ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/relnote/Rev.04.00/relnote_04_00_37.txt Revision : 04.00.37 Release : Apl 2000, ヤマハ株式会社 RT200i/RT140[iefp]/RT103i Rev.4.00.37 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.4.00.36からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] NATディスクリプタ機能で、動的なアドレスの割当をログに記録する機能を追 加した。デフォルトの設定では記録は残らないが、nat descriptor logコマン ドの設定をonにすると、アドレスの割当と解放のタイミングでinfoレベルの syslogが出力される。 ○NATディスクリプタ機能のアドレス割当の記録 [入力形式] nat descriptor log SW [パラメータ] SW ... スイッチ - on ... 記録をとる - off ... 記録をとらない [説明] NATディスクリプタ機能を利用しているときに、動的なアドレスの割当を ログに記録するかどうかを設定する。 [デフォルト値] off ■仕様変更 [1] PIAFSの起動側を指定できるようにした。 ○PIAFS接続時の起動側の指定 [入力形式] isdn piafs control SW [パラメータ] SW ... スイッチ - call ... 自分が発信側のときのみ起動側となる - both ... 自分が発着信いずれの場合でも起動側となる - arrive ... 自分が着信側のときのみ起動側となる [説明] PIAFS接続時の起動側を設定する。 [デフォルト値] both [2] dhcp optionとしてRFC2241(for Novell Directory Service)を扱えるようにし た。該当するオプションを以下に示す。 番号 ニーモニック タイプ 85 nds_server IPアドレスの配列 86 nds_tree_name 文字列(*1) 87 nds_context 文字列(*1)(*2) (*1) ASCII文字 255文字以内 (*2) このオプションを複数設定することはできない [3] ダイアルアップVPN機能で、PPインタフェースの自己IPアドレスが変化したと きに、すぐに古いIPアドレスに基づくSAを削除するようにした。 ■バグ修正 [1] 構造が不正なFRデータパケットを受け取ったときや、圧縮を展開したデータの 構造が不正だった場合に、動作が不安定になる可能性があるのを修正した。 [2] FR圧縮に関して、以下のバグを修正した。 ・圧縮が働いていないときに圧縮されたパケットを受信したら、FR圧縮の交渉 を始めるようにした。これにより、FR圧縮の状態が不一致になったときでも、 自動的に状態を一致させることができる。 ・高トラフィック時にDLCIの再設定が発生すると、圧縮の交渉に関係するパケ ットがロスト、あるいは遅延するために、双方で圧縮の状態が食い違い、通 信不能になる問題を修正した。 ・Rev.4.00.21よりも前のリビジョンとの間で相互接続性が失われている問題 を修正した。主な現象としては、圧縮効率の悪いファイルを転送するときに 通信断が発生することが挙げられる。Rev.4.00.21でエンバグしている。 [3] SNMPで、出力パケットを破棄するときに、ifOutDiscards変数ではなく、 ifOutQLen変数をインクリメントするバグを修正した。 [4] PPPで、CHAP Challengeを送信するときに、自分の名前としてpp auth myname で設定された名前を送信しているが、このコマンドが設定されていないときに、 名前フィールドのないCHAP Challengeを送信しているのを修正し、LAN1インタ フェースのIPアドレスを文字列として表したものを名前として送信するように した。これにより、一部の機種との間で相互接続できない問題が解消される。 [5] clear account briコマンドのオンラインヘルプの表示が間違っていたのを修 正した。 [6] RADIUSで、同一のユーザ名を持つ複数のユーザが同時に接続できないバグを 修正した。 [7] ダイアルアップVPN機能で、鍵交換に失敗したあとに、すぐに新しいSAが生成 されないことがあるのを修正した。 以上