ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/relnote/Rev.04.00/relnote_04_00_13.txt Revision : 04.00.13 Release : Jun 1999, ヤマハ株式会社 RT200i/RT140[iefp]/RT103i Rev.4.00.13 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.4.00.11からの変更点 ========================================================================== ■仕様変更 [1] isdn callback response time 1bコマンドの設定が、ヤマハ方式のコールバッ クのみでなく、MSCBCP方式でも有効となるようにした。ただし、この設定は、 MSCBCPのクライアントに対して、サーバ側の待ち時間として提案されるのみで あり、実際の待ち時間はクライアントが通知する値に従う。 [2] 従来は、LAN/PPインタフェースのMTUが1500に固定されていたが、64から1500 の範囲で変更できるようにした。 ○LAN/PPインタフェースのMTUを変更するコマンド [入力形式] ip lan mtu MTU ip lan1 mtu MTU ip lan2 mtu MTU ip pp mtu MTU [パラメータ] MTU ... MTUの値、64〜1500 [説明] 各インタフェースのMTUの値を設定する。 [デフォルト値] 1500 [3] debugレベルのsyslogとして、PVC状態確認手順(LMI)とCLLMのデータを表示す るようにした。 [4] 同じFR回線のDLCIが同時にアクティブになったときに、FR圧縮のネゴの開始時 間を分散させることにより、負荷集中によるネゴの失敗を減少させた。 [5] IPマスカレード機能について、以下の仕様変更を行った。 ・外向きのポート番号として従来は機器全体で最大4096個まで使用できたが、 ディスクリプタごとに最大4096個まで使えるように変更した。 ・IPマスカレードの使用時にも、tracerouteを使用できるようにした。 ・内側のホストが外側へpingを実行したときに、従来は返りのICMP Echo Replyを、IPマスカレード変換テーブルに存在するすべてのホストへ送信し ていたが、pingを実行したホストに対してのみ送信するように変更した。 [6] ARPについて、以下の仕様変更を行った。 ・ARPパケットを再送するとき、従来は1つ目と2つ目のパケットの間隔が1秒以 下だったが、1秒以上2秒以下となるように変更した。2つ目以降のパケット は、ちょうど1秒間隔で再送される。 ・ARPテーブルが一杯のときに新しいエントリを追加しようとすると、従来は 一番古く登録されたエントリを上書きしていたが、最も古く参照されたエン トリを上書きするように変更した。 ■バグ修正 [1] TFTPによる設定で、clear configurationコマンドでipsec sa policyコマンド の設定が消去されないバグを修正した。 [2] LAN/TUNNELインタフェースにNATを適用しているときに、NATテーブルが一杯に なるとメモリリークが生じ、その状態が長時間続くとルーティング動作が止ま ってしまうことがあるのを修正した。 [3] FR圧縮で、最大対地数を超えるDLCIに圧縮をかけようとすると、通信時にリブ ートするバグを修正した。 [4] FRで、RIPパケットが大量に送信されるときに、PVC状態確認手順(LMI)に失敗 することがあるのを修正した。 [5] RT140pでPRIを使用しているとき、大量のパケットがルータの中に滞留してし まうバグを修正した。このバグにより、FRの回線負荷が高くなったときに、 PVC状態確認手順(LMI)に失敗するという不具合が生じていた。 [6] RT140pのPRIで、複数の対地とanonymousで接続するとき、最初に接続した対地 しかMPが機能しないバグを修正した。