ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt100i/relnote/relnote.01.06.15 Revision : 01.06.15 Release : Sep 1996, ヤマハ株式会社 RT100i Rev.1.06.15 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.1.06.14 からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] pp auth username コマンドで登録した相手からの二重接続を禁止するコマン ドを新設。 [Command Format] pp auth multi connect prohibit SW [Parameter] ・SW - on .... pp auth username コマンドで登録した相手からの二重接続を 禁止する - off ... pp auth username コマンドで登録した相手からの二重接続を 禁止しない [Default] off [Notes] 定額制プロバイダ等のセキュリティを重要視する場合に用いる。 [2] 課金単位時間を考慮してISDN 回線を切断するコマンドを新設 ・ISDN 回線を切断するタイマ方式の指定 [Command Format] isdn disconnect policy POLICY [Parameters] ・POLICY - 1 ... 単純トラフィック監視方式 - 2 ... 課金単位時間方式 [Description] 単純トラフィック監視方式は従来型の方式であり、isdn disconnect time, isdn disconnect {input,output} time の 3つのタイマコマンドでトラフィ ックを監視し、一定時間パケットが流れなくなった時点で回線を切断する。 課金単位時間方式では、課金単位時間と監視時間を isdn disconnect interval time コマンドで設定し、監視時間中にパケットが流れなければ課 金単位時間の倍数の時間で回線を切断する。通信料金を減らす効果が期待で きる。 [Default] 1 ・課金単位時間方式での課金単位時間と監視時間の設定 [Command Format] isdn disconnect interval time UNIT WATCH [Parameters] ・UNIT .... 課金単位時間(1-21474836, off) ・WATCH ... 監視時間(1-21474836, off) [Description] 課金単位時間方式で使われる、課金単位時間と監視時間を設定する。それぞ れの意味は下図のとおり: |<------ UNIT ------->|<------ UNIT ------->|<------ UNIT ------->| | <-- WATCH -->| <-- WATCH -->| <-- WATCH -->| |---------------------|---------------------|---------------------| 通信開始 -->時間経過 WATCH で示した間だけトラフィックを監視し、この間にパケットが流れなけ れば回線を切断する。回線を接続している時間が UNIT の倍数になるので、 単純トラフィック監視方式よりも通信料金を減らす効果が期待できる。 [Default] UNIT = 180秒 WATCH = 6秒 ■仕様変更 [1] anonymous に同じ番号の相手から別の着信があった時に、従来は busy だった のを着信できるように変更。 [2] ICMP Net-Redircet パケットを出さないように変更。 必要がある場合には Net-Redirect の代りに Host-Redirect を出す。 [3] 端末側から ISDN レイヤ 2 リンクを切断しないように変更。 一度でも通信を行うと、その後通信が切断されてもレイヤ 1と2 は共に上がり っぱなしになる。 ■バグ修正 [1] Anonymous に対して、2B 目の発呼ができない点を修正。 [2] ip pp route add コマンドで、'name' パラメータに英大文字が使えない点を 修正。 [3] show account コマンドで、コールバックによる発信が着信と誤って数えられ る点を修正。 [4] SNMP の表示が一部おかしかったのを修正。