ftp://ftp.rtpro.yamaha.co.jp/pub/rt100i/relnote/relnote.01.06.10 Revision : 01.06.10 Release : Jun 1996, ヤマハ株式会社 RT100i Rev.1.06.10 リリースノート ========================================================================== ○ Rev.1.06.08 からの変更点 ========================================================================== ■機能追加 [1] 回線がつながっていない時には、その PP に関するスタティックルーティ ングを LAN に RIP で広告しないようにする機能を追加した。 ・ RIP 広告の停止 [Command Format] ip pp hide static route SW [Parameter] SW ... on RIP で広告しない off RIP で広告する(デフォルト) [2] pp auth username コマンドで、相手の名前に '*' を与えた時にはワイル ドカードとして扱い、他の名前とマッチしなかった相手に対してその設定 を使用する。 [3] ip filter コマンドで使えるポート番号のニーモニックとして 'ident' を追加した。 [4] 課金によって発信を制限するコマンドを新設した。 ・課金による発信制限 [Command Format] account threshold YEN [Parameter] YEN ... off 発信制限機能を使わない 10-21474836 円 [Description] 網から通知される課金の合計(show account コマンドで表示される) の累計が指定した値に達したら、それ以上の発信を行わないようにす る。課金が網から通知されるのは通信切断時なので、ただ単につなが りっぱなしになっている場合にはいくらかかっているのか分からず、 制限はできない。そのため、 isdn forced disconnect time コマン ドで通信中でも強制的に回線を切るような設定にしておく方が良い。 また、課金合計は clear account コマンドで 0 にリセットできるの で、schedule at で定期的に clear account を実行するようにして おくと、毎月一定額以内に課金を抑えるといったことが自動でできる。 [Default] off ■仕様変更 [1] ip filter コマンドでありえない IP アドレス/マスク(例えば、 192.168.1.21/24 など)が指定された時には、入力時にエラーとして弾く ようにした。従来はそのまま受け入れ、単にマッチしない項目となってい た。 [2] ppp mp timer で設定できる範囲を 5 〜 100 秒から、1 〜 21474836 秒 に拡大した。 [3] bridge forwarding コマンドの仕様を変更した。宛先の引数を二つ書く時 には両方とも相手先を示す数字でなければならず、anonymous や leased の場合には一つしか書けないものとする。これにより、bridge forwarding anonymous とした時に anonymous 相手に同時二対地接続が可 能になる。 ■バグ修正 [1] syslog パケットの後ろにゴミを付けていたのを削除した。Linux の syslogd で受けているとこのゴミまで記録されていた。 [2] 新認証体系で着信させる場合、認証として CHAP を要求している時に、相 手から登録されていないユーザ名が送られて来たらハングアップしてしま うというバグを修正した。 [3] console character euc の時に、メッセージが字化けすることがあったの を修正した。 [4] show ip filter list コマンドの表示で、宛先ポート番号が 2 回書かれ てしまうのを修正した。