ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt/relnote/Rev.03.01/relnote_03_01_12.txt Revision : 03.01.12 Release : Feb 1999, ヤマハ株式会社 RT100i/RT102i Rev.3.01.12 リリースノート ○注意:今後、Rev.3.01系ファームウェアは、RT100iとRT102iのみを対象に 提供されます。RT200i/RT140シリーズ/RT103iについては、Rev.4系ファー ムウェアをご利用ください。 ============================================================================ ○ Rev.3.01.11 からの変更点 ============================================================================ ■仕様変更 [1] IPのProxy ARPで、サニティチェックを行わないことでアドレスのチェックを ゆるくした。 [2] 受信したLANインタフェースのネットワークアドレス範囲内にないIPアドレス から受信したARPパケットを無視するようにした。 [3] IPフィルタのプロトコル項目として、tcpfin、tcprstの2つを追加した。それ ぞれ、TCPのFINフラグ、RSTフラグの立っているパケットにマッチする。 [4] 64バイト以下のパケットは、ppp mp divideコマンドの設定に関わらず、分割 せずにMP送信するようにした。 [5] CCPの制御パケットは、MPバンドルの下で送信するようにした。 ■バグ修正 [1] IPマスカレードを適用しているとき、フラグメントされたパケットを扱えな かったバグを修正した。 [2] IPsecの鍵の更新において、通信が途絶する時間を減少させるように処理を改 善した。 [3] RIP(IP/IPX)パケットの出力キューを、通常のキューとは別に用意することに より、FR多重の多重数が多いときにRIPが届かない地点ができてしまう問題を 回避した。ただし、優先制御でRIPを特定のクラスに割り当てている場合には この機能は働かない。 [4] isdn auto connect offが設定されているときに、手動接続でMPの2B目を発呼 できないバグを修正した。このバグはRev.2.02.28で修正されているが、 Rev.2.02.29以降では修正が無効になっていた。 [5] dhcp scopeコマンドを誤った書式で入力するとリブートすることがあったの を修正した。 [6] IPsecで、SAが不正に消滅した結果、パケットを暗号化する鍵が存在しないと き、そのパケットを契機として鍵交換を始動する処理を加えた。この修正の 目的は、本来、寿命に従って正しく消滅するはずのSAが何らかのバグで不正 に消滅したときでも、正常復帰できるようにすることである。 [7] 他のクライアントのために予約されているアドレスをDHCPOFFERで渡すことが あったのを修正した。OSによっては、正しくアドレスが割り当てられないこ ともあった。 [8] BACP/BAPで、Call Status Indicationが送信されないバグを修正した。 [9] データ圧縮の状態が異常になった後に、正常な状態に復帰せず、データ転送 ができなくなることがあったのを修正した。 [10] PP Anonymousの名前によるルーティングで発呼すると、MPの2B目の発呼がで きないバグを修正した。 [11] 専用線での運用で、網内で通信不能になったが、双方ともレイヤ1は落ちて いないという状況になり、キープアライブによりRTが通信不能と判断してし まうと、網で通信が回復してもRTがそれを識別できずに通信不能の状態が続 いてしまうバグを修正した。 [12] 小さなパケットを大量に転送している時に、ルータ内部にパケットが溜って しまいメモリ不足になってしまうのを修正した。 [13] クラス別にSNMP変数をカウントする機能が正しく働かなくなっていたのを修 正した。Rev.3.01.11でエンバグした。