ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/relnote/Rev.04.00/relnote_04_00_44.txt Revision : 04.00.44 Release : Nov 2000, ヤマハ株式会社 RT200i/RT140[iefp]/RT103i Rev.4.00.44 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.4.00.40からの変更点 ========================================================================== ■仕様変更 [1] IPsecで同時に管理できるSAの最大数を128から256に変更した。 ■バグ修正 [1] 空いている回線がないときに、接続していないPPインタフェースにパケットを 送信しようとすると、回線が空くのを待つことになるが、ルータがこのパケッ トを破棄した後も、回線の空きを待ち続けるバグを修正した。この場合、回線 が空いたときに、パケットの有無に関わらず回線を接続することになる。 [2] fr backupコマンドで、バックアップのPP番号としてanonymousを設定できるバ グを修正した。 [3] IPマスカレードを使用しているときに、アドレス変換テーブルにないポート番 号に対して、外側からTCPパケットを受信した場合、返送するTCPリセットがフ ィルタリング処理の対象となって破棄されることがあるのを修正した。 [4] NATディスクリプタ機能のアドレス割り当てをログに記録する機能で、ログの ヘッダ部分に正しくインタフェースが表示されないバグを修正した。 Rev.4.00.39でエンバグした。 [5] clear configurationコマンドを実行したときに、NATディスクリプタの情報が 削除されないバグを修正した。 [6] dhcp service offの設定のときに、show dhcpコマンドで何も表示されないの を修正した。 [7] remote setupで発呼に失敗したときに、再発信制限が機能しないのを修正した。 [8] isdn call prohibit timeコマンドで、範囲外の数値を設定できるバグを修正 した。 [9] 127.0.0.0/8を終点IPアドレスとして持つパケットを送受信するときに、これ を廃棄するようにした。 [10] CHAPによって双方向に認証するとき、一方のCHAP Challengeパケットが何ら かの理由で破棄されると、それが再送されないバグを修正した。 [11] anonymousで、MSコールバックの要求を許可し、あるユーザについてはMSコー ルバックをしないで接続する設定をしているときに、そのユーザが着信した後 の動作が不安定になるバグを修正した。 [12] MPを使用し、PPPの圧縮を使用していないときに、そのPPインタフェースの入 力側のフィルタが正しく動作しないバグを修正した。 [13] 回線側から短時間に大量の不正パケットを受信したときに、ルータの動作が 不安定になるバグを修正した。 [14] RT140シリーズで、LANインタフェースから短時間に大量のパケットを受信し たときに、シリアルコンソールが使用できなくなるバグを修正した。 [15] RT140pで、PRIの受信処理の問題により、通信速度が異常に遅くなることがあ るのを修正した。 [16] BACPの交渉が始まるとIP通信が途絶してしまうことがあるのを修正した。 [17] PIAFSで通信中に回線側がハングアップする可能性を排除した。 [18] PIAFSの64kbit/s通信モードで、ビットのずれがあるときに通信速度が落ちる のを修正した。NTT DoCoMoのP-in Comp@ctとの接続で現象が確認されている。 [19] IPsecに関して、以下の問題を修正した。 ・トンネルモードとトランスポートモードが同じプロトコルとアルゴリズムを 使うときに、トンネルモードの通信ができないこと ・IKEのセッションを終了するために要する時間を長いこと ・壊れたメッセージを受信したときにメモリを不正アクセスする可能性がある こと ・本来は無視すべきパケットに対して、パケットを再送するときがあること [20] RT140シリーズで、LANインタフェースにおけるパケットの受信処理に問題が あり、動作が不安定になることがあるのを修正した。 以上