ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt100i/relnote/relnote.02.01.07 Revision : 02.01.07 Release : May 1997, ヤマハ株式会社 RT100i/RT102i/RT200i Rev.2.01.07 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.1.07.01 および Rev.2.00.07 からの変更点 ========================================================================== ■ RT100i 及び RT102i を Rev.1.07以前から Rev.2.01 にバージョンアップする 際の注意点 1) 旧認証体系のサポート廃止 旧認証体系はRev.2.01以降ではサポートされない。すべて新認証体系となる。 不揮発性メモリに保存された旧認証体系のコマンドは以下のように新認証体系 に変換される。 コマンド バージョンアップ後 備考 -------------------------------------------------------------------- ppp lcp authreq pp auth request ppp pap arrive only pp auth request ppp chap arrive only pp auth request ppp lcp pap accept pp auth accept ppp lcp chap accept pp auth accept ppp pap send userid pp auth myname ※1 ppp pap add individual userid pp auth username ppp chap individual secret send pp auth myname ※1, ※2 ppp chap individual secret receive pp auth username ※2 ppp pap add common userid 廃止 ppp chap add common userid 廃止 -------------------------------------------------------------------- ※1 ppp pap send useid と ppp chap individual secret send が同時に設 定されている時には、ppp pap send userid の設定が優先して pp auth myname に変換される。 ※2 sysname が設定されている時のみ変換される 2) 以下のコマンドが変更、新設される。 旧コマンド 新コマンド 備考 ----------------------------------------------------------- isdn remote address isdn remote address call 変更 isdn remote address arrive 変更 isdn remote call order 新設 pp account threshold 新設 show pp account 新設 clear pp account 新設 ppp mp minlink 新設 ----------------------------------------------------------- ■機能追加 [1] フレームリレーを実装した。 ・PP側でのカプセル化の種類の設定 [入力形式] pp encapsulation ENCAP_KIND [パラメータ] ・ENCAP_KIND - ppp ... PPP - fr .... フレームリレー [説明] カプセル化の種類を設定する。 [デフォルト値] ppp [ノート] フレームリレーでは IPXWAN の設定は無効(常に OFF) ・PP 側フレームリレーでの DLCI の設定 [入力形式] fr dlci auto fr dlci DLCI... [パラメータ] ・DLCI ... DLCI を空白で区切って並べたもの (32 個以内) [説明] 使用する DLCI を自動設定するか、または手動設定する。 'auto' の場合は PVC 状態確認手順 (LMI) により DLCI を自動取得する。 [デフォルト値] auto [ノート] fr lmi off でない場合にこのコマンドでDLCIを手動設定した場合には、網 から通知されたDLCIの中で手動設定されているものだけが有効となる。 [Example] # fr dlci 16 17 18 ・PP 側フレームリレーでの PVC 状態確認手順の設定 [入力形式] fr lmi LMI_KIND [パラメータ] ・LMI_KIND - q933 ... TTC 標準 JT-Q933 付属資料 A - ansi ... ANSI T1.617 Annex D - off .... 使用しない [説明] PP側フレームリレーでの PVC 状態確認手順を設定する。 [デフォルト値] q933 ・PP 側フレームリレーでの InARP 使用の設定 [入力形式] fr inarp ON_OFF [パラメータ] ・ON_OFF - on .... InARP を使用する - off ... InARP を使用しない [説明] InARP を使用して、相手の IP アドレスを自動取得するかどうかを設定する。 この設定が 'on' の場合でも、自分の PP 側のローカルアドレスが設定され ていない場合 (unnumbered) は InARP は使用しない。 また、自分の PP 側ローカルIPアドレスが設定されていれば、相手から InARP のリクエストが来た場合、この設定に関わらず常にレスポンスを返す。 [デフォルト値] on [ノート] ip pp local address コマンドを参照。 ・PP 側フレームリレー設定の表示 [入力形式] show fr [PEER_NUMBER] [パラメータ] ・PEER_NUMBER ... 相手先情報番号 [説明] フレームリレー関連の設定内容を表示する。 ・DLCI の表示 [入力形式] show dlci [PEER_NUMBER] [パラメータ] ・PEER_NUMBER ... 相手先情報番号 [説明] DLCI の値及び InARP の状態を表示する。InARP が成功していれば相手の IP アドレスも表示される。 ・InARP のクリア [入力形式] clear inarp [PEER_NUMBER] [パラメータ] ・PEER_NUMBER ... 相手先情報番号 [説明] InARP で得られた相手 IP アドレスをクリアし、InARP が on なら再度 InARP を開始する。 [2] DHCPサーバ機能を実装した。 ・DHCP の動作の設定 [入力形式] dhcp service TYPE [パラメータ] ・TYPE - server ... DHCPサーバとして機能させる - relay ... DHCPリレーエージェントとして機能させる - off ...... サーバとしてもリレーエージェントとしても機能しない [説明] DHCPに関する機能を設定する。 [デフォルト値] off ・DHCP スコープの定義 [入力形式] dhcp scope N IP-IP/mask [except EX_IP ...] [gateway GW_IP] [expire TIME] [maxexpire TIME] [パラメータ] ・N ....... スコープ番号(1..65535) ・IP-IP ... ip_address-ip_address 対象となるサブネットで割り当てるIP アドレスの範囲 ・mask .... ネットマスク - xxx.xxx.xxx.xxx(xxxは十進数) - 0xに続く十六進数 - マスクビット数 ・EX_IP ... ip_address 指定範囲の中で除外するIPアドレス (空白で区切 って複数指定可能) ・GW_IP ... ip_address 対象ネットワークのゲートウェイのIPアドレス ・TIME .... 時間 - 分(1..21474836) - 時間:分 - infinity ... 無期限リース [説明] DHCPサーバとして割り当てるIPアドレスのスコープを設定する。除外 IP ア ドレスは複数指定できる。リース期間としては無期限を指定できるほか、ク ライアントから要求があった場合の許容最大リース期間を指定できる。 [デフォルト値] expire 72時間 maxexpire 72時間 [ノート] ひとつのネットワークについて複数の DHCP スコープを設定することはでき ない。複数の DHCP スコープで同一の IP アドレスを含めることはできない。 IPアドレス範囲にネットアドレス、ブロードキャストアドレスを含む場合、 割り当て可能アドレスから除外される。 DHCP リレーエージェントを経由しない DHCP クライアントに対して gateway キーワードによる設定パラメータが省略されている場合にはルータ 自身のIPアドレスを通知する。 DHCPスコープを上書きした場合、以前のリース情報および予約情報は消去さ れる。 ・DHCP スコープの削除 [入力形式] dhcp delete scope SCOPE_NUM [パラメータ] ・SCOPE_NUM ... スコープ番号(1..65535) [説明] DHCPサーバとして使用するスコープ設定を削除する。 [ノート] 関連する予約情報も消去される。 ・DHCP 予約アドレスの設定 [入力形式] dhcp scope bind SCOPE_NUM IP_ADDRESS MAC_ADDRESS [パラメータ] ・SCOPE_NUM ... スコープ番号(1..65535) ・IP_ADDRESS ... 予約するIPアドレス ・MAC_ADDRESS ... xx:xx:xx:xx:xx:xx (xxは16進数) 予約クライアントのMACアドレス [説明] IPアドレスをリースする DHCP クライアントを固定的に設定する。 bind されたIPアドレスは、たとえ DHCP スコープ中に他に割り当て可能な IP アドレスがなくなった場合でも、その対応する MAC アドレス以外のホス トには割り当てられない。 [ノート] IPアドレスは、SCOPE_NUM パラメータで指定された DHCP スコープ内になけ ればならない。ひとつの DHCP スコープ内では、ひとつの MAC アドレスに 複数のIPアドレスを設定することはできない。 他の DHCP クライアントにリース中の IP アドレスを予約設定した場合、リ ース終了後にそのアドレスの割り当てが行われる。 dhcp scope コマンドあるいは dhcp delete scope コマンドを実行した場合、 関連する予約はすべて消去される。 ・DHCP 予約アドレスの解除 [入力形式] dhcp scope unbind SCOPE_NUM IP_ADDRESS [パラメータ] ・SCOPE_NUM ... スコープ番号(1..65535) ・IP_ADDRESS ... 予約を解除するIPアドレス [説明] IPアドレスの予約を解除する。 ・DHCP スコープの表示 [入力形式] show dhcp [scope [SCOPE_NUM]] [パラメータ] ・SCOPE_NUM ... スコープ番号(1..65535) [説明] DHCPサービスの設定内容を表示する。 show dhcp では全てが表示される。show dhcp scope では全スコープの情報 が表示される。show dhcp scope SCOPE_NUM では指定したスコープ番号の情 報が表示される。 DHCPサービスタイプが 'server' の場合、次の項目が表示される。 - DHCPサービスタイプ - スコープ設定内容 スコープ番号 IPアドレスの範囲 ネットマスク 除外IPアドレス ゲートウェイ リース時間 最大リース時間 予約IPアドレス DHCPサービスタイプが 'relay' の場合、次の項目が表示される。 - DHCPサービスタイプ - DHCPサーバアドレス - DHCPサーバ選択方式 - DHCP中継閾値 ・DHCP サーバの状態の表示 [入力形式] show dhcp status [パラメータ] なし [説明] 各スコープのリース状況を表示する。以下の項目が表示される。 - DHCP スコープのリース状態 スコープ番号 ネットワークアドレス(割り当て中IPアドレス/クライアントMACアドレ /リース残時間) 予約済(未使用)IPアドレス スコープの全アドレス数 除外アドレス数 割り当て中アドレス数 利用可能アドレス数(うち予約済アドレス数) [3] DNS リゾルバを実装した。 DNS による名前解決を行うのは以下のコマンドである。 - ping - traceroute ・DNS サーバの IP アドレスの設定 [入力形式] dns server IP [IP...] [パラメータ] ・IP ... ip_address DNS サーバのアドレス(空白で区切って最大4ヶ所ま で設定可能) [説明] DNS サーバの IP アドレスを指定する。 このアドレスはルータが DHCP サーバとして機能する場合に DHCP クライア ントに通知するためや、IPCPのMS拡張オプションで相手に通知するためにも 使用される。 ・DNS ドメイン名の設定 [入力形式] dns domain [DOMAIN] [パラメータ] ・DOMAIN ... DNSドメインを表す文字列 [説明] ルータが所属する DNS ドメインを設定する。名前解決に失敗した場合、こ のドメイン名を補完して再度解決を試みる。 ・syslog 出力で DNS による名前解決するか否かの設定 [入力形式] dns syslog resolv SW [パラメータ] ・SW - on .... syslog で DNS による名前解決を行う - off ... syslog で DNS による名前解決を行わない [説明] syslog に出力されるメッセージに含まれる IP アドレスのうちの一部を、 DNS により名前に変換して出力するか否かを設定する。 [デフォルト値] off ・DNS キャッシュのクリア [入力形式] clear dns cache [パラメータ] なし [説明] DNS リゾルバで持っているキャッシュをクリアする。 ・DNS 関連の設定の表示 [入力形式] show dns [説明] DNS 関連の設定を表示する。 [4] LAN 側にセカンダリ IP アドレスを設定できるようにした。 ・LAN 側のセカンダリ IP アドレスの設定 [入力形式] ip lan secondary address ADDRESS/NETMASK [パラメータ] ADDRESS ... IPアドレス、もしくは 'clear' NETMASK ... ネットマスク [デフォルト値] clear [5] IPCP の MS 拡張オプションをサポートした。 ・IPCP の MS 拡張オプションを使うか否かの有無 [入力形式] ppp ipcp msext SW [パラメータ] ・SW - on .... MS拡張オプションを使用する - off ... MS拡張オプションを使用しない [説明] 選択されている相手について、 IPCP の MS 拡張オプションを使うか否かを 設定する。 IPCP の MS 拡張オプションを使うように設定すると、DNS サーバのIPアドレ スとWINSサーバの IP アドレスを、接続した相手に渡すことができる。渡す ための DNS サーバや WINS サーバの IP アドレスはそれぞれ、dns server コマンドおよび wins server コマンドで設定する。 [デフォルト値] off [6] DHCP サーバ機能で WINS サーバの IP アドレスを設定できるようにした。 ・WINS サーバの設定 [入力形式] wins server IP [IP...] [パラメータ] ・IP - ip_address ... WINSサーバの IP アドレス(空白で区切って最大2ヶ所 まで設定可能) - clear ........ WINSサーバのIPアドレスを設定しない [説明] WINS サーバの IP アドレスを設定する。 [デフォルト値] clear [ノート] ICPC のMS 拡張オプション及び DHCP でクライアントに渡すための WINS サ ーバの IP アドレスを設定する。ルータはこのサーバに対し WINS クライア ントとしての動作は一切行なわない。 ■仕様変更 [1]DHCPサーバコマンド追加に伴い、次のコマンドは名前を変更。 旧コマンド名 新コマンド名 ----------------------------------------- dhcp relay dhcp service relay dhcp server dhcp relay server dhcp select dhcp relay select dhcp threshold dhcp relay threshold ----------------------------------------- ※ パラメータ、設定内容に変更なし。 [2] clear account 及び clear pp account コマンドを実行した時に、そのことを syslog に残すようにした。 [3] IPCP の IP ADDRESS オプションで、ip pp remote address など相手に割り当 てるべき IP アドレスを持っていないにも関わらず、相手から 0.0.0.0 の ConfReq パケットで割り当て要求があった時、従来は 0.0.0.0 の ConfAck を 返していたがそれを止め、IP ADDRESS オプションそのものを ConfRej するよ うに変更。IPCP の Internet-draft 最新版である draft-ietf-pppext-ipcp-network-01.txt に仕様を合わせた。 [4] IPCP の IP ADDRESS オプションで、相手から ConfReq で送られてきた IP ア ドレスが、すでに経路情報テーブルで他の方向向けにホストルートとして定義 されていた場合には、 その IP アドレスを受け入れずに ConfRej するように 変更。 [5] IPCP において、IP アドレスオプション無しの Configure Request に対して、 0.0.0.0 という値の Configure Nack を返された場合、次の Configure Request に 0.0.0.0 の IP アドレスオプションをつけるのではなく、ip lan address の値を入れるように変更。 [6] 起動時、及び LAN 側の IP アドレス変更時に自分宛の ARP を出すようにした。 これにより、古い ARP キャッシュの更新と IP アドレスの重複チェックが可 能になった。 [7] ARP をチェックして IP アドレスが重複していたら syslog にその旨を表示す るようにした。 [8] ip lan address コマンドと ip pp local address コマンドで、IP アドレス の指定と同時にネットマスクも指定できるように変更。 この変更により、ip lan netmask コマンドと ip pp netmask コマンドは不要 となるが、使用可能である。ip pp remote address コマンドに変更はない。 ・LAN側のIPアドレスの設定 [入力形式] ip lan address ADDRESS[/NETMASK] [パラメータ] ADDRESS ... IPアドレス、もしくは 'clear' NETMASK ... ネットマスク、省略時は以前の設定から変更しないことを示す ip lan netmask コマンドとは異なり、'class' という指定は できない [デフォルト値] clear ・PP側の自分のIPアドレスの設定 [入力形式] ip pp local address ADDRESS[/NETMASK] [パラメータ] ADDRESS ... IPアドレス、もしくは 'clear' NETMASK ... ネットマスク、省略時は以前の設定から変更しないことを示す ip pp netmask コマンドとは異なり、'class' という指定はで きない [デフォルト値] clear [9] isdn disconnect input/output time が isdn disconnect time より短い場合 には、自動的に isdn disconnect time に揃えるように変更。 [10] Ascend 社のルータが吐く RIP2 のパケットのために経路情報テーブルが乱さ れるという現象が起きないように修正。 [11] 専用線を ISDN でバックアップする機能がブリッジでも働くよう修正。 [12] フレームリレーのサポートに伴う既存のコマンドの仕様追加 ・PP 側経路情報の追加 (IP) [入力形式] ip pp route add NET_HOST DESTINATION[/MASK] [NAME or GATEWAY or dlci=DLCI] metric [パラメータ] ・GATEWAY ... ゲートウェイの IP アドレス ・DLCI ... ゲートウェイの DLCI [説明] フレームリレーの場合は、ゲートウェイを指定するために IP アドレスまた は DLCI を書くことが可能。IP アドレスで指定した場合は、InARP により 相手の DLCI に対応する IP アドレスが分かっている必要がある。 ・PP 側経路情報の追加 (IPX) [入力形式] ipx pp route add NETWORK [NAME or DLCI] HOPS [TICKS] [パラメータ] ・DLCI ... ゲートウェイの DLCI [説明] フレームリレーの場合は、ゲートウェイを指定するために DLCI を書くこと が可能。 ・PP 側ラーニング情報の設定 (ブリッジ) [入力形式] bridge pp learning add MAC_ADDRESS [dlci=DLCI] [パラメータ] ・DLCI ... ラーニング情報を設定する相手先 DLCI [説明] フレームリレーの場合は、ラーニング情報として DLCI を指定することが可 能。 ・PP 毎の設定内容の表示 [入力形式] show pp config [PEER_NUMBER] [説明] カプセル化の種類も表示される ・IP の経路情報テーブルの表示 [入力形式] show ip route [DESTINATION] [説明] PP 番号の後ろに DLCI が付くことがある。 ・IPX の経路情報テーブルの表示 [入力形式] show ipx route [説明] PP 番号の後ろに DLCI が付くことがある。 ・ブリッジのラーニング情報の表示 [入力形式] show bridge learning [説明] PP 番号の後ろに DLCI が付くことがある。 ・遠隔地のルータの設定 [入力形式] remote setup BRI [dlci=DLCI] [パラメータ] ・DLCI ... 遠隔地のルータの DLCI [説明] フレームリレーの場合は、遠隔地のルータを特定するために DLCI の指定が 必要。 [13] ISDN 関係のタイマを 1/10 秒の単位で設定できるようにした。 1/10 秒の単位で設定できるのは以下のタイマ: - isdn call block time - isdn call prohibit time - isdn callback wait time - isdn callback response time - isdn disconnect time - isdn disconnect input time - isdn disconnect output time - isdn fast disconnect time - isdn forced disconnect time - isdn disconnect interval [14] date コマンドで日付を指定する時に、従来は西暦の下2桁を指定していたが、 4桁すべてを指定するように変更。 [15] Win95 のダイヤルアップサーバや WinNT の RAS サーバに対してルータから 発呼して接続できるように修正。 ■バグ修正 [1] isdn remote address arrive が設定されている時に、isdn remote address call の番号が着信用に利用されていなかった点を修正。 [2] MP の 2B 目以降の呼の方向が、間違って 1B 目の呼の方向で判断されてしま い、発呼にも関わらず pp auth request の arrive-only の設定が効かずに認 証を要求してしまう点を修正。 [3] pp auth username でパスワード無しのユーザを作った場合、起動できなくな る可能性を排除。 [4] MP で複数のリンクが同時にアイドルタイマなどによって切断される時に、動 作がおかしくなる可能性を排除。 [5] pp bind bri が設定されていない PP に対して発呼要求を出すと、それ以降、 設定を正しく修正してもすべての発呼要求が無視されてしまう点を修正。 [6] IPX で SPX キープアライブがうまく働かないことがあった点を修正。 [7] ipx pp route add コマンドが不揮発性メモリに保存されないことがあった点 を修正。 [8] TFTP で設定を取得する時に、パスワードなどに # が含まれていると取得結果 のファイルをそのまま TFTP で送り込めず、'\' や引用符でエスケープしなけ ればならないという点を修正。 [9] (Rev.1.07.01 からのみ) TFTP で設定を送り込む時に、pp auth username の ISDN 番号に不正なデータを入れておくと、本来行全体を無視しなければいけ ないのに、中途半端な形で登録されてしまうという点を修正。 [10] administrator password が設定されている時に、TFTP でパスワードなしで 設定内容を get/put しようとするとリブートしてしまうことがある点を修正。 [11] フラグメントを再構成した結果、トータルサイズが 65536 オクテットを越え る IP パケットを受け取った時に動作がおかしくなる可能性を排除。 [12] (RT200i のみ) IPXWAN を使う(すなわち、デフォルトの設定)では、IPX の同 時対地数が 2 に制限されていた点を修正。 [13] pp auth delete username コマンドでユーザを削除した時、show config な どでは削除されたように見えていたが、内部的なテーブルからは削除されてい ない点を修正。 [14] (RT200i のみ) bridge forwarding コマンドで、三個所以上の相手先を同時 に指定した場合、その設定が不揮発性メモリに保存できない点を修正。 [15] IP Masquerade を使っていて、FTP で大きなファイルを転送している時に、 裏に回っている 21 番のコネクションにデータが流れないとそれが nat timer によるタイマで消されてしまうことがある点を修正。 [16] SNMP において、Trap-PDU の variable-bindings の ObjectNAME が正しくな かった点を修正。 [17] コンソールからの だけでコマンドエラーにならないように 修正。 [18] リモートセットアップ時にハングアップ/リブートする可能性があった のを排除。