマンド名を変更した。 show netvolante-dns status → show status netvolante-dns [7] analog extension sip addressコマンドにおいて、既存の登録番号を上書き する場合は同じ電話番号でも登録できるようにした。 例えば、 analog extension sip address 1 888 sip:test@test が登録されている場合、 analog extension sip address 1 888 sip:sip@sip の入力がエラーとなっていたが、入力できるようにした。 [8] PPTPリモートアクセスサーバのanonymous設定で、かんたん設定ページから 登録できるユーザの最大数の制限をなくした。以前は4に制限していた。 [9] インターネット電話機能で、UPnPを越えたWindows Messengerに対して発信 できるようにした。これにより、インターネット電話機能によるUPnPを越え たWindows Messengerとの相互接続が可能となった。加えて、かんたん設定 の「オンライン登録メンバリスト」表示機能により、Windows Messengerへ の発呼を容易に行うことができるようになった。 例: TEL1 --> RT1 ---> Internet ---> RT2(UPnP) --> Windows Messenger これに対応したかんたん設定およびコマンドラインの拡張は以下の通り かんたん設定の[電話設定]→[インターネット電話設定] →[インターネット電話帳]に、以下の内容を追加した ・インターネット電話番号登録において、「種別」の追加 「無し」 …相手がネットボランチ 「登録メンバ」…相手がWindows Messenger ・Windows Messengerのリアルタイム通信サービスによるサイン・インの状 態を「オンライン登録メンバリスト」として表示するようにした。 analog extension sip addressコマンドを拡張した。 ○アナログポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電話(SIP) 発信の設定 [入力形式] analog extension sip address NUMBER DIAL_NUMBER SIP_ADDRESS [presence] [DESCRIPTION] [パラメータ] ・NUMBER 登録番号 (1-65535) ・DIAL_NUMBER アナログポートからのダイヤル番号 ・SIP_ADDRESS ... SIPで発呼する先のSIP URI ・presence ... Windows Messengerに発信することを示す ・DESCRIPTION ... 登録名 [説明] アナログポートからの特定のダイヤルに対応するインターネット電 話(SIP)発信の設定を行う。 [ノート] ダイヤル番号に合致する設定を登録番号順に検索し、はじめに合致 した設定が適用される。 SIP_ADDRESSは、"sip:user_name@domain_name"という形式。 発呼する相手がWindowsMessengerの場合、presenceを指定する。 DESCRIPTIONには自由な登録名が設定できるが、日本語を入力したい 場合はかんたん設定ページから行う必要がある。 [デフォルト値] なし [10] インターネット電話の着信で、呼出中の状態が3分続いたら切断するように した。 [11] nat descriptor masquerade staticコマンドの拡張を行い、外側ポートと 内側ポートを変換できるようにした。 nat descriptor masquerade static nat_descriptor id inner_ip protocol outer_port=inner_port [12] pptp window sizeコマンドのデフォルト値を4から32に変更した。 [13] pptp keepalive useコマンドのデフォルト値をoffからonに変更した。 [14] インターネット電話でも、即時発信が効くようにした。 [15] IPマスカレードで、内側のホスト/プロトコル/ポート番号が同じ値である セッションには同じ外側ポート番号を与えるようにした。 ■バグ修正 [1] LAN間接続VPN(PPTP)で、サーバとクライアントのバージョンが違うと通信で きないバグに対処した。RTA55i Rev.4.06.16と接続する場合には、接続相手 先(PP)に対して、pptp call-id mode backward-compatibility を設定する 必要がある。 ○pptp call-id mode コマンドの追加 [入力形式] pptp call-id mode モード [パラメータ] モード = 'normal', 'backward-compatibility' [説明] PPTPのCall-ID処理の整合性を取ります [デフォルト値] normal [2] LAN間接続VPN(PPTP)で、双方向クライアントの設定で接続を試み、失敗した ときのshow status ppの表示が、接続中のままになっているバグを修正した。 [3] PPTP接続で、相手先が接続されていない状態でRTから切断すると、同じ相手 から3〜4分間接続できなくなるバグを修正した。 [4] show status ppp ccpコマンドでMPPE関連の表示がされないバグを修正した。 [5] PPTPリモートアクセスサーバ(anonymous)のかんたん設定ページで登録済み のユーザ名と同じ名前が登録できてしまうバグを修正した。 [6] PPTPリモートアクセスサーバのかんたん設定ページで、間違ったIPアドレス を登録してもエラーとならないバグを修正した。 [7] トンネル切断タイマでタイムアウトしたときにエラーとして表示されないバ グを修正した。 [8] console character asciiの表示モードで、show status pptpの一部が日本 語表示されてしまうバグを修正した。 [9] PPTPで接続した状態で、disconnect allコマンドを実行しても切断できない バグを修正した。 [10] PPTPで自動発呼しないことがあるバグを修正した。 [11] PPTPに対するPPにisdn auto connect offを設定するとクライアント側から 自動発呼しなくなるバグを修正した。 [12] LAN間接続VPN(PPTP)のクライアント側で、接続と切断を繰り返すとリブー トするバグを修正した。 [13] PPTPデータ転送中にリブートするバグを修正した。 [14] 以下のようなネットワーク構成においてPPTP接続を行うと、 L1 L2 │ │ │ ┌──┐ ┌──┐ │ ├─┤RT-A├─ Internet ─┤RT-B├─┤ │ └──┘ └──┘ │ │ G1 G2 │ G2とL2が同じネットワークであった場合にip route L2 gateway pp 2を設定 するとリブートすることがあるバグを修正した。 [15] IPv6にて他のノードがアドレス重複検出(DAD)を実行しているときに、それ と同じアドレスに対してDADを実行するとリブートするバグを修正した。 他のノードと重複するアドレスを設定したときに発生する可能性がある。 [16] IPv6の設定後にPPTPの設定をすると、IPv6用のtunnel設定を上書きしてし まうバグを修正した。 [17] IPv6でSIPでの発着信が出来ないバグを修正した。 [18] IPv6で機器間アナログ通話機能が動作しないバグを修正した。 [19] IPv6の始点アドレス選択でsubnet-router anycast addressを選んでしまう ことがあるバグを修正した。 [20] NATを使用しないプロバイダ接続を設定してから再起動し、再起動後にイン ターネット電話やIPv6の設定をするとリブートするバグを修正した。 [21] IPv6で自分宛てのフラグメントパケットを受信できないバグを修正した。 [22] ipv6 INTERFACE rip trust gatewayコマンドで複数のゲートウェイを設定 できないバグを修正した。 [23] ipv6 INTERFACE rtadv sendコマンドで、10個のプレフィックスとオプショ ンを指定するとエラーとなって設定できないバグを修正した。 [24] ipv6 prefixコマンドにおいて、コマンドライン・tftp共にpreferred_lifetime. valid_lifetimeの設定がある場合、正常にコマンド入力できないバグを修正 した。 [25] インターネット電話の各TELポートで「使用しない」に設定しても発信でき てしまうバグを修正した。 [26] インターネット電話通信時のshow status analogの表示が正しくないバグ を修正した。 [27] 複数プロバイダを設定したときに、後から登録したプロバイダ接続ではイ ンターネット電話が出来ないバグを修正した。 [28] インターネット電話機能で自分自身への発信を繰り返しているとシステム がハングアップするバグを修正した。 [29] show status rtpコマンドにおいて、以下の修正を行った。 ・RTPの接続が存在しない場合に何も表示しないバグ修正した。 ・コンソールが日本語モードの場合、日本語で表示するようにした。 [30] 機器間アナログ通話で、外線通話中にキャッチホン・ディスプレイの着信 を受けると通話ができなくなるバグを修正した。 [31] アナログ親機モード/単独モードからアナログ子機モードに変更した直後の 機器間アナログ通話設定において、通信可能なアナログ親機として[127.0.0.1] が表示されることがあるバグを修正した。 [32] 機器間アナログ通話で親機・子機間の内線通話中に、親機の電源が抜けて しまい、電源が復旧した後に外線発信ができなくなるバグを修正した。 [33] 擬似三者通話及び外線通話と内線通話のミキシング通話時にノイズが出る バグを修正した。 [34] show analog extension configコマンドを実行すると、文字化けやリブー トすることがあるバグを修正した。 [35] 識別着信/なりわけの情報を設定時、設定内容が反映されなかったり、リブ ートすることがあるバグを修正した。 [36] 機器間アナログ通話機能で、使用できる呼の最大数が8であるはずが6になっ ていたバグを修正した。 [37] 機器間アナログ通話機能で、通話モードを親機から子機に変更してしばら くすると、通信が一切できなくなるバグを修正した。 [38] ISDNからの着信によるリンガー鳴動中に停電となり、TEL1が鳴動状態のま ま復電した場合、停電によってリンガーが止まったTELポートから正常に発 呼できなくなるバグを修正した。 [39] アナログ親機を経由する通話数が最大6つであるはずが4つに制限されてい たバグを修正した。 [40] 擬似コールウェイティング使用中、相手を切り替え時に切断されるときが あるバグを修正した [41] TELポートの着信i・ナンバーポートをi・ナンバー3を含む設定にした場合、 show analog extension configの 81 iNumber Service: の内容が正しく表示されないバグを修正した。 [42] ネットボランチDNS機能において、あるプロバイダ接続により登録したホス ト名を、別のプロバイダ経由で削除できないバグを修正した。 この修正に伴い、以下のコマンドを拡張した。 ○ネットボランチDNSサーバに登録済みのホスト名一覧を取得 パラメータとして'all'を追加した。 [入力形式] netvolante-dns get hostname list INTERFACE [パラメータ] INTERFACE ... lan1/lan2/pp 1-30/all [説明] ネットボランチDNSサーバに登録済みのホスト名一覧を取得し、表示する。 ○ホスト名の登録 パラメータとして'duplicate'を追加した。 [入力形式] netvolante-dns hostname host INTERFACE HOST [duplicate] [パラメータ] INTERFACE ... lan1/lan2/pp 1-30 HOST ... ホスト名 [説明] ネットボランチDNSサービス(ホストアドレスサービス)で使用するホス ト名を登録する。 duplicateを付加すると、異なるインタフェースで登録済みのホストア ドレスと同じアドレスを登録できるようになる。 [デフォルト値] なし ○インターネット電話用ホスト名の使用の可否 パラメータとして'duplicate'を追加した。 [入力形式] netvolante-dns sip use INTERFACE SW [duplicate] [パラメータ] INTERFACE ... lan1/lan2/pp 1-30 SW ... on/off [説明] ネットボランチDNSサービス(電話アドレスサービス)で使用する電話アドレ スを使用するか否かを設定する。 duplicate を付加すると、異なるインタフェースで登録済みの電話アドレス と同じアドレスを登録できるようになる。 [デフォルト値] off [43] ネットボランチDNSサービスにて、ホストアドレスを変更したときに登録し たIPアドレスと更新日時が表示されないことがあるバグを修正した。 [44] ネットボランチDNSサービスにて、サーバに登録するアドレスがプライベー トアドレスのときにエラーとならないバグを修正した。 [45] 接続プロバイダと異なるPPのアドレスを削除するとき、接続プロバイダに 指定していないPPからネットボランチDNSの設定を削除しに行くバグを修正 した。 [46] ネットボランチDNSにおいて、プロバイダから割り当てられたIPアドレスが 0.0.0.0で、かつ自動更新しない設定のとき、不要なsyslogが表示されてい たのを修正した。 [47] netvolante-dns useコマンドで、識別子の設定が消せず、文字化けが起こ ることのあるバグを修正した。 [48] ネットボランチDNS機能で、かんたん設定ページから設定するときに、ホス ト名の入力文字列を32文字までに変更した。 [49] provider netvolante-dnsコマンドが正しく消去できないことがあるバグを 修正した。 [50] 停電時に本体背面のHUBのポート4のLEDが点灯するバグを修正した。 [51] PPPoE接続およびPPP接続においてMTU指定を自動に設定すると、一部のWeb サイトからのデータが受信できない、あるいは、データの受信が非常に遅く なることがあるため、相手側MRUと自側MRUのいずれか小さい方を自側MTUと して設定するようにした。 [52] ISDNのプロバイダを複数登録した状態でCONN/DISCボタンの接続先を変更す ると、自動接続先のプロバイダも変更されてしまうバグを修正した。 [53] 同時接続数を越えてconnectコマンドでPPPoEの接続を行ってしまうバグを 修正した。 [54] nat descriptor timerコマンドでポート番号の指定が正しく動作しないバ グを修正した。 [55] IPマスカレードの外側アドレスに対して、フラグメントされる程度の長い ICMP Echoを受信した時に返事を返せないだけではなく、その後の動作が不 安定になることがあるバグを修正した。 [56] 動的フィルタとIPマスカレードを併用している場合に、使用可能なポート 数が次第に減ってしまうことがあるバグを修正した。 [57] NATディスクリプタを設定したconfigをtftpでputすると、NATディスクリプ タ番号が書き変わってしまうバグを修正した。 [58] ルーティングテーブルにループがあるときに、その経路に向けたパケット が発生するとリブートするバグを修正した。 [59] ネットボランチDNSで、CATV型プロバイダ経由で取得したホストアドレス・ 電話アドレスを削除できないことがあるバグを修正した。 [60] TFTPでanalog extension sip addressコマンドをputするとき、登録名が省 略されていると不定の文字列が登録名として設定されてしまうことがあるバ グを修正した。 [61] clear analog accountコマンドの実行において、syslogが出力されないバ グを修正した。 [62] dhcp server rfc2131 compliantコマンドのヘルプ文のデフォルト値を except remain-silentに修正した。 [63] security classコマンドのヘルプにおける綴り間違いを修正した。 [64] bri disableコマンドを発行しても動作に反映されず、設定もされないバグ を修正した。 [65] provider selectコマンドが保存されていると、システムが起動しなかった り動作が不安定になることがあるバグを修正した。 [66] かんたん設定ページでPPTPの設定をしたあとでブロードバンドのプロバイ ダを削除すると、プロバイダの新規登録ができなくなるバグを修正した。 [67] かんたん設定ページにて、PPTPリモートアクセスサーバ(PP)と、リモート アクセスサーバ(anonymous)、ISDNリモートアクセスサーバ(発信者認証型) の設定を同時に行うと、[手動接続と切断]のページでISDNリモートアクセス サーバの表示が消えてしまうバグを修正した(表示上のバグ)。 [68] かんたん設定ページにて、PPTPリモートアクセスサーバ(PP)、あるいはリ モートサーバ(anonymous)の設定をすると、[付加機能]-[ファイアウォール 機能]ページの表示インタフェースがISDNリモートアクセスサーバの名称の ままになっているバグを修正した。 [69] DMZホスト機能の設定画面(プロバイダの[登録の修正]-[NAT])で画面が正し く表示されないバグを修正した。 [70] かんたん設定ページの[電話設定]-[インターネット電話設定]のヘルプ画面 の書式の間違いを修正した。 [71] [PPTP設定]ページのコメントを修正した。 [新規登録]-[そのほか]-[PPTP-RAS]-[PPTP-RAS(PP) / PPTP-RAS(Anonymous)] の説明文で、登録可能なユーザ数が10組までと表示されていたのを修正した。 PP:4組 Anonymous:(制限なし) [72] ISDN回線使用のLAN間接続管理ページで「CONN/DISCボタンの接続/切断設定」 が表示されないバグを修正した。 [73] PPTP-LAN間接続、PPTPリモートアクセスサーバのかんたん設定ページで、 「接続先のホスト名またはIPアドレス」が変更できなくなることがあるバグ を修正した。 [74] かんたん設定ページのPPTP-LAN間接続で、キープアライブを使用する設定 にした場合、PPTP用のPPにも pp always-on on を設定するようにした。 (PPTPクライアントのときのみ設定される) これにより60秒でPPTPの接続が切断してしまう問題が修正される。 [75] かんたん設定ページの「イーサネットによるネットワーク型プロバイダ接 続」のヘルプページで、DNSサーバアドレスの設定方法に関する誤記を修正 した。 [76] かんたん設定ページで、プロバイダごとのIPv6の設定が再起動するまで有 効にならないバグを修正した。 以上