Revision : 03.05.30 Release : Jul 2000, ヤマハ株式会社 RTA50i Rev.3.05.30 リリースノート ========================================================================== ○ 追記 (2000年8月29日) ========================================================================== 機能追加[2]により、かんたん設定ページへのアクセス制限に関する動作が変更 されたことについての説明を追記した。 ========================================================================== ○ Rev.3.05.28からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] 受信したICMPパケットをログに記録するかどうかを指定できるようにした。 ○コマンド仕様 ・ICMPパケットをログを記録するか否かの指定 [入力形式] ip icmp log SW [パラメータ] SW ... スイッチ on ... 受信したICMPをログに記録する off ... 受信したICMPをログに記録しない [説明] ICMPパケットをログを記録するか否かを選択します [デフォルト値] off [ノート] 記録されるのはdebugログである。 [2] httpサーバ機能のセキュリティに関して様々な設定ができるようにした。 なお、Rev.3.05.28以前のリビジョンには本機能は実装されておらず 「すべてのホストからのかんたん設定ページへのアクセスを許可する」 という動作であったが、本リビジョンにリビジョンアップをすると 「LAN側TCP/IPネットワーク内のホストからのかんたん設定ページへの  アクセスのみを許可する」 という動作となる。 "httpd host any"と設定することにより、Rev.3.05.28以前と同じ動作と なる。 ○コマンド仕様 ・httpサーバ機能の有無の設定 [入力形式] httpd service SW [パラメータ] SW ... スイッチ on ... httpサーバ機能を有効にする off ... httpサーバ機能を無効にする [説明] httpサーバを有効にするか否かを選択します。 [デフォルト値] on [ノート] 変更した設定値は再起動しなければ動作に反映されない。 ・httpサーバ機能のlistenポートの設定 [入力形式] httpd listen PORT [パラメータ] PORT ... ポート 1-65535 httpサーバの待ち受け(listen)ポート番号 [説明] httpサーバの待ち受けるポートを指定します。 [デフォルト値] 80 [ノート] 変更した設定値は再起動しなければ動作に反映されない。 ・httpサーバへアクセスできるホストのIPアドレスを設定する [入力形式] httpd host any httpd host lan httpd host none httpd host IP_RANGE [IP_RANGE...] [パラメータ] any ... すべてのホストからのアクセスを許可する。 lan ... LAN側TCP/IPネットワーク内のホストのアクセスを許可する。 none ... すべてのホストからのアクセスを禁止する。 IP_RANGE ... httpサーバへアクセスを許可するホストのIPアドレス またはIPアドレス範囲 (IPアドレス範囲は"IPアドレス-IPアドレス"により指定) [説明] httpサーバへのアクセスを許可するホストを設定します。 [デフォルト値] lan [ノート]  lanの場合、primaryおよびsecondaryがclearでは無く、  ネットワークアドレスとlimited broadcast addressを除く  ホストアドレスからのリクエストを許可します。 [3] かんたん設定に関して、以下の機能追加をおこなった。 ・[システム管理]の[内部情報]の画面において a) [Config表示]の内容をtext形式で表示してブラウザから簡単に保存 できるようにした。 b) [Config表示]の内容をhtml形式で表示してブラウザから簡単に保存 できるようにした。 c) [Syslog表示]の内容を text 形式で表示してブラウザから簡単に保 存出来るようにした。 d) [コマンド入力]からコマンドを入力して実行したときに、実行内容 のログを表示するようにした。 なお、実行内容のログの表示形式は ・横幅(桁数)は"console columns"コマンドの設定値に従う ・文字コードは"console charactor"コマンドの設定値に従う ただし、eucと設定された場合にはsjisで表示される e) 直前のコマンドの実行内容のログを表示することができようにした。 f) syslogに記録するログのレベルとsyslogを受けるホストを設定でき るようにした。 g) [Config表示]と[Syslog表示]の表示において、スクロールの有無と スクロール有の場合の表示行数を設定できるようにした。 ■仕様変更 [1] 静的IPマスカレードのプロトコルの指定において、TCPまたはUDP以外のプロ トコルを表す10進数またはプロトコルを表すニーモニックで設定することが できるようにした。 [2] かんたん設定に関して、以下の仕様変更をおこなった。 ・フレッツ・アイ(IP接続サービス)の設定でセキュリティ用のフィルタを [すべて自動設定]、[定義のみ自動設定]、あるいは、[すべて手動設定] のいずれかから選択可能とした。 ・累積料金の発信制限により発呼できない状態のときに、トップページに 注意文を表示するようにした。 ・登録可能なプロバイダ情報の最大数を4から30に変更した。 ・[システム管理]の[内部情報]において[コマンド入力]から入力可能な コマンドの種類を増やした。 かんたん設定から入力不可能なコマンドを以下に示す dministrator, cold start, exit, less config [pp], less log, packetdump pp/lan, ping, pp copy, pp default, quit, remote setup, telnet, traceroute ・少ない操作で以下の画面を表示することが出来るようにした。 a) [電話設定:オプション設定]の画面(TELポートの指定あり) b) [システム管理:内部情報]の画面 c) [システム管理:IPフィルタの設定]の画面 ■バグ修正 [1] TELポートに接続した電話機をオフフックした状態で3分以上放置すると、 その後、その電話機での発着信ができなくなるバグを修正した。 Rev.3.05.28 でエンバグしている。 [2] 同じネットワークに属する2つのアドレスをLANインタフェースに設定した のちに、1つのアドレスを変更すると、そのネットワークに対する経路情報 が正しく更新されないことがあるバグを修正した。 [3] 同一LAN内に多数の端末が存在するときに、一部の端末と正常に通信ができ なくなることがあるバグを修正した。 [4] かんたん設定に関して、以下のバグ修正を行なった。 ・[料金情報]画面でISDN-DCPの料金の[クリア]ボタンを押しても ISDN-DCPの料金がクリアされなかったバグを修正した。 以上